自分のことを見つめてみると、調子が良い時は、不調な人に対して温かく接することができているだろうか。げきを飛ばして、相手の気持ちに添うことをせずに、有効でないアドバイスをしていることもあるなぁと思う。
調子が落ちてくると、人の痛みにも思いを馳せるけれど、余裕がないから、だれかを助けることはできない。行動も起こせなくなってしまう。積み上げてきたものを、がらがらと崩してしまうような感じがする。
そんなことを繰り返して、心理カウンセラーや産業カウンセラーの資格もとった。境界線について、通信講座で勉強した。メンタルのスキルをいくつも手の中にもっている。それを使うことができている時間も増えてきた。
そんなとき、誰かからアドバイスを請われることも増えたけれど、果たして、相手の力になれているのだろうか。自分は、どんな気持ちで相手に接しているだろう。ただ単に、役に立っている気持ちが嬉しいから、ということが多いけれど、器の小さな自己に直面することもよくある。
人生は、方向が定まらなくて、あれもこれもと手を広げている感じもする。すべてが役に立っていて、統一感を持てる時もある。まだまだ、アイデンティティがブレることも多いなと思う。
そんなに悪い人生でもない。けど、人を助けられるだけの力はまだないなと思う。一時の感情で突き動かされて、気持ちが冷めてみると、そのモチベーションのギャップに苦しむことになる。あまりに調子がいい時は、新しいことを始めるのは控えたほうがいいと思う。
よく、チャンスを逃すな!と言うけれど、私の場合は逆に、チャンスがありすぎて、それはありがたいことなのだけれど、チャンスを精査して取捨選択しないと、自分のもっている時間、体力、経済力、精神力では、やりきることができない。
見極めて、選びぬいて、思い切って捨てる。諦める。そういう選択をする力も養っていきたい。なんにでも「やりたい」「やります」では、責任がとれないから。
そんな私の姿をみて、「もったいない」と言ってくれる人もいる。もっとできると思ってくれているのだろう。
その言葉を聞いて、もっとできたかなぁ、ベストを尽くせなかったかな、と思うこともよくある。けど、自分の選択には、それなりの理由があるのだ。自分なりに、その時の精いっぱい考えて、その結論を出したのだ。その時のベストは尽くしている。
人の言葉は、そんなに深い意味はなく言われていることが多い。どんなに地位や名誉がある人でも、他人のことまでは深くはわからないのが実情だから。
人の言葉に揺らいだときは、次に同じことがあったら、果たしてそちらの選択をとるか、それだけを考えたらいい。やっぱり今回と同じ選択をするならば、後悔しても、なにも生み出さない。別の選択をとるのならば、今回よりもいい結果になるとは限らないのも考慮に入れておこう。
今回も、私の葛藤が、誰かのヒントになればいいな。
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