沖縄米空軍の想い出-1 | Bokensdorfのブログ

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国際結婚から考えた「隠れた構造・隠れた文化」について
加えて「世の中の仕組みは実はこうなっている」について書きます

沖縄でヘリコプターの墜落事故がありました。
日本のマスコミはここぞとばかり、嬉しそうに「沖縄に安全な空を」キャンペーンを
始めています。

彼らは3.11の時にも出動して日本人を助けてくれた人たちですよ。
慎んでご冥福をお祈り申し上げます。


むかし、私は航空自衛隊の幹部兼操縦士として沖縄に勤務していました。
米軍との協同訓練を担当しました。

嘉手納基地には飛行機でも行ったし、車でもよく行きました。

友人にケスラー少佐という人がいました。パイロットです。

ある日、嘉手納基地の滑走路脇で二人で懇談していると、
大型の旅客機から女性ばかりが降機してくるのが見えた。

米軍には病院船ならぬ病院機というか、患者空輸専門の機体があることを知りました。
パイロットもクルーも全員女性(クルーは全員ナース)なのです。

そのコールサイン(管制塔と交信するときに使う名前)は「ナイチンゲール」だそうです。

"Kadena Tower, this is Nightingale." などと呼び出してくる訳です。

ケスラー少佐はこう言いました。
「Nightingale のコールサインが聞こえてくると我々他の飛行機はみんな進路を譲るんだ」

私は言いました。
「レディーファーストだから?」

ケスラー少佐は言いました。
「いや、危ないから」

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続く



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