さて、デンマーク留学中につくった絵本をリニューアルして出版するというMy プロジェクトですが、昨日は知り合いの出版関係の会社を経営している方のご好意に甘えて、色々と出版業界の事情についてお話を伺ってまいりました。
インターネットをはじめ、様々なメディアが出現した今の時代、本が昔に比べて売れなくなっており、出版業界が厳しい状況に立たされていること、絵本の出版の特殊性など、素人のわたくしには目からウロコのお話ばかりで、本当に勉強になりました> <
お話を伺っていて一番思ったのは、絵本をつくって出版するにあたっては、本当に色んな視点からモノゴトを検討しなければならないんだなということでした。
アンデルセンが苦しかった駆け出しの頃に書いた素敵なお話を日本に紹介したい!!と思ってはじめた絵本づくりですが、やっぱりその想いをきちんとカタチにするには、自分が好きな絵を描くだけではダメで、どのような作品にすれば読み手となる大人とこどもの手に届けることができるかという点をしっかり考え抜かなければならないんだと痛感いたしました。
こういう本にしたいなというイメージは自分の中にあったけど、もっといっぱいいい絵本を研究して、文章も絵の構図も考えなくては
一度やりはじめてしまったからには、何とかカタチにしたいと思います
作り手からの視点だけではなく、売って下さる人、買って下さる人の立場のことを想像しながら、一つの作品のまわりにできる世界を有機的につなげて考えるというのは、まさにずっとやってみたかったこと。 自信はまったくないけれど、今自分の持っているものを総動員することに集中しよう思います