「どこへ行っても、同じような人はいるよ。」は真に受けなくていい | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・アートセラピー・心理学レッスンなどをしています。

人間関係でとても傷ついて

転職するとか転校するとか転居するとか

環境を変えようとしているとき

こんなことを言う人が、少なからずいます。

 

「どこへ行っても、同じような人はいるよ。」

 

言われた人は

自分がダメだから、人間関係で傷つくことになったんだと

落ち込んだりしてね。

 

はて?

(朝ドラからのパクリ言葉ですw)

 

「どこへ行っても」

と言っている、その人は

地球上の「どこ」にいたことがあるのでしょうか?

 

たとえば

転職しようとしている人に対して言うのであれば

「わたしは1000の職場を経験したけれど、1000か所とも同じような人はいたんだよ。」

くらい、説得力のある事実を披露していただきたいものですが

まあ、大抵はそんな体験があるわけではないですね。

 

そういうわけで

「どこへ行っても、同じような人はいるよ。」

というのは真に受けなくていいのです。

 

「でも・・確かに今までどこでも同じような人はいたし・・」

というのであれば

100歩譲って

「どこへ行っても同じような人がいる可能性はある」

ということとして、認めることにしましょう。

 

けれども

たとえそうだとしても

「どこへ行っても、同じような人はいるよ。」

という発言は、あまりにも無責任です。

 

傷ついている人をさらに追い詰めることになります。

 

自分は大怪我をしているのに

その人は、傷口をナイフで刺しに来ているわけです。

 

たまったものじゃありません。

速攻、逃げましょう。

 

まず、傷を治すことが大事。

そのために、環境を変えようとしているのですから

ナイフを振りかざす人からも遠ざかればいいんです。

 

うっかり刺されてしまっても

ナイフが刺さったままでいないで、抜いて捨てちゃってください。

そして、そのナイフの分の傷も治していきましょうね。

 

 

 

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