■日本の友人を案内し「平和のゴンドラ」で軍事境界線を越えました!´▽`)/ | 韓国・ソウルの中心で愛を叫ぶ!

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ポッドキャスト韓国語マガジン“サランヘヨ・ハングンマル”の編集長が、韓国と韓国文化の見つめ方を伝授します。

ソウルから車を走らせて大韓民国京畿道坡州市にある「臨津閣」に到着しました。

 

 

これは先日、日本の友人の観光を案内して、京畿道坡州市炭県面にある「臨津閣平和ヌリ公園」に行った時の写真です!ヾ(≧∇≦)〃♪

 

「臨津閣」は北朝鮮との間に敷かれた軍事境界線の付近を見渡すことのできる展望台ですよね。ここは以前紹介した、韓国軍管理下の民間人統制区域「非武装地帯(DMZ)」の中ではないので、誰でも自由に観光に来れます。公園というように敷地内に遊園地やキャンプ場などもあって、シーズンにはふつうに行楽地としてにぎわう場所なのでした。

 

ただし、「平和ゴンドラ」というロープウェイがあるのですが、これがまさに軍事境界線を越えて「非武装地帯(DMZ)」に入るというものなのでした。

 

展望台の目の前に広がる臨津江の川自体が軍事境界線となっているのですが、その川を「ゴンドラ」に乗って渡っていけるわけです。それゆえそれに乗るには、旅券などの身分証明書で自らを証明しなければならず、このチケットが往復用なのですが、万一向こうでチケットをなくしたらたいへんなことになり、北から侵入したスパイに入れ替わったというわけではないことを証明するために、4~5時間掛けてこちら側で身分照会をしないかぎり、帰ってこられずに向こうに取り残されることになるそうです。実際そういうことがときどき起こってしまうといっていました。

 

ここはちょうど、ソウルから流れる漢江(ハンガン)と北朝鮮から流れる臨津江(イムジン河)が合流して海に入っていく場所なので、それ自体、眺めがとてもいいですよね。標高118mの古代の城跡に建てられており、北朝鮮が築いた南向けの宣伝村などを望遠鏡で一望することができる烏頭山統一展望台もあります。

 

ということで、下が見下ろせるガラス張りになったクリスタルのゴンドラに乗って行って来ました。あともう一つ、政府統一部の「国立6・25戦争拉北者記念館」があるのですが、そこに1950年の韓国戦争で北に拉致された韓国人のあまりに悲惨な記録があって胸がとても痛かったです。

 

拉致によって家族が引き離され、向こうに行けば、南で国のために生きたことを罪とされて「告白」を書かされたり、処罰されたその内容がとてもつらい仕打ちとして赤裸々に展示され、さらに残った南の家族の口からその痛みが映像で語られる時に、とうてい涙なしには聞くことができませんでした。

 

見学の後は、近くの韓定食専門店「故郷の家・田舎ご飯膳(고향집 시골밥상)」で、これまた他では食べられないような美味しい韓定食が食べられてとても感動しましたね!♪ヽ(´▽`)/

 

 

 

臨津江の北の大地を踏むことが目的です。

 

 

チケットを買う前に身分証明と登録を済ませます。

 

 

往復チケットをなくすと今度は南に戻ってくるのがたいへんになります。

 

 

スパイかもしれないし、人が入れ替わっているかもしれませんからね。(^ヮ^;)

 

 

臨津江に架かるあの鉄橋が「自由の橋」です。クリスタルなので足の下も見えます。

 

 

ここはとても上等な泥で美容など多くのことに利用価値が高いそうです。

 

 

平和ゴンドラに関する説明。

 

 

祈願メッセージを書いて金網に縛り付ける場所。

 

 

「韓半島、世界平和を祈願します」とありますね。

 

 

文在寅大統領と金正恩が散歩した場所を再現したもの。

 

 

日本と韓国から高校生たちがたくさん来ていました。交流プロジェクトだそうです。

 

 

「自由の橋」を眺めます。

 

 

ということで平和ゴンドラの旅でした。

 

 

帰ります。

 

 

「臨津閣平和ヌリ」の案内図。

 

 

「鉄馬は走りたい」と書かれた碑。

 

 

京義線長湍駅。昔実際に南北を結んでいた駅です。

 

 

壊れて動かなくなった「鉄馬」がこれ。

 

 

「自由の橋」に続く道です。立ち入り禁止ですね。

 

 

政府統一部の「国立6・25戦争拉北者記念館」。

 

 

「大々的な拉致」。「戦時動員南北の展開」。

 

 

年表になっています。

 

 

ソ連と北が韓国戦争を起こしたということですね。

 

 

6・25韓国戦争時に撒かれたチラシ文書。情報戦ですね。

 

 

「6・25戦争拉北者とは?」。

 

 

当時の家屋を再現して中の人々が忽然と消えた様子を想像させます。

 

 

どの家も人がさらわれて行きました。

 

 

『東亜日報』の人質市民交換合意の記事。「過ぎた期待は禁物」とあります。

 

 

「反動分子たちを探し出せ!」。

 

 

拉北者で南の警察や公務員はそれ自体を罪として告白させ、懺悔文を書かされました。

 

 

「告白書」。

 

 

「自首書」。書かれた内容を証拠に処罰を受けます。

 

 

拉北された韓国の著名政治家たちが韓国を批判する共同声明を出したというチラシ。

 

 

拉北に関する映画上映もあります。

 

 

烏頭山統一展望台。

 

 

北に親族がいる人々が、北に向かって祭祀を捧げる祭壇です。

 

 

北でソ連の信託統治に反対して処刑された独立運動家の古堂・曺晩植先生の像。

 

 

自然のままの臨津江が美しいです。

 

 

統一祈願太鼓。

 

 

実はふつうにこういう遊園地もあります。

 

 

近くの韓定食専門店「故郷の家・田舎ご飯膳(고향집 시골밥상)」に来ました。

 

 

広い店内。

 

 

韓定食が手軽な値段で食べられます。

 

 

何でもありますよ。

 

 

どれもこれもとても美味しかったです。

 

 

カルビも。

 

 

チャプチェも。

 

 

チョギグイ(イシモチ焼き)もあります。

 

 

このどんぐりのムクも爽やかでメチャクチャ美味しかった。ヾ(≧∇≦)〃♪

 

 

 

 

 

 

 

 

☆。.:*:・'☆'・:*:.。.:*:・'゜☆。.:*・'゜☆

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