NHKの朝ドラで、親子の価値観の対立が描かれています。
伝統を守りたい親世代と、自身に芽生えた新しい価値観を守りたい子世代。売り言葉に買い言葉、そして家出…親子の対立は容易に解けません、
対立要因のひとつが、卵焼きの味付け。
個人的な好み云々というレベルの話でなく、家業の伝統とプライドがかかっている点が難しさのポイントです。
皆さんは、思いきり甘い卵焼きがお好きですか?
それとも、塩味がお好みですか?
やっぱり、だし風味?
私はバリバリのだし巻き卵派ですが、子どもの頃は思いきり甘い卵焼きが好きでした。反対に、母親は軽い塩味の卵焼きを好む人だったので、甘~い卵焼きは良く自分で焼いていました。
私が初めて覚えた料理は「卵焼き」
手伝いなさい! と強制された訳でなく、自分で焼いてみたくて、祖母に焼き方を教えてもらいました。
お砂糖いっぱいで幸せ…。
でも、「お砂糖いっぱい」に依存することなく成長でき、じわじわ大人の味覚を身につけていきました。
他者の価値観を尊び異議申し立てを控えること。
人間の成熟度が、この点に集約されているように思えてなりません。
(スタッフ小林)
GWに突入しましたね!
家族で楽しめる時間を持ちやすい一方で、子どもにガミガミ言ってしまう機会も増えやすい時です。
お母さんの一番多いストレス原因は、「子どもがやるべきことをやらない」ことだとか。
言っても反応がない、言っても行動しない、言っても止めない…。
そんな子どもに対してガミガミが止まらない。
もしかすると売り言葉に買い言葉で、怒りが爆発して、喧嘩スパイラルに陥る場合も。
イライラすることは誰にでもあります。
怒りの感情と上手につきあうための1つの手法が「6秒ルール」。
怒った直後の6秒間は理性的な判断がしにくくなると言われています。
この6秒間に、いらない言葉を言ったり、手を出したりしないことが重要です。
ちなみに私は「カームダウン、カームダウン」と呪文を唱えて、この「間」を取ります。
他にも、数を数えたり引き算する、その場を離れるなど、いろいろなテクニックがあります。
怒りをコントロールするために、自分にあった対処法をもっていると「楽」だと思います。
(スタッフせわき)
ことばの木の実 ホームページ http://kinomi.miwakoba.com
年度が変わり、非常によく聞くお子さんの悩みごとが、新しいクラスに「友達がいない」という訴えです。特に中高生。友達になりたい子に勇気を出して話しかけようにも、グループが出来上がっていてとても入りずらい、とか、不本意にタイプ(ファッションや趣味など)の違うグループに紛れ込んではみたものの辛い…などです。
大人の方がこれを聞いていかがですか?
どう思われますか?
どんな言葉をかけますか?
「自分から積極的に新しい友達を作らないと…」
「グループにこだわり過ぎる…」
「友達なんて、そのうち自然に出来る」
「誰でも通る道。辛抱、辛抱!」
良かれと思って、励ましのつもりで、ついかけてしまうのが、こんな感じの言葉ではないでしょうか。
「受容」を示す有効な手立てが「能動的な聞き方」です。親業訓練で体系的に学べます。
実はこの聞き方、親子バトル予防や解決の基本に大変効果的です。
いざという時に、迷わず安心してお子さんと関わるために、お勧めしたいコミュニケーション技能のひとつです。
大人の方がこれを聞いていかがですか?
どう思われますか?
どんな言葉をかけますか?
「自分から積極的に新しい友達を作らないと…」
「グループにこだわり過ぎる…」
「友達なんて、そのうち自然に出来る」
「誰でも通る道。辛抱、辛抱!」
良かれと思って、励ましのつもりで、ついかけてしまうのが、こんな感じの言葉ではないでしょうか。
もし子どもが、
「そんなことは百も承知してる‼︎ だけど、それが上手くいかないから苦しんでいるんじゃないか‼︎」
と思っていたらどうでしょうか。辛い気持ちが和らぐどころか、より悶々としかねないような気がしませんか。
子どもさん達は、概ねこんな風に言います。
「親は頑張って学校に行け、と同じことしか言わない」
「もう、どこにも居場所がない」
こうした「青年期の苦悩や失望」は、確かに誰もが通る道ではあります。
そんな苦悩の壁を建設的に乗り越えていくためのエネルギーは「親の受容的な関わり」によって満たされると言われています(トマス・ゴードン「親業」より)
と思っていたらどうでしょうか。辛い気持ちが和らぐどころか、より悶々としかねないような気がしませんか。
子どもさん達は、概ねこんな風に言います。
「親は頑張って学校に行け、と同じことしか言わない」
「もう、どこにも居場所がない」
こうした「青年期の苦悩や失望」は、確かに誰もが通る道ではあります。
そんな苦悩の壁を建設的に乗り越えていくためのエネルギーは「親の受容的な関わり」によって満たされると言われています(トマス・ゴードン「親業」より)
親が子どもを受容することは、実はとても難しいという印象があります。特に、受容と「同調」の境界が曖昧になりがちな点が、気がかりです。
「受容」を示す有効な手立てが「能動的な聞き方」です。親業訓練で体系的に学べます。
実はこの聞き方、親子バトル予防や解決の基本に大変効果的です。
いざという時に、迷わず安心してお子さんと関わるために、お勧めしたいコミュニケーション技能のひとつです。