「クララ白書」 | 雪うさぎ

雪うさぎ

 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。


雪うさぎ

著:みさきのあ  原作:氷室冴子  FCコロネット


 「少女隊」で実写映画にもなったし、当時の

氷室さんの代表作の1つになるのかな?。

 

 お嬢様学校?(の部類)徳心学園の寮・クララ舎

に生活する少女たちの青春を描いた作品。

 続編は、主人公が高校生になってから入る「アグ

ネス舎」を舞台にした、「アグネス白書」。


 主人公・しーの(桂木しのぶ)は、元気がとりえの

明るい女の子で、短気でお人よし。

 ナタ振りのマッキーや、漫画家志望のキッカ・・・

それに、何故かしーのを気に入っているらしい、

全生徒の憧れのお姉さまたちに、しーのに辛くあた

る後輩の美少女・夢見(実は、しーのの崇拝者で^^、

自分の感情を上手く表現できていなかった)と、

個性的なキャラたちが、学園生活を満喫していま

す。


 今でいう、百合小説では、ありませんが、吉屋信子

さんの影はあるのかな?という作品です。

 もう、こちらは、今の時代の風潮の「百合」という

言葉に近い「マリアさまがみてる」との関連性につい

て談義されるくらいに、根底には、両作とも吉屋信子

さんがいるのかもしれません。

 昭和後半のアレンジと、平成の時代のアレンジの

差なのでしょう。

 「マリみて」が騒がれる以前には、久美沙織さんの

「丘ミキ」が、「クララ白書」と比較されていたのですが、

個人的には、この2つは「比較するもんなのかな?」と

思ってます(あくまで、うち個人的にね^^)。


 「丘ミキ」(丘の家のミッキー)については、そのうちに^^。



 画像は、映画化記念にコバルトで掲載された、

「クララ白書番外編・お姉さまたちの日々」の扉絵。