神棚の歴史 | ひふみ塾 世回りブログ

ひふみ塾 世回りブログ

子ども達の未来のために食や医療などの真実や嘘を暴いて行こうと思います!

夜路死苦お願いします!





神棚の歴史

神棚が日本の歴史に登場するのは、中世江戸時代中期頃である。もともと神道では神とは常在のものでは無く、人が祀る時に初めて現れるものとされる為、神の常在を前提とした神棚の成立はそう古いものでは無く、古代日本には神棚は存在しない。江戸時代には伊勢神宮や富士に参詣する事が観光旅行として庶民に広まっており、この時、旅行案内人としての役割を担った存在に御師(おし)がある。御師は身分的には百姓と神職の中間に位置づけられて、全国にお神札(ふだ)を配布しながら伊勢神宮への信仰を勧めた。信仰を勧める戦略の一つとして、御師は大神宮棚というものを考案する。 これは伊勢神宮のお神札を家庭で祀ることの出来る物であり、これが今で言う神棚に当たる。神棚が各地の神社の御師によって広められることで、やがて庶民の間に、神道上の慣習として定着するようになった。



 神棚とわ??

神棚は、神社でいただいてきたお神札をおまつりする神聖な場所です。
神さまを棚にまつる風習は古く、天照大御神がお父上である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)から授かった宝物を棚におまつりしたことが神話にも語られています。
神棚の神殿には、伊勢神宮のお神札である神宮大麻(じんぐうたいま)、私たちが住んでいる地域をお守りしてくださる氏神さま、そのほかに崇敬する神社のお神札をおまつりします。

 私たち日本人の祖先たちは、稲作を中心とした生活を営み、稲の生育に合わせて数多くの儀式を生み出してきました。こうした儀式は暮らしに密着したものであり、儀式の中心となる神さまは、私たちの生活を常に見守ってくださる身近な存在として崇められてきたのです。
 さらに日本人は、神さまへの日々の感謝の念をあらわすため、神社からいただいてきたお神札を家の柱などに貼ったり、より丁重におまつりするために、神棚を設けてお神札をおまつりし、神さまの御加護を祈念してきました。
 お参りの仕方は、神社の参拝と同じで「二拝二拍手一拝」です。朝は家族の健康と安全を願い、一日の終わりには平穏無事に過ごせたことに感謝してお参りします。また、お祝いごとのあったときなどは、その都度神棚にその喜びをお伝えし、神の恩恵に感謝してお参りしましょう。



お祀りに必要な物は?

地方により多生異なりますが一般的には水玉(お水)、白皿(米、塩)瓶子(御神酒)榊立(さかき)神鏡が必要なものと言われています。その他にローソク、灯籠、鳥居、賽銭箱を置く場合もあります。もちろん神棚本体(お社)も必要です^^

お米、お水、お塩は毎日お供えします。

※1日、15日又はお祭りの時に御神酒や初物をお供えします。

※水玉、瓶子をお供えするときはフタを取っておきます。






御神札のおさめ方

基本として天照皇大神宮(大神宮様)、氏神様のお神札をおまつりします。
 神棚の中央には、神殿の形を模した宮形を置き、その中にお神札を納めます。
 神座の順位については、神棚の中央を最上位とし、次に向かって右側、その次が左側となります。したがって、宮形が大きい場合には中央に神宮大麻を、向かって右側に氏神さま、左側にその他の崇敬する神社のお神札をお祀りします。宮形が小さい場合は、神宮大麻を一番手前にお祀りし、その後ろに氏神さま、次に崇敬する神社のお神札を重ねてお祀りします。また、「○○祈願祈薦神璽」等と書かれ、願い主の名前が添えてあるお神札(祈祷札)は宮型には納めず、外側の見える位置に立ててお祀りしてください。これは特に祈願があって祈濤を受けたおしるしですから、宮型に納めたお神札と同様に、大切にお祀りしてください





三社神棚の場合

①伊勢の大神宮さまの御神札(国の守護)
②氏神さまの御神札(地方の守護)
③信仰する神社の御札

一社神棚の場合

神棚が小さな場合や一社の場合には右図のように御神札を重ねて、一番表に伊勢の大神宮さまの御神札をお祀りします。





お祀りする方角と場所

神棚は家庭の精神的中心となる神聖な場所です。清潔で、静かな高いところ、又は家族が親しみやすい明るい感じの場所がよいとされます。障子、襖の上など人の出入りする場所は避けますが、押入の上はかまいません。神棚の向きは南向きか東向きにします。北向きや西向きは出来るだけ避けた方が良いでしょう。






神棚を祀っている家庭が殆んど無くなりつつあります。

神の国、日本!

日本の文化を守り継承していかねばなりませんね(^^ゞ




幸食研究所  ひふみ塾
http://www.kousyoku.net/