「14番目の奏鳴曲(アルペンローゼ番外2)」 | 雪うさぎ

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 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。

著:赤石路代  FCちゃお



注)ストーリーはネタばれです。


 イブなので、クリスマスの作品をと想うたの

ですが^^、「聖しこの夜」は紹介しちゃったし、

後、印象的な作品はオカルトなんでやめた^^。


 一言。

 やっぱり、ジャン・ジャックは最高w。


 舞台はナチス統治下のドイツ。

 主人公・アルフレード(このとき10歳)は、その

マスクから、女の子に騒がれ、作家の父と美人

のルイーズという母をもつ。そして、マザコン^^。


 母と同じ「ルイーズ」という名前から、ユダヤ人

の少女と仲良くなり、その少女を守るため、はじ

めて他の生命(犬)を奪ってしまい、心を痛める。


 この心優しき少年が、冷酷な暗殺者となるまで

を描いた作品です。

 

 母・ルイーズは、その容姿から、ゲシュタポの一

人に狙われる。

 そのゲシュタポは、ルイーズを手に入れるため、

作家である父を反ナチの容疑で収容所送りにし

ようとし、母は父の命乞いのために関係を持つ。

 そして、精神が壊れてしまい、精神病棟へ。


 そんなおり、アルフレードの出生の秘密がわかる。


 実は、主人公は、ルイーズが、自分の子(本当の

アルフレード)が死んだことが認められなくて、病院

から盗んできたスイス人であった。

 本名はジャン・ジャックで、本編の主人公・ジュディ

の幼馴染であり、恋人のランディの兄だった。


 そして、欧州大戦。


 少女・ルイーズはユダヤ人のため、逃避生活に入

り、母・ルイーズは投身自殺、誰も居なくなったジャン

は、あのゲシュタポに復讐するために、ナイフ投げの

練習をしているときに、本編での敵役・ジョルジュと出

会い、アサシンへの道に。


 ラストの方で、とあるユダヤ人の暗殺の後、偶然に

少女のルイーズと再会。ルイーズが初恋の人・アルを

見つけて、駆け寄ってくるのですが、・・・。


 懐から拳銃を取り出し、「見逃してやる。行け」と。

 「あなたは、あのアルじゃないわ!地獄に落ちるとい

い。人殺し!」


 母・ルイーズも悲惨やったけど、この少女もかなり。

 本編終了後の番外作品やから、この少女がその後、

どんな運命を辿ったのかは、分かりませんが・・・・・。

どーなったのかな?と気になります。



 単行本の落書きでもありますが。

 アニメ版「炎のアルペンローゼ」で歌われている「アル

ペンローゼ」は、作詞は勿論、作中で出てきているから、

赤石路代さんですが、作曲は、久石譲さんです。