里歩の記録の突出している点は、10年間に渡り長期欠場は一度もなくコンスタントに試合出場を続けたうえでの“10代でデビュー10周年”であること。今後、9歳以下でデビューする選手があらわれたとしても、少なくとも今後10年以上は破られることのない大記録と言っていい。
5月20日(金)市ヶ谷チョコレート広場の座談会では、里歩本人に後楽園大会の希望カードが尋ねられた。里歩の口から出た対戦相手は「IWA三冠王者、米山香織とのタイトルマッチ」だった。
「3月の新木場で米山さんに挑戦して負けたばかりだし、本当はタイトルマッチとか苦手でトマトダンスとか踊ってる試合のほうが好きなんですけど、でも10代でデビュー10周年という選手は今後もいないと思うし、私が後楽園のメインで米山さんのベルトを奪いにいきたいと思います」と里歩。
これに米山は「後楽園のメイン、タイトルマッチ。断る理由はない」と挑戦を受諾。「里歩の記念試合、もっと話題性や集客力のある人とやってほしいというファンもいるかもしれない。でもどんな不利な状況でも闘うのがチャンピオンだし、我闘雲舞の後楽園大会、平日だけどお客さんを1000人入れるのがメインに立つチャンピオンとしての私の挑戦だ！」と宣言する米山。
これにより6月22日後楽園大会のメインは、IWA三冠統一選手権、米山香織vs里歩に正式決定した。
『我闘雲舞 in KORAKUEN HALL 2016 里歩デビュー10周年記念興行 ～十年咲く花は、～』
☆6月22日(水)後楽園ホール(18:30開場/19:00試合開始)
◆IWA三冠統一選手権
米山香織(王者) vs 里歩(挑戦者)
※第８代王者は２度目の防衛戦