アーサー・コナン・ドイル No.3◇四つの署名◇ | 星よりも大きく、星よりも多くの本を収納する本棚

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犯罪の下に「四つの署名」

 
 
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◇四つの署名◇ -The Sign of Four◇
アーサー・コナン・ドイル 日暮雅通訳
 
 
月刊誌連載の前に書かれた長編第二作。事件のない退屈をコカイン注射で紛らすホームズという、ショッキングな幕開けから、ホームズの語る"推理の科学"、そしてメアリ・モースタン嬢の持ち込む不思議なじけんへと、物語は興味深い展開をみせる。ベイカー街不正規隊(イレギュラーズ)の活躍、依頼人に惚れてしまうワトスン、アグラの財宝にまつわる話など、面白み満載。
 
 
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「ぼくの頭脳は、停滞しているのが大嫌いなんだ。問題がほしい。仕事がほしいんだ。とびぬけて難しい暗号でもいい、最高に複雑な化学分析の材料でもいい。そういうのをもってきてくれたら、本来の自分でいられる。そうすれば、人工的な刺激なんか施さなくてもすむ。退屈な日常を繰り返すのなんかごめんだ。気分が高揚するようなことがほしくてたまらないんだよ。だからこそこの特異な職業を選んだ、(以下略)」(P.11)
 
 
「緋色の研究」事件以来、退屈で退屈で仕方がないホームズはコカイン注射で気を紛らしています。
 
 
医者ワトスンが止めるのを聞くわけがなく、ホームズはワトスン相手に「推理の科学」という講義を始めます。そんなこんなしているうちに依頼人がやってきました。
 
 
依頼人メアリ・モースタン嬢はホームズの退屈をぶっ飛ばしてくれる面白い話をします。10年間消息をきかない父親、数年前から届けられる高価な真珠、真珠の主かと思しき手紙……それは父親の消息から始まる殺人事件と謎の財宝への案内状だった!
 
 
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というわけで「四つの署名」です(・∀・)
シャーロキアン、ホームジアンの間でも名作と名高い本作は、
莫大な財宝を巡る、冒険談であります(*^.^*)
 
 
ホームズたちが殺人事件の謎を解き、財宝にたどり着くところも面白いけど、終わりで語られる、全ての始まりの話も非常に面白いです(°∀°)b グッ!!
 
 
二作目にして語り手が恋に落ちてしまうのはアガサ・クリスティの「ゴルフ場殺人事件」にも見られますねヘ(゚∀゚*)ノ ただし経緯が全然違うけど^^;
 
 
あと本書では
ホームズの顔が(多方面で)広かったり、
ホームズが自ら料理をふるってくれたり
意外な側面が見られるのも面白い所以かなと思います(*^^*) 
でもコカインはやっちゃだめだよーホームズー、スコットランド・ヤードに逮捕されちゃうよー| 壁 |д・)」
 
 
財宝を巡る推理小説が好きな方にはこの本はオススメです(°∀°)b !! 
読んだことのある人が多いとは思いますが(^▽^;)
 
 
「四つの署名」でした(^-^)/
来週はついに! あの名作! 「Y」!、