「守ってあげたい」 | 雪うさぎ

雪うさぎ

 子供のときから、作文とか読書感想文は苦手で^^。
 つたないながらも、少女漫画と少女小説の紹介をして
いきます。

著:松本美緒 KC(F)

 「彼女の彼」・・いあ。「拓也~~」のほうか・・
の紹介のときに書いたはずやけど・・・

 この方の作品はあまり好きではありませんでした。

 上記の作品の印象が強すぎたのかもしれません。

 「不良」やら「暴走族」やら・・・そんなのを主
人公にするなとw。

 今、改めて読み返してみて・・・・

 やはり・・・うちが当時、表面しかみてなかった
かなー?と・・と、いうか、見えてなかった・・・。
 ま、作品全体に、その雰囲気はあるのやけど・・・
それはやはり昭和当時の・・・あの時の・・流れなの
かな?と思います。

 この著者の作品それぞれに、「テーマ」が盛り込ま
れていることに気づきませんでした。
 当時は「なんで、こんな人気あるの?」とか思うて
ましたしw。

 この作品のテーマは・・・

 「守ってあげたい」

 このタイトルでピンとくるかたはたくさんおるでし
ょうね。そう、あの曲がモチーフですw。

 この短編はその「人を守る」がテーマ。

 主人公・義孝が13のときに8つ上の兄が単身赴任
になった。
 「いいか、これからはお前が玖美のことを守るんだ
ぞ」と、言い残して。

 玖美とは、主人公の幼馴染。
 その玖美は義孝の兄のことが好きだと信じて疑わな
い。
 だから、「人を守るって何?」と・・・・

 別に、何か暗殺者から狙われているわけでもない。
 人を守るって何なのか、わからない義孝。

 いろいろあって・・・(説明がめんどいわけやない・・
いあ、決してそういうわけやないですw)

 自分も玖美に守られていたことに気づく。

 少しずつ、「人を守り、守られる」ということが
どういうことなのか?と気づき始める・・・

 という青春模様です。


「守ってあげたい」  表題作
 昭和62年3月14日 第一刷発行