ピーター・クボタのハリウッド映画大好き -465ページ目

ウエストエンドからハリウッドへ

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今年のトニー賞【米演劇の賞】に「南太平洋」が最多の7部門で受賞したそうです。
映画だけでなく、演劇でも「リメイク」がなされています。それだけ、題材不足なのかも知れません。昔、映画「南太平洋」(1958年)になったのを見ました。

さて、ミュージカルの「南太平洋」はロンドンのウエストエンドで20年前に観ました。
丁度同じときに、、ミュージカル「42ndStreet」も観ました。
 そのとき、主役を演じた娘ですが、後からずっと気になっていたのですが、
去年そのときのパンフレットが出てきてみたら、やっぱりそうでした。

そのときウエストエンド・ミュージカル「42ndStreet」で娘を演じたのは、まだ10代の
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)でした。
 それから、彼女は、ハリウッドに渡り、42ndStreetを地でゆくサクセスストーリーを演じているわけです。また、、マイケル・ダグラスと結婚しました。ミュージカルが映画化された映画「シカゴ」に抜擢され、アカデミー助演女優賞をとる活躍をしたのも、ミュージカル出身者では当たり前だったかもしれません。

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」来日記者会見2008年5月19日の写真 マーク・ジョンソンさん(プロデューサー)

映画「ナルニア物語」の白い魔女は、今、旬(しゅん)の悪役

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映画「ナルニア物語」の白い魔女は、今、旬(しゅん)の悪役

映画はもちろん脚本がすべて。その映画の中で、実は悪役がどれ位手ごわいかが映画の展開に緊迫感を与えると思います。 例えば、「フェイスオフ」という映画では、ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタが、悪役はもともとニコラス・ケイジですがこれが入れ替わってしまう。

「ターミネーター2」の、追っかけてくるターミネーターのしぶとさ、不気味さ。香港映画の「インファナル・アフェア (1作目)」は香港マフィアと香港警察の熾烈な戦いがスリリングに描かれている作品で、ハリウッド史上最高のリメーク料を支払ったと言われています。潜入捜査官としてマフィアに入り込むヤン(トニー・レオン)と、そのマフィアから警察に潜入するラウ(アンディ・ラウ)の物語で面白かったです。


さて、実は「ナルニア国物語」でも、悪役が出てきています。それは白い魔女で、100パーセント悪です。この魔女を演じているのが、ティルダ・スウイントンで、キアヌ・リーヴス主演『コンスタンティン』(2005)の大天使役、それから「フィクサー」でも冷酷な悪い法律家で、ジョージ・クルーニーと対決する悪役でアカデミー賞助演女優賞を受賞しました。今、旬(しゅん)の「悪役」と言えるかもしれません。


「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」来日記者会見2008年5月19日の写真 記者会見 左からアンドリュー・アダムソン(監督)、ウイリアム・モーズリー(ピーター役)、ジョージー・ヘンリー(ルーシー役)、関根麻里さん、ベン・バーンズ(カスピアン王子役)、マーク・ジョンソン(プロデューサー)

映画でもバリアフリー、映画をもっと楽しもう!

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視聴覚障害者が、日本には65万人おられるそうです。
そうした方にも、映画をもっと楽しんでいただこうという試みが始まっています。
 映画の中での主要場面の場所を点字で前もって知っておいてもらったり、
音声ガイダンスつきで、セリフとセリフの間にそれを流したりしているそうです。

先日、東京の小学生と視聴覚障害とが一緒の上映会があったそうです。
なかなか好評だったようです。
視聴覚障害の一人が「皆と一緒に映画を楽しめたのがうれしい」と言われていたのが、
心に残りました。自宅で、DVDで映画を見れるこの時代、やはり映画館まで足を運んで
映画を観るのは、大画面や音響だけでなく、皆で同じ映画を観る楽しさがあると思います。

昔、銀座の並木座という映画館で黒澤明監督の映画「生きる」を観ました。200席ぐらいの狭い映画館でしたが、観おわったあとに皆が感動し圧倒されたのがよくわかりました。そのときのことを思い出しました。映画館に行ってみるのはそれだけの楽しさがあります!


「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」来日記者会見2008年5月19日の写真

【ネタバレ】「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(その18)【ネタバレ】

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【ネタバレ】
映画の中での印象的な場面(その18)・・・なぜエドモンドは変わったのでしょうか?

【ネタバレ】

第2作の見どころはたくさんありますが、一つうれしいのは、次男のエドマンドが変わったことがあります。 1作目のエドマンドと比べると、全く変わっていて、別人のようです。 2作目では、ピーターを喧嘩のときも、戦闘の時も、白い魔女との間でピーター、カスピアン王子が動けなくなってしまった時もそれを救ったのは、エドマンドでした。 ピーターに対しての苦々しい思いもなくなっていて、いつもそばにいて助けるようになっていました。

では、【なぜエドマンドは変わったのでしょうか?】

第1作では、特にピーターなどとの間が、うまくいってなくて、「面白くない」気持ちを持っていたところを、白い魔女に突かれました。もちろん大好きなお菓子でも釣られた面もありますが。ともかく、ピーターたち兄姉に対しての裏切り、ナルニアの民に対しても裏切りとなり、法令によれば、エドマンドは白い魔女にそのいのちを渡さなければならない状況でした。

それを救ったのが、ナルニアの偉大な王であるアスラン(ライオン)です。

自ら、エドマンドの身代わりになって自分の命を投げ出したのでした。アスランは死に、その結果、死ぬべきエドマンドの命は助けられたのです。 エドマンドは、自分のおろかさのため、ピーターたち兄姉やナルニアの民に対しても裏切ってしまったことの後悔、また、身代わりになってくださったアスランへの感謝、そうしたものが、エドマンドを変え、成長させたのだと、私は思います。

 とくに、【自分のために自ら命を投げ出してくださる方(アスラン)がいることを知ったこと】は大きかったのではないかと思います。

*作者のC.S.ルイスは、クリスチャンで、このアスラン(ライオン)は、実は、私たちの罪の罰のために自ら十字架にかかって死んでくださった神さま、イエス・キリストのことを書いています。 もちろん、アスランがよみがえったように、「イエス・キリストも3日目によみがえって悪魔の仕業を 打ち破りました。


「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」来日記者会見2008年5月19日の写真 記者会見 左からアンドリュー・アダムソン(監督)、ウイリアム・モーズリー(ピーター役)、ジョージー・ヘンリー(ルーシー役)、関根麻里さん、ベン・バーンズ(カスピアン王子役)、マーク・ジョンソン(プロデューサー)

映画「奇跡のシンフォニー」(AUGUST RUSH)は楽しみ!

6月21日からの映画「奇跡のシンフォニー」は楽しみな映画です。
2月にハリウッドに行った時に封切られていて、観たかったのですが、
観れなかった映画です。
 主演は「チャーリーとチョコレート工場」「ネバーランド」の子役、フレディ・ハイモア。
ロビン・ウィリアムズも出ています。
 主題歌の「Raise It Up」は、アカデミー賞主題歌賞にノミネートされた曲で、
確か内容は、「私はこんなに大変で、何も出来ない・・・・・」、最後に「だから私は祈る」
という曲だったと思います。


これは掘り出し物、映画「最高の人生の見つけ方 」【ネタバレ】

【ネタバレ】

ジャック・ニコルソンとモーガンフリーマンという顔合わせだけで、
面白そうです。
ジャック・ニコルソンは、最近の「ディパーティッド」でもそうですが、マフィアのボスとか普通でない、もっと言うなら異常な人を怪演してきました。一方、モーガンフリーマンは、「ブルース・オールマイティー」や「エバン・オールマイティー」では、聖書の創造主なる神さま。「トータルアフェアーズ」では、善良なアメリカ大統領。このふたりが、一緒になること自体面白いです。
 

原題は、『棺おけリスト』ということだそうで、
死ぬまでにやりたいことをリストアップする話で、2人が
そのリストをやってゆく話です。死を前にしたこの2人・・・悲惨かというと・・・。
実はまるっきり違うのです。この2人、この映画、実に明るい!! 
そして、最後のシーンで、この2人、信仰をもって確かに天国にいったんだと思います。

信仰を持って死んだら天国。だから死は明るい!実に明快な映画でした。


ところで、あの2人、本当に、スカイダイビングをしたのでしょうか?


映画評論家の水野晴郎さんが昨日亡くなったそうです

「映画って、本当にいいですね!」でおなじみだった
映画評論家の水野晴郎さんが
昨日亡くなったそうです。
76歳だったそうです。
水野晴郎さんは後に、「シベリヤ超特急」で映画監督もやりました。

【ネタバレ】「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」(その17)【ネタバレ】


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【ネタバレ】

第1作でもそうですが、第2作でも
アスラン(ライオン)が動くまでは、ナルニア国は
苦戦し、ぎりぎりまで追い込まれます。
もうダメか、アスランはまだ来ないのか?・・・・

 しかし、ひとたび、アスランが現れ、ひとほえすれば、
一気に形勢は逆転し、敵を完全に打ち破ります。
第2作でも最後の最後にびっくりするような展開が待っています。

日本男子バレーボールの先日のアルゼンチン戦みたいにぎりぎりまで競って勝つという感じではありません。アスランが動き始めたらもう誰も止めることはできません。アスランは圧倒的な勝利者です。また、ルーシーのように、アスランに信頼する者も圧倒的な勝利者です。


そして、ナルニアの民やペベンシー四兄姉のように、アスランに信頼してよかった、アスランありがとう!と同時に、アスランを疑ってすみませんでした・・・ということになります。

実は、このアスラン、聖書の神さま(イエス・キリスト)を指しています。
アスラン(神さま)に信頼するものは失望することがありません。


「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」来日記者会見2008年5月19日の写真


映画の興行成績、「カンフー・パンダ」、ジャック・ブラック


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日本では、「相棒」を超えて「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」が2週続けてトップ。
全米では、どうも先週末は「カンフー・パンダ」が首位登場だそうです。先々週は
「インディ・ジョーンズ」、その前の週は、「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」。「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」は、内容がすばらしいので、もっとヒットして欲しいです。

さて、「カンフー・パンダ」の主役のパンダの声を、ジャック・ブラックがやっています。
 ジャック・ブラックといえば、猛烈、強烈な個性で、どこまでが演技で、どこまでが地なのかわからない俳優です。「ナチョ・リブレ 覆面の神様 Nacho Libre」 (2006) では、
孤児たちのためにプロレスをする修道士(実在の人物をモデル)、「スクール・オブ・ロック The School of Rock」 (2003) では、ロックいのちの人物を演じました。

「ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛」来日記者会見2008年5月19日
記者会見 左からアンドリュー・アダムソン(監督)、ウイリアム・モーズリー(ピーター役)、ジョージー・ヘンリー(ルーシー役)、ベン・バーンズ(カスピアン王子役)、マーク・ジョンソン(プロデューサー)


【ネタバレ】「こいぬのうんち」 DVD発売!

【ネタバレ】

 『神さまは訳もなく何かをつくったりしない。
 きっと、お前にも何か意味があるんだよ !』


日本でもベストセラーとなった絵本『こいぬのうんち』
(平凡社刊、クオン・ジョンセン原作)のDVDが発売されました。
レンタル・ビデオ屋さんにも置いてありました。

 主人公は、ずばり「こいぬのうんち」。皆から汚い、
役に立たない等と馬鹿にされ、『神さまは
どうして僕をこいぬのうんちにしたんだろう?』と、
ひとりぼっちで、誰からも必要とされてないと泣いていました。
そのうんち君が、やがて、僕も誰かの役に立つ大切な存在である
ことを知ってゆく話です。

 いじめとか不登校、自殺など子どもを取り巻く今日の環境の中で、
どんなに小さくて、弱くて、役に立たないように思えても、実は存在価値があって、
役に立つ存在であると伝えています。小学校前の子どもから、大人に対しても大切な
メッセージが詰まっている感動作。


原作は、1969年に、韓国の第1回キリスト教児童文学賞を受賞し、韓国では、
60万部の売り上げを記録。今回のクレイ・アニメーション『Doggy Poo』は原作をもとに、
韓国教育放送公社が製作したTVアニメで、東京国際アニメフェア2003で、
パイロット部門最優秀作品賞受賞。日本語版の吹替版主人公は、
タレントのベッキー。音楽は、『冬のソナタ』のイルマが担当。