老化に伴う腰痛 | 体の悩み解決ブログ

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よく見かける老人は、腰が曲がっていることが多いかと思います。人の体というのは年齢を重ねる毎に徐々に衰えて行くものであり、内蔵機能が低下したり、骨がもろくなったり様々な点でトラブルも多くなります。もちろん筋肉の働きも弱くなるため、脊椎を支える力が弱くなったりすることで腰痛を引き起こすことがあります。


老化による腰痛の原因にもいくつかの種類があるのですが、まずは椎間板の圧迫です。椎間板というのは8割ほどが水分でできており、体を支える時にクッションのような役割を果たしている重要な部分です。しかし歳を重ねると水分が徐々に減少してしまいクッションの役割も衰えてしまいます。そうなると関節部分に隙間が出来てしまい不安定な状態となることから腰に痛みを生じてしまいます。
椎間板の機能が衰え、更に関節の軟骨部分が徐々にすり減ってしまうので姿勢が悪くなり、これが腰痛につながるということもあります。


次に筋力の低下が挙げられます。筋肉の量は20~30歳頃から減り始めると言われています。脊椎を支えている筋肉の中では背筋が衰え易いのですが、背筋の力が弱くなると腰痛に繋がってしまいます。背筋はなかなか日頃から意識してトレーニングしていないと鍛えることができませんが、40代頃になってから慌ててトレーニングを始めても逆に腰に無理な負担がかかって腰痛を引き起こしかねません。なるべく若い頃から背筋、そして腹筋もバランス良く鍛えることが将来腰痛を発症させるのを防げる効果的な方法です。


また骨密度も年齢とともに減少していきます。カルシウムを吸収するのを促すホルモンは加齢によって分泌が低下し、カルシウム不足を引き起こします。骨密度が少なくなると骨粗鬆症となる危険性があるので注意が必要です。骨密度は20~40歳頃が大きく、その後は年齢と共に減少していきます。骨密度が低下すると少し負担がかかっただけでも骨にヒビが入ってしまったり骨折してしまったりするので意識してカルシウムを補うようにしましょう。


高齢になるにつれて腰痛になりやすいのは、仕方のないことですがなるべく症状を抑えるためには若いころから適度な運動を続け、規則正しい生活、食生活を送ることが大切です。衰えない人間はいませんが、将来腰痛で辛い思いをするのを少しでも軽減出来ればいつまでも若い心でいられるかもしれません。