USB3.0メモリ USB3.0-AU16GB レビュー | USBメモリー収集家のブログ

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アウロラ
USB3.0-AU16GB(MLCタイプ)
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USB3.0メモリが出た当初からわりと価格が安く発売されたUSB3.0-AUシリーズの16GB。

長めのストラップが付属、取り外したキャップは反対側へ取り付け可能。

ストラップを付けていても問題なくキャップ装着可。

LEDは赤色で、

ファイル転送時に本体後方に空いている針の穴ほど小さな空洞と

蛍のようにお尻部分が点滅。

また接続している間はずっとLEDが点灯している。

本体にはロゴなど全くなく容量も一見して分からないが

キャップを外したコネクタ部分に16GBと薄く文字が彫ってあった。

このシリーズは8GB~64GBまであり、

メーカーの公称速度はMAXリード57MB/s、MAXライト14MB/s

と、いうことなのだが、発売時に16GBを買ってベンチマークをしたところ・・・

テストサイズ:100MB USB3.0接続
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テストサイズ:1000MB USB3.0接続
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テストサイズ:100MB USB2.0接続
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ATTO Disk Benchmark
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CopySpdBench OS: Windows Vista (32bit)

Disk E: Capacity: Total=15.010[GB] Free=14.921[GB]
LL E: 100M (Buffer: 64K) 1File(s) 3Trial(s) : Average: 12.060[MB/s] ( 8.292[sec])
LL E: 512K (Buffer: 64K) 200File(s) 3Trial(s) : Average: 2.257[MB/s] ( 44.298[sec])
LL E: 4K (Buffer: 64K) 1000File(s) 1Trial(s) : Average: 0.197[MB/s] ( 19.846[sec])

LL E: 100M (Buffer: 1M) 1File(s) 3Trial(s) : Average: 12.435[MB/s] ( 8.042[sec])
LL E: 512K (Buffer: 1M) 200File(s) 3Trial(s) : Average: 8.444[MB/s] ( 11.843[sec])
LL E: 4K (Buffer: 1M) 1000File(s) 1Trial(s) : Average: 0.114[MB/s] ( 34.310[sec])

HL E: 100M 1File(s) 3Trial(s) : Average: 14.413[MB/s] ( 6.938[sec])
HL E: 512K 200File(s) 3Trial(s) : Average: 6.935[MB/s] ( 14.419[sec])
HL E: 4K 1000File(s) 1Trial(s) : Average: 0.077[MB/s] ( 50.704[sec])

シーケンシャルリード93MB/s?!

シーケンシャルライト34MB/s!

などという信じられない速度を叩き出した。

ATTO Disk Benchmarkを見るとMAXリード98MB/s、MAXライト48MB/sも出ている!!

で、なぜ信じられなかったというと

発売された1年程前の低価格USB3.0メモリの16GBでの各メーカー速度は

速くてもMAXリード70MB/s、MAXライト20MB/s程度だったからだ。

それにメーカーが謳う公称速度というのは、

実際のベンチマークでは遅い結果になるのが当たり前。

“メーカー公称速度は詐欺速度”という認識が常だったのだ。

そこで殻割りをすることにした。

本体表側/LEDがある方にコントローラがある
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本体裏側/16GBのフラッシュチップを1枚搭載
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コントローラには以下の文字
IS902
QJSSW-000
3E101039

メモリには、Micronのロゴ&菱形の中にSのロゴと同時に以下の文字
OQ12
NW175
PF464

この表示で分かったことは、

コントローラはUSB3.0メモリでは標準的なIS902コントローラ(SSDでいうとJMコントローラ)で

メモリはググっても分からなかったが、

おそらく34nm版 MLC 16GB NANDフラッシュメモリと思われる。

もちろん、ベンチマークだけではなんとも判断できないので(詐欺速度じゃないが実使用より速い数値がよく出るから)

組み立て直して実際のコピー速度を測ってみた。

まずはリード速度を測るためUSB3.0から、別途シーケンシャルライト100MB/s以上を出す

TOSHIBA SSDN-ST128BというSSDを用意してコピーした。

 エクスプローラで約2GBの動画ファイル1個をUSB3.0-AU16GBからSSDへコピー

 コピー:22秒 削除:一瞬で消える

計算すると、約87MB/sの速度。さすがに90MB/sは超えなかったが十分に速い。

次は逆にライト速度を測る。こちらはシーケンシャルライトとランダムライトを測定。

 エクスプローラで約2GBの動画ファイル1個をSSDからUSB3.0-AU16GBへコピー

 コピー:60秒 削除:一瞬で消える

 エクスプローラで4000個のファイル(1KB~4KB・計7.92MB)をSSDからUSB3.0-AU16GBへコピー

 コピー:3分10秒 削除:10秒

計算すると、動画ファイルが約32MB/s、4000個ファイルが約0.028MB/sの速度。

リード・ライトともにほぼベンチマークどおりの結果だ。すごい!

ここで、USBメモリ収集家として気になるのが

32GBと64GBならさらに速度が出るのではないかという好奇心だ。

というのも、フラッシュメモリ製品は容量が増えれば

それに比例して速度が速くなるという結果があるからである。

特にシーケンシャルライトは1.5倍~2倍の速度アップが期待できる。

そう思ったら試さずにはいられない。

すぐに32GBと64GBを購入した。

つづく


アウロラ USB3.0 高速USBフラッシュメモリ 16GB ネックストラップ付属 LED/アウロラ

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テンプレ
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PCスペック
【OS】 Windows Vista Home Basic SP2
【CPU】Core2 Quad Q8400@2.66GHz
【MEM】PC2-6400 1GB×4
【M/B】GA-EG45M-UD2H G45+ICH10R BIOS:F3
【SSD】X25-V40G2R5
【I/F】IFC-PCIE2U3

掲載ベンチマークQ&A
Q.フォーマット形式をデフォルトのFAT32で行わないのは?
A.FAT32では4GB以上書き込めないという制限がある、NTFSの方がランダム速度が速い等、自分が使う環境ではFAT32またはexFATを使う必要性がないからです。しかし、SDカードなどはデジカメで使用するメディアの場合NTFSが使えないので、その時はFAT32・NTFS両方のベンチマークを行い掲載します。

Q.エクスプローラでのコピー時間を計っている方法は?
A.100均で購入したデジタルストップウォッチで、「コピーしています」の表示が出た瞬間から消えた瞬間までを測定。コンマ何秒は四捨五入。

Q.USBメモリでCrystalDiskMarkの回数が3回なのは?
A.書き込み速度が遅いUSBメモリでは5回のベンチマークだと無駄に時間がかかる。測定のブレも少ないので3回で十分と判断。

Q.ATTO Disk Benchmarkの計測は1回だけ?
A.いいえ、結果にムラがあるかもしれないので3回計測して一番良い結果を掲載しています。なぜ一番良い結果だけ掲載するのかというと、CrystalDiskMarkの表示結果がそう表示するので同条件で比較する為です。

Q.CopySpdBenchとは?
A.同一ドライブ内のコピー速度を測定するフリーソフト。
 LL(Low Level)モードは、PCスペックに左右されない本来の速度を測定。Buffer:64KBがXP時の、Buffer:1MBがVista&win7時を想定。
 HL(High Level)モードは、PCスペックに速度が左右されるモード。こちらでは本来の性能は計れないが、逆に言えば自分の環境での実際の結果が分かる。
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私的検索ワード
#CrystalDiskMark #USBメモリ #USB3.0 #仕事術 #コレクション