『人には優しくされた記憶が必要だ』 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・アートセラピー・心理学レッスンなどをしています。

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 人には優しくされた記憶が必要だ

 

  (「活版印刷三日月堂 届かない手紙」 ほしおさなえ)

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「おまえは弓子(孫娘)に甘いからなぁ。」

と夫に言われた女性が

「でも、、」と話しかけると

夫は、それを遮って言います。

 

「いや、いいんだよ。人には優しくされた記憶が必要だ。」

 

夫は妻に常日頃から

「おまえは弓子に甘い」と言っているのだけれど

孫に優しくすることは妻に任せていたのだろうなぁと

じんわりと温かい気持ちになりました。

 

そして、そんなおじいちゃんの優しさを

きっと弓子ちゃんも知っているのではないか

とも思いました。

 

 

人には優しくされた記憶が必要というのは

本当にその通り。

 

以前学童の指導員をしていた友人が言っていました。

家庭で愛情をかけてもらえていない子どももいて

家庭の問題をどうこうできる立場にはいないけれど

「ここ(学童)にいる間は全力で愛するんだ」と。

 

それは短い間の関わりかもしれないけれど

とても大切なことだと、わたしは思いました。

 

確かに愛してもらった体験、優しくしてもらった記憶が

あるのとないのとでは、きっと違う。

 

ほんのひとときの、たとえ偶然の関わりでも

優しくありたいと思ったのでした。

 

 

 

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