本当のことなのかより、何を受け取ったかが大事 | そのままでいいよね☆ゆるなら風舎

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くにのまほろば《奈良》大和郡山市で
『カウンセリングルーム風舎』を営んでいる女性カウンセラーの日記です。
カウンセリング・アートセラピー・心理学レッスンなどをしています。

幼児の頃から小学生くらいまで

祖母の御参りに、よくついていっていました。

 

祖母は優しくなかったし、愚痴を聴くだけの道中なので

「次はもう行かない」って思うのだけれど

懲りないというか、すぐ忘れてしまうので

誘われると、またついて行ってしまうということを繰り返していたのです。

 

よく行ったお寺で

四天王寺だったか成田山だったか

場所はよく覚えていないのですが

各干支の御守り本尊の像が並んでいる場所がありました。

 

祖母は、家族の御守り本尊にお参りするのですが

「里香の守り本尊は文殊菩薩やで。文殊さんに守られてるから賢いんや。」

と、毎回同じことを言ったのです。

 

文殊菩薩は知恵を司る仏さまなので

そう言ったのだと思います。

 

わたしはというと、

賢いかどうかと守り本尊が文殊菩薩ということには

因果関係はないし

だったら、キリスト教やイスラム教の人はどうなのか?

なんてことを思っていました。

 

けれども

祖母のこの説明を繰り返し聞くのは悪い気分ではなかったんです。

「わたしは賢い」

と刷り込まれていくような感じでしょうか?

 

その内容が本当だとは思っていなかったけれど

「里香は賢いんや」ということを

わたしは受けとって、自分の心の中に放り込んだんです。

 

それが本当なのかよりも

それから何を受け取ったのかということが

わたしの心に影響しているんですね。

 

 

 

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