先日、実の母が誕生日を迎えたので、電話をしました。
いつもながら雑談をしていたのですが、
その中であることを言われました。
「お母さんいつも思うけどね、
ともちゃんと○○ちゃん(私の妹)が幸せに暮らしてるのが何よりもうれしいんだよ」
母にとって、
2人の娘達(私は2人姉妹)が、
いい人と結婚して、かわいい子どもにも恵まれて、幸せな毎日を送っていることが、
何よりもうれしくて幸せなことらしいです。
結婚とか子どもとかが幸せなことというわけではもちろんないけど、
親にとって、
我が子が幸せであることが何よりの親孝行
なんだと。
「だからね、
お母さんは、いま本当に幸せを感じてるんだよ」
と言っていました。
「私、親孝行できてるかね?」
とあらためて訊くと、
「できてる、できてる」と言ってくれました。
立派になるとか、
親に何か買ってあげるとか、
そういうことよりも、
子ども自身が幸せであることが、
親にとって一番の願いであり、望みなんだ。
私は10代~20代の頃、
いろいろやりたいことやって親に心配かけてきたので、
(今の夫と付き合うようになってようやく落ち着いたという…)
今こうして親孝行できてるとわかって、ホッとしてます。
去年、お腹の子が残念なことになった時、
両親にはその旨電話で伝えてありましたが、
しばらくして実家に帰ると、
玄関開けた途端、母が私を抱きしめました。
「ともちゃん、辛かったね、辛かったね」
と泣きながら背中をさすってくれました。
ああ、母というのは、
子どもが辛いと、自分のことのように辛いもんなんだな。
そう痛感しました。
いくつになっても、それは変わらないんだ。
だから、
子どもが幸せなら、親も幸せ。
いくつになっても、子どもの悲しむ姿は見たくないんだ。
私も人の親になったけど、
人の子どもでもあって。
今と変わらぬ幸せを、これからも続けていくことが、
何よりも大切なことなんだとあらためて感じたのでした。