ムーンライト / MOONLIGHT ( 2016 アメリカ ) | green等

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三重県桑名市のへっぽこ美容室greenのブログです。基本的にどうでもいいことばかり書いていくと思いますので気を付けてください。

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アカデミー作品賞受賞作品「ムーンライト」観てきました。


マイアミを舞台に自分の居場所とアイデンティティを模索する少年の成長を、少年期、ティーンエイジャー期、成人期の3つの時代構成で描き、第89回アカデミー賞で作品賞ほか、脚色賞、助演男優賞の3部門を受賞したヒューマンドラマ。マイアミの貧困地域で暮らす内気な少年シャロンは、学校では「リトル(チビ)」と呼ばれていじめられ、家庭では麻薬常習者の母親ポーラから育児放棄されていた。そんなシャロンに優しく接してくれるのは、近所に住む麻薬ディーラーのフアン夫妻と、唯一の男友達であるケヴィンだけ。やがてシャロンは、ケヴィンに対して友情以上の思いを抱くようになるが、自分が暮らすコミュニティではこの感情が決して受け入れてもらえないことに気づき、誰にも思いを打ち明けられずにいた。そんな中、ある事件が起こり……。母親ポーラ役に「007」シリーズのナオミ・ハリス、麻薬ディーラーのフアン役にテレビドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」のマハーシャラ・アリ。プロデューサーとしてアカデミー賞受賞作「それでも夜は明ける」も手がけたブラッド・ピットが製作総指揮。本作が長編2作目となるバリー・ジェンキンスがメガホンをとった。


「映画好きが好きそうな映画」という印象を受けました。

アメリカ映画ですがアメリカっぽくない、陰鬱とした、でも画面の美しさや穏やかな音楽で中和したような・・・(振り返るとトム・フォードの「シングルマン」などに似たムードでしょうか?)


言葉は少なく、エピソードは大胆に省かれて、観る側の想像力に委ねられるような造り。

人によっては退屈な映画に見えるかも知れません・・・

一番驚いたのは主人公であるシャロンの成長過程ですが、

それすらも淡々とこなす脚本。徹底していますね。

イジメ、LGBT、育児放棄、麻薬など社会問題がてんこ盛りですが、それに対して社会的なメッセージを突きつける。ということでもありません。

それらすべても受け止めつつ流すのが人生。とでもいった感じでしょうか?

逞しく成長しながらもピュアな一面を残すシャロン。


感想を言葉にするのが難しい作品ですね笑


ただ、鑑賞後はなんとなく心が軽くなるような感じがします。

何かが心に響くのでしょうね。


個人的には結構好きです。



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