こんにちは
深層リンパドレナージュサロン
Kissacoです
深層リンパドレナージュの施術を習得したかった理由に
"家族"
"介護を頑張る人のケア"
があります。
頑張っている人へ感謝を伝える手段
頑張っている人のケア
に深層リンパドレナージュが最適だと感じた事がきっかけでもあります。
将来は、前職(作業療法士)の資格を活かしつつ、医療・福祉の現場で、深層リンパドレナージュを活用した活動をする事が夢です。
現在妊娠10カ月
妊娠中、育児中のママ達のケアにも力を注ぎたいと考えている今日この頃。
私の妊娠経過のブログと母の介護記録をボチボチ書かせて頂こうと思います。
10月下旬に、ケアマネさんとの話し合いが終わりました。
キミちゃんのケアプランとしては、まだ完全に決まっていませんが、家族の思いは伝わりました。
キミちゃんの状況としてわからない事は、やはり"身体状況"や"日常生活能力"
私が作業療法士として働いていた時に、患者様と関わる時に主に担当する範囲の評価です
リハビリスタッフの関わりがなく、評価がなされていない事から、どの程度の介護が必要なのかがわからないのです
これでは、車椅子の選定を始め、福祉用具の選定ができません。
もちろん、家族がどこまで介護をする必要があるのかも想定してプランを立ててもらう事ができません
よしこちゃんの退院の時は、現役で作業療法士であったものの、退院準備の為の話し合いには関われませんでした。
その時は、私もよしこちゃんをいち早く自宅に帰してあげたいと言う気持ちでやる気でした。
「寝たきり老人を1人抱えるだけだし」「私も手伝えるから」
と言う甘い考えでした。
今回のキミちゃんの場合、なぜこんなに退院準備に関わらなくてはいけないと感じているのか…
おそらく、介護疲れ・介護負担で大変な思いをしている家族に、かなり目が向くようになったからだと思います。(病院を離れ、深層リンパの施術で介護を頑張っている家族のサポートを考える様になった事、頑張っている人が第二の患者になりうる可能性が高い事を知り、深層リンパを通して第二の患者を作らない関わりができたらと思っている現状があるからだと思います。)
そして、寝たきりの祖母が1人から2人と増えてしまうのに、私は嫁に行き、手伝いもできないので、母が第二の患者にならないか心配なのです。
ここで、よしこちゃんの場合のケアプランの一部を紹介します。
よしこちゃんの場合は、基本は在宅のみのサービス利用で、車椅子を使うときはショートステイへ出掛ける時。寝たきりなのでリクライニング車椅子にしましょうと言った感じでサイズと介護のしやすさ重視で選定された車椅子を利用しています。
入浴サービスやショートステイへ行く際に移乗を要する場面では、スタッフの方が2人介助、もしくはお姫様抱っこで移乗させています。(介護者負担を考えると、本来は避けなくてはいけない介助方法です。ただ、現実はスペースや時間の問題もあり、そうもいかないという事なのです。)
退院直後は、たまに車椅子に乗せるからという理由と、ショートステイ利用時にあらかじめ家族で車椅子へ移乗しておくと言う状況であった為、リフトの利用をしていました。
ただ、現状ではショートステイでリフトがない為、人の手のみで移乗をする事になっています。
そして、普段の生活でヘルパー利用や入浴介助などのスケジュールの合間に家族で車椅子に乗せる時間を確保する事は、家族のホッとする時間が無いという状況になり、時間の確保が難しいという事がわかりました。
以前のブログで"必要なくなった福祉用具"と言っていたのは、このリフトの事です。
プランの中でも、福祉用具の点数はかなりの割合を占めています。
この1つを減らす事をお願いしました。
そして、キミちゃんの方は、やはりリハビリをお願いする事となりました。
目的としては、身体機能の評価、日常生活能力の評価の為です。
家族の在宅復帰後の希望としては、デイサービスを利用したいという事があった為に、必ず必要な評価なのです。
デイサービスの利用をしたい理由や、その為に必要な能力の評価をまとめてみます。
❶着替え(寝たままなのか、起きてできるのか)など朝の支度
❷ベッドからキミちゃんを起こし、車椅子に座らせる(起居・移乗・座位・立位)
❸車椅子座位で玄関まで移動し、デイサービス送迎を待つ(座位保持時間)
❹送迎車での移動、デイサービス利用中の座位(最大の座位保持能力と褥瘡リスクを考えた車椅子とクッションの選定)
❺昼の食事と入浴介助(在宅での介護の負担軽減)
❻楽しみや刺激入力(キミちゃんは目が悪く、テレビを見ている事も少し億劫になっているので、人に関わってもらう事が1番の楽しみ、刺激になると家族は思っている)
この話し合いの結果を病院にお伝えすると、退院までリハビリの介入をして頂ける事になり、本格的な退院準備が始まりました。
作業療法士として在宅復帰の為に関わっていたリハビリは、こんなにも家族や本人の生活に密着した内容だったのかと、改めて驚きます。
そして、理想と現実の乖離は当人にならないとわからない。
家族も始めはやる気です。
希望を詰め込んだプランでも、やりたい・やってあげたい気持ちがあるので頑張れそうな気持ちになるのです。
でも、この希望を詰め込んだプランが長期化すると、やりたくてもやれないと言う精神的な負担(罪悪感)も出ます。
まさに今、母がその気持ちです。
「ちょっと私が頑張れば、車椅子にも乗せてあげれるんだけど…」と言います。
よしこちゃんにしても、キミちゃんにしても、母なしでは在宅生活はできません。
"母が少し頑張ればできること"
それは、毎日する事に含んではいけないと感じます。
介護の合間にホッとする時間がどれくらいあれば充分なのかは、他人には決められない難しい事です。
サービスを利用して、直接関わる時間が減ったとしても、そのサービスを提供するスタッフに家族が立ち会う必要があるので、結局ホッとできないのです。
そんな人達に、癒しを提供するセラピストは、どんな形で関わるといいのか…
そんな事を考える毎日です