『大丈夫よ。もう泣きよらんよ』と言う。
それを聞くと、頑張ってくれてるなぁと思う。
4週間ぶりに帰省。
夜8時、お母ちゃんは
『もう寝るけんね。おやすみ〜』と言って、寝室に向かった。
『おやすみ〜』と、私も応えて二階の自室に戻った。
15分ほど経った頃、お母ちゃんが歩き回ってる気配がする。
家の外に出たり、一階の部屋をあちこち歩いている。
どうしたんだろう?
階段を登る足音。
少しずつ部屋に近づいてくる。
私の部屋の戸が開いた。
『あーっ!もーちゃん!良かった。ここにおったとね! 車も自転車もあるとに、どこに行ったとかと思うて、探しよった〜。おらんごとなったて思うた〜』と、目に涙を溜めたお母ちゃんがいた。
お母ちゃんを1人にしておくのが辛くなってきた。