やまびこ小児科クリニック横地先生の講座に行ってきました | 日々つれづれ

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はづきのアタマの中。


毎度毎度お久しぶりのはづきです、こんばんは。

3連休初日の今日、
夫と息子はふたりで電車旅。
(福井やら大阪やら、えらい遠くに行ってるらしい)
私は、バスと電車を乗り継いで、東海市まで。

山梨にあるやまびこ小児科クリニック院長、
横地先生の講座に行ってきました。



息子のアトピーについて、2ヶ月前に標準治療に切り替えて、
穏やかな日々が続いてるわけですが、
とはいっても、
やはり寒くなってきて空気も乾燥してきたからか、
少し湿疹がぶり返し気味です。

また、今年から花粉症も発症し、
この秋も、何かに反応してアレルギー結膜炎を発症。

…やっぱり、根本対策をしないことには、
本当に治ることはないんだな、と痛感したため、
今回の講座に申し込みました。


アレルギーの起こる仕組み、
こんなにアレルギー患者が増えてきた要因、
具体的な対策、
実際の治療例、
体と心の関係、

小児科医としてたくさんの子どもや症例を見てきた先生の言葉は、
どれも重みがありました。


先生の方針は、
無理しない
簡単に出来ることからやる

ストレスは一番の悪化要因なので、
とにかく無理しないこと。
よいことだからといって無理に取り入れたり、
悪いことだからといって無理にやめたり、
そういうことはしない。


先生の講義中を通して一貫していたことは、
多様性を認め合う

あれはいい、これはダメ、と決めつけるのではなく、
人によって合うものは違うし、対処も違うということを理解する。



なるほどなあ、と思いつつ、
あと少し、腑に落ちるまでもう一歩、な感じだったので、
講座が終わったあと、個別に質問しに行きました。

「今までいろいろやってきてるけど、なかなか治らない」
と言ったら、

「それは、もっと深いところに根本原因があるのかもしれないですね」と、先生。

体と心の関係。
私自身が直視したくない問題。
ずっと逃げてきたこと。
子どもとの関係かもしれない。
親との関係かもしれない。
自分自身の生き方のことかもしれない。


講座が終わってからずっとそのことを考えているのですが、
思い当たることがいくつもあって。

子どもとの関係もそうだし、
自分の生き方もそう。

それらを改善するのは簡単にはいかないけど、
できることからやっていこうかなと思います。


「薬も使っていいんですよ。
対処療法と根治療法、両方やりながら、
とにかく、自身の心地よさを大切にしてくださいね。
自身のセンサーを信じてください」

そう言われて、肩の荷が降りました。


息子がこんな体質なのは自分のせいだ、と、
ずっと自分を責めてきたし、
いろいろやってもなかなか良くならなくて疲れきってたし、
周りの情報に完全に振り回されて、
何がいいのかまったくよくわからなくなってたけど、

人によって合うものは違うのなら、
自分や子どもに合うものを、感覚を信じて選んでいけばいいんだ
そう思えるようになりました。



夏休みが終わる直前に標準治療に切り替えて、
かゆみに悩まされることが激減した息子は、
この二学期、人が変わったように幼稚園生活を楽しんでいます。

運動会も、練習から本番まで、とても主体的に楽しそうに取り組んでいたし、
来月ある生活発表会も、
自らやりたい役に立候補したり、やる気満々なようです。


すでに、社会生活を送っている息子にとっては、
私の一存だけで彼のことを決めるのは、もう無理な話なのだと、痛感しています。
彼にも意思があるし、
彼の生活のすべてを私が管理することは不可能なんだし、
彼にも「自身の心地良さ」を追求する権利がある。

毎日楽しそうに園に通い、園でのことを話してくれる姿を見ると、
これでよかったんだ、と思えます。


あとは、私自身の問題。

根治に向けて、
私自身の問題と向き合っていこうと思います。



ああ、先生のクリニックが近かったら絶対に通うのにな…
でも、今日話を聞けて本当に良かったです。

主催されたみなさんに本当に感謝です。
ありがとうございました。