クレイの使い方のレシピ本がないのは。。 | 【クレイテラピー】チコ流ガイド

【クレイテラピー】チコ流ガイド

【ぷれらんて】は広島県尾道市で活動する クレイテラピースクール&サロンです。
クレイを中心とした講座を通して、心身を整え、身体や心の声を聴きながら、自分を大切にし 自分の力で元気になれるように、お手伝いをしていきます。

こんにちは。青山です。

先日、クレイの完全講座である
「ホリスティック・クレイテラピー講座」2回目の授業でした。


既にアロマなど、他の自然療法の学びをされている方々なので

自然の恵みをケアに利用するということの意味や、さじ加減がわかっていて

クレイで「治す」ということに過剰な期待をするわけでもなく、

「治すのは、自分自身の治癒力。そのお手伝いをしてくれるのがクレイ」
と、しっかり認識されています。

なので。

いろんな体質の人がいるので、クレイを使った時の反応もいろいろ。
だからこそ、「こんな時には、このクレイを、こういう使い方で・・」という
【レシピ】的なものが作れない・・・というのも
しっかりと認識してくれてます。



講座では【ケアにはグリーンイライト】という選択の理由をお伝えしています。

なんの情報もない中でクレイを使うのは、とても難しいし、不安だし、
無駄になってしま事もあるので、「目安」としての、ある程度の知識は必要です。

でも、実際に「ケアにグリーンイライト」を使った時、肌や身体になにかしら
想像していなかった反応や、期待していなかった反応が出ることもあったりするわけです。
例えば・・

①思いのほか、身体の方が重だるくなってしまって、「これ、続けてやるのしんどいな・・・。でもあと2回くらいやったら炎症も落ち着くんだろうけど・・どうしよう」

②炎症は落ち着いたけど、クレイを乗せてるところの肌の乾燥が進んでしまって
「続けてやって、炎症は治まるだろうけど、その代わりに肌のケアが大変になりそう・・」

③がっつり働いてくれるのはとってもいいんだけど、一気にじゃなくて、時間はかかってもいいから、もうちょっとゆっくり働いてくれるといいんだけど・・

④クレイがいいのは実感できるんだけど、手間がかかるのがちょっとなぁ~。
ペースト作るのに、量も使うし、乗せてる間はちょっと他の事できないし・・
峠は少し超えたからもうちょっと簡単に使えないなぁ~

などなど・・・

1回目のクレイパックのあと、もしこんな感想をもったら、
2回目以降も同じグリーンイライトを使う・・という選択を迷ったりしますよね。


これは、答えではなくて、あくまでも「私だったら・・」の選択ですが

①だったら・・2回目以降は、疲れている身体に優しく働いて、かつ、イライトの吸収もきちんと働いてくれるイエローイライトに変更するだろうし。

②だったら・・肌に水分を集めてくれるグリーンモンモリオナイトかな。

③だったら・・2回目のペーストにはホワイトカオリナイトを少しブレンドして様子をみるだろうし、

④だったら・・クレイ湿布じゃなくて、エンヴェローブメントやクレイバスなど、使い方の再検討をしてみると思う。



もし今回の2回目以降の選択が、とても心地よかったら、

次に同じようなケアを必要とした時、もしかしたら初めからグリーンイライトという選択はしないかもしれません。


クレイ講座の初日。
ぷれらんてでは、5種類のクレイやガラスボールやスパチュラなど、
クレイをするために必要な材料・道具を一式お渡ししています。

それは、講座が始まったら、どんどんクレイを使ってみて、
その時の体感をたくさん味わってほしいからです。

使ってみた経験が、その後の「クレイの選択」のヒントをくれます。


講座で習った知識と、
自分自身の経験が合わさって、
それは「知恵」に生まれ変わるんですよね。

講座が終わった時、沢山の「選択のヒント」を得て、たくさんの「知恵」にしていってほしいと思います。

沢山積み上げた知恵が、その人の持つ、貴重なレシピになるんだと思うんです。


基本的な目安としての知識は、必要だと思うので講座でお伝えしていますが
安易にレシピを伝えていないのは、こういう部分を大切にしてほしいからだと
私は思います。