県指定文化財の助沢正平五輪塔を探し、助沢集落を歩く…
すると、至る所に五輪塔が
畑仕事をしていた地元の人に聞くと…
「集落内に沢山ある五輪塔がそうだ」との返事…
いや、県指定文化財として、パンフレットにも載っている助沢正平五輪塔は、高さ2.2mで、山中にあるはずなのだが…
助沢正平五輪塔を求め、山中へ突入してみると、こんな所に堀切が…
謎の堀切を発見したが、五輪塔は発見出来ず…
さらに別の山に突入すると…
あった
五輪塔とは、で宇宙の五大元素と考えられている。空・風・火・水・地を指し五輪塔 を構成する五つの部材(上から空輪・風輪・ 火輪・水輪・地輪)はそれぞれ象徴する。 日本において五輪塔は平安時代からみられ、 鎌倉時代以降に至るまで供養塔や墓碑として造られている。江府助沢に所在する正平五輪塔は総高215cmの五輪塔が揃った完全な形であるが、円形の水輪は近代に近くに散々している石造物部材の中から形態的に合うものを探して復元されたものであり、昭和7年 (1932)に実施された現地調査の際に水輪が 紛失された状態であったと報告されている。 空・風・火・水・地にはそれぞれの属性を示 す梵字が刻印され、加えて方形の地輪には「 正平十五年庚子三月日」の紀年銘が刻まれ ている。正平は南北朝時代に南朝が用いた年号であり正平十五年は西暦1360年を示す 。当五輪塔は制作年代の明らかなことに加え 、この時期に南朝方の影響下にあったことを具体的に示す資料として貴重である。
(※現地説明文より)
県指定文化財なのに、地元の人に聞いても正確な場所が分からないとは、恐るべし…
ここより、助沢の竜王陣を目指して山中へと突入した…
こちらもご覧あれ(^-^)/
助沢正平五輪塔(源行近)
助沢の砦(源行近)