男女生体周期(東醫寶鑑~体・宇宙・生のビジョン7) | 東洋哲学・真髄探求ブログ

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自分が実体験してみて本当だったと確認出来た数々の出来事の記録と、物事の本当の真髄は何なのか?探求しています。
(2008年から書いてますが2019年にほとんど消して残すものだけ再掲載しましたので、年代があわないものが多いです、ご了承ください)

『女性は7歳で腎気が盛んになり歯が生え変わり髪が育つ。14歳には天癸(生殖能力を起こす天の気運)が至り任脈が通り太衝脈が盛んになり月経が時に合わせて始まる故妊娠可能になる。21歳には腎気が整い“親知らず”が生えすべて完成する。28歳には筋骨がしっかりし髪が育ち体が丈夫になる。


男性は8歳で腎気が成長し髪の毛が生え歯が生え変わる。16歳には腎気が盛んになり天癸が至り精気が溢れ陰陽が調和し子を持つことが出来る。24歳には腎気が整い筋骨が強くなり“親知らず”が生え完成する。32歳で筋骨隆盛し肌肉が成長する。


これが東醫寶鑑の提示する人間のもっとも自然な生体周期だ。女性の一生は7単位で、男性の一生は8単位に変わり行く。なぜ7と8なのか?(・・・陽の数は7で完成すると見るためだ・・・固有の星宿が7つの星と・・・男性と女性の出生位置が12支の中の寅と申・・・以下専門分野なので難しすぎて省略)


とにかくこういう周期によれば、男性も女性も性的欲望がもっとも旺盛になるのが10代の中盤だ。女性は14歳以後、男性は16歳以後。


昔は“女性17歳で嫁に行かず、男性20歳で結婚しない場合、その父母に罪がある。”と言った。女性17歳と男性20歳はすでに婚期を逃した者になるわけだ。


30歳独身でも今は普通だ。しかし当時としては大変な社会問題だった。天地間に引っかかっている問題がどれほど多くとも、男女間の婚期を逃すこととは比較にならないほど重要。なぜなら男女の結縁は“天地の和気を引導し万物の本性に順応する”ことになるからだ。


言ってみれば人の生体周期と自然のリズムを連続的平面の上で考えていたわけだ。従って婚期を逃したソロたちが多いということは天地の運行が滞ったことを意味する。故に汎国家的次元において解決せねばならない。結婚は時の時にしなければならない。


・・・女性35歳には陽明脈が衰え顔に潤気がなくなり始め髪が抜けはじめる、42歳には三陽脈が上部から衰弱し顔から潤気がなくなり髪が白くなりはじめる。49歳には任脈が虚となり太衝脈が衰え天癸が乾き月経が終わる。よって形が崩れ子を持つことが出来ない。


男性40歳には腎気が衰退し髪が抜け、歯がやせる。48歳には陽気が上部から衰え顔がやせ白髪が混じるようになる。(男性の閉経期は64歳)


・・・私たちの青春男女は肉体的にも衰退しだした頃になって、初めて成人になり性生活ができるようになるということ。これこそ自然に反した生体周期を強要されているようなもの。だから最近の40代はまだ思春期だ。ぜんぜん物心つかない中年たちの時代。だからみな童顔だ。また40代ですでに痴呆症や糖尿を心配しなければいけないほどに体は早老を迎えている。顔は整形や各種美容術で防腐剤を塗り、中身は腐っていることがわからない時代とでも言おうか。』


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筆者コ・ミスク古典評論家との出会いはKBSのテレビ講座だった。昨年の夏頃、精神的にとても乾ききり、なにかもっと大きなスケールの内容はないか・・・と本屋のはしごをしてた頃、仕事中につけたテレビの講座で爽快に語る筆者を見た。“生命によって愛が生成される(男女が選択を受ける)”との内容に驚き家に帰ってから再放送で確認した。(関心のある方は下記参照)


講演会の内容はこちら


・・・そういえば男女が法律上結婚できる年代というのも2年くらい差があったような。


昔のように結婚が早いほうが、生体周期とは合ってるのかもしれない。晩婚はどんどん進み、恋愛結婚が主流になっている今、ソロたちの増加、出生率の低下、それによる人口の高齢化など抱えている問題は増えるばかり。


昔のいやでも親に決められたところにどんどん嫁いでいくシステムが、社会構造上はよかったのかもしれない。