ただいま『うらかすみ日本酒塾』に参加させていただいてます。
浦霞(佐浦株式会社)主催、一般消費者対象の日本酒セミナー。
仙台の日本酒イベントでお会いした知識豊かな先輩達に憧れ…? わたしは第19期生
最近、ようやく休眠ブログを目覚めさせようと思い立ち、
唐突ですが・・・本日、いきなり蔵見学から。
実は、春から宮城県酒造組合主催の「女性のための日本酒セミナー」にも参加させていただき、
9月からは日本酒塾。2017年は日本酒どっぷり、お酒だけじゃなく、人との出会いも。
なんとも幸せな1年になりました さてさて、忘れないうちに・・・長くなりそうだな。
うらかすみ日本酒塾 スケジュール
第1回目:日本酒入門
第2回目:酒造りと杜氏 (残念ながら欠席)
第3回目:日本酒の香りと味わい
蔵見学 ←←←←← 今日はここ
第4回目:酒造り体験
第5回目:日本酒のある豊かな生活
第6回目:日本酒の原料と各地の取り組み方
女性セミナーでの講義4回、今回の日本酒塾での講義をふまえて蔵見学。興味津々。
ちなみに本日の塩竈、最低気温0度/最高気温6度()
ヘアキャップしっかり着用。前日から納豆禁止
まず最初に、たまたまタイミング良く作業中だった放冷(蒸米をほぐす)を見学。
ここからは(たぶん)予定通りの見学行程だったのかしら。
外は小雪がチラついていた塩釜、指先・爪先がかじかみはじめる。
お米の表面の糠を洗い流す洗米。
タイムキーパー役の方が秒刻みのカウントダウン、時間との勝負しかも水温は5℃
底からしっかりと掻き混ぜてのザル洗い後、シャワーを使ってしっかり白濁を除去。
洗米後、5℃に管理された水槽で浸水。
お米の種類、精米歩合で吸水時間は変わるそう(10分~5時間程度)
浸水した米を、強い蒸気で蒸す。
ごはんよりかなり硬い状態。 「え?まだ生じゃない?」な印象。
奥歯でしっかり擂り潰すように噛み続けると、口の中がふっくら甘くなり、糖化していくのがわかる。
→→→この後に「放冷」です
寒い寒~い洗米工程から、一気にポカポカエリアへ。
放冷した蒸し米に種麹を植え付けて麹室での製麹(せいさく)。麹室は43℃。
枯らし場は20℃。製麹工程は温度管理が重要。結露は大敵。除湿機必須。
不眠不休になる作業、社員をちゃんと9時~5時勤務にするため、温度管理は機械化されたとか。
・・・働き方改革の先駆けじゃないですか
11月から春までは南部杜氏も6人参加。職人さんの経験・技術で酒造りが守られている。
麹を試食。含んだ瞬間に広がる甘味。こんな経験、なかなか出来ないですよね。
様々な工程を経て、ようやく酒母に。蒸米、麹、仕込水。
仕込みタンクに近付き、空気をふわりと掻き混ぜると日本酒の香り。あぁ・・・お酒に近付いてる
ぽこぽこ・・・ぽこぽこ・・・デンプンが糖化して、糖がアルコール発酵していく過程。生きてる。
目に見えない小さなお酒の妖精が頑張ってるイメージ。頑張ってる、頑張ってる、頑張ってね。
おいしく飲んであげるからね。いえいえ、飲ませてください
もろみを搾って原酒に。
お酒の種類によって、濾過・火入(殺菌・発酵止め)・貯蔵・熟成。
これに加水調整して、瓶詰め。ようやく、消費者の元へ。
ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくださる杜氏・企画課の方達。
酒造りの工程以外にも、蔵の歴史や震災のことも。お話は尽きません。
酒造りの技術・機械化はここ30年ほどで急速に進んだとか。
人手の掛かる工程を減らすことが出来ても、技も歴史も大切に伝承されて生きてるのですね。
洗米を見守る神棚は、京都の酒神神社「松尾神社」 上杉にもあるみたい。今度行ってみよう。
新酒ができたことを伝える杉玉。青々とした杉の葉が、徐々に枯れて褐色に。新酒も熟成中。
そして、この「うらかすみ日本酒塾」 講義以外の番外編もとっても楽しいのです
出会いにも感謝・感謝。その話はまた今度かな。
うわーーーー久々に書いたのに長い 長いなぁ・・・わたしの備忘録