術後1年3ヶ月 シスプラチンによる難聴と放射線による歯の知覚過敏 | 首のしこりと僕 側頸嚢胞〜癌 目指せサバイバー

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47歳美容師 
40の時に突然の癌宣告 
ウィルス性中咽頭がん
5年後、鎖骨リンパ節転移
手術、抗がん剤、放射線

2022/3 胆のう摘出

本日、術後1年3ヶ月の定期検診でした。

結果は無事異常なし。


ご心配をおかけしております皆様、ありがとうございます。



さて今回は、僕に起こっている抗がん剤(シスプラチン)と放射線による副作用について掘り下げたいと思います。


・シスプラチンによる難聴


主に気になるのは耳鳴りなのですが、一般的なキーンとなる耳鳴りが一瞬鳴るのとは違い、真夏にセミが鳴いているようなジーーーーーっていう音が、ずっと鳴っている状態です。


耳鳴りについて調べると、これは耳が鳴っているのではなくて頭が鳴っている。いわゆる幻聴だそうです。現代の医学でも消し去る方法は無いそう。

ちなみに聴力を調べると、


↑このような状態です。左耳が70〜74歳。

*右耳の上のラインは書き間違いです。


試しに右耳に耳栓をしてエアコンを入れてみた所、ピピッの音が全く聞こえませんでした。

これにはビックリ。普段普通に聞こえてると思っていましたが、右耳でカバーしていたんですね。


この難聴が耳鳴りの原因らしいです。

とりあえず親父の形見の補聴器を僕の耳に合わせて調整してもらい使ってみることにしました。


耳鳴りは、強く気になる日とそうでもない日があるのですが、そのトリガーポイントがわかりません。

気にならない日が続くように色々試しています。


漢方、西洋薬、鍼、整体、あまり効果ありませんでした。。。




・放射線治療による歯の知覚過敏


以前にインプラントに出来なかったお話もしましたが、そちらは無事ブリッジが入りました。

初のブリッジでしたが、快適に使えております。


問題は他の歯。

とにかく沁みるようになってしまいました。

元来歯はあまり強くないので、フロスや歯間ブラシなどでケアはしているつもりですが、歯ブラシの先が当たっただけでも痛い。

歯医者さんでのPMTCも痛くて拷問の時間に。


僕の考えでは、放射線治療で唾液が減ってしまったことで再石灰化がされづらくなってしまったのではないかと思います。

唾液は口腔内の汚れを綺麗にしたり歯や粘膜を守る作用があります。

治療の副作用で唾液が出にくいので、口内環境が悪化しているのではないでしょうか?


歯も削れて来てしまっているので、マウスピースとフッ素の洗口液、柔らかい歯ブラシとフッ素の歯磨き粉でケアすることに。

あー唾液って大切ですね。


・まとめ

今回は1年3ヶ月現在の後遺症を書きましたが、

・壊れた耳の細胞は元に戻らない。

・唾液は2年ほどかかりながらゆっくり元に戻っていく。

そうなので、やはり付き合っていくしかなさそうですね。

耳鳴りの革命的な治療が見つかりますように。


このブログが中咽頭がんを治療された方の参考になれば幸いです。


それではまたお会いしましょう。