「悪魔の十三夜」 | 雪うさぎ

雪うさぎ

 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。

著:曽祢まさこ    KCなかよし



 実家に帰る度に、物置の奥を漁るのですが、

今回の収穫(?)です。

 でも、2巻やけしかなかった(全2巻)・・・・・・。


 「わたしが死んだ夜」もそうやけど、ストーリ

ーや展開もしっかりしていて面白いし、オカルト

の基本である・・・・・”あの結末”がまっていま

す^^;。


 マデリン(主人公)の母は、賊に殺されたが、

”悪鬼”となって蘇った。

 その代償は、人の命を食らうこと。

 今(中世)、ロンドンを騒がせている”吸血鬼

さわぎ”の犯人は、主人公の母やった。


 そして、凶悪な脱獄犯が、再び彼女たちの

前に姿を現し、何とか撃退するものの、これ以

上、この村には居られないと判断。母、マデリン、

弟のD、家政婦のモイラの4人は、港町に引っ

越すことにする。


 それから、3年の平穏な日々が過ぎた・・・。


 霧の夜、ロンドンで母が狙った獲物は、あの

悪名高き”ジャック・ザ・リッパー”やった。


 *切り裂きジャックを知らない方は、自分でぐ

   ぐってください^^。


 ジャックに深手を負わせるものの、母は、致命

傷で、吸血鬼のように塵とかしてしまう。


 残された、マデリンと”D”は、政財界の大物の、

親戚のおじのところに引き取られることになるが

・・・・・・。


 マデリンには、母によって記憶を消され、母によ

って守られていた・・・・過酷な運命が待っていた。



 偶然といえば、偶然やし、想いすごしなのかも

しれませんが、弟がD(ディオン)というのは・・・・

弟は”吸血鬼”には関係ありませんが、何ていう

か・・・^^;。菊地秀行さんの「吸血鬼ハンター”D”」

の”D”という名は”ドラキュラ”の”D”とも、”ダンピ

ール”の”D”ともいわれるという設定なので、曽祢さ

んも、それにひっかけたのかなー?という気がします。



「悪魔の十三夜」2巻  KCなかよし561巻

  昭和62年2月6日第1刷発行