8枚分の夜5/30@代官山LOOP | このために生きてる。

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更新が遅くなりました。
ワンマンが終わって気が抜けたのか、一日寝込んだ上に風邪までひきまして笑
体力の戻らなさを感じております。


さて、待ちに待ったEtude Lavieワンマンライブです。
通い慣れた代官山LOOP、早めに行ったのに既に階段から出るくらいの行列に、ちょっとびっくり。
オープンちょっと前にはフロアはぎっしり満員。
既にぐっとくるものがある私。

メンバーみんなモノトーンの服に、シロネコのブローチを付けての登場。
ナオミさんは黒いレースのベビードールのようなワンピースに、セットリストが書いてあるのか、本のようなものを手にしてました。


セットリストは公式twitterより。

ピレネーの渚
シャムレイ
踊り明かそう
螺旋
アコーディオン、あげる
オクターヴ
やっと、ひとくち
夢ならクリムゾン
メリーゴーランド
スーパードクター
トゥミィラ
タイムマシン
アイロニーバズ
夜明け前
サリエリ
リトルクルセイダース
トレモロ
ディレイディレイ
アンコール)スタッカート



なんだか今回は、皆それぞれ独立してるのに絡み合うような、華やかな音に感じました。
特に「踊り明かそう」では広がりのある演奏。

「ピレネーの渚」はロックアレンジ。カッコいい!
「螺旋」は西さんアコギで。セピア色を感じさせる演奏でした。
他の曲でも、いくつかエレキとアコギを持ち替えながら。

「オクターヴ」では、前半ナオミさんが棒立ちで歌っていて、凄絶な迫力がありました。
「やっと、ひとくち」は大人のような、子どものような不思議な雰囲気。
「メリーゴーランド」はアルバムより夜の遊園地の情景を強く感じました。
「トゥミィラ」では口上あり。「永遠をあると思うならあるのだろう…」
「タイムマシン」はイントロ前にピピピ、とキーボードで通信音。
ちゃんとって言うと変ですが、Etude Lavieの「タイムマシン」でした。
ちょっとオトナになった感じ。
ちなみに今回は、peziteの曲もやるもんだと覚悟をして臨みましたので、ちゃんと受け止められました。
「トゥミィラ」からの流れと、Etude Lavieなりのアレンジのお陰でもあると思います。
「タイムマシン」は実はジムノ時代からある曲で、レコーディングもしていたそう。
そんなことも踏まえながら、作詞したそうです。

口上は「アイロニーバズ」の曲前にも。
「ライブも後半戦に入ってまいりましたが、そろそろあの曲が聞きたい頃だと思います」「乗車券をお持ちの方もそうでない方も、駆け込み乗車でお願いします」って!!!かわいい!!!
こうしていろんな曲と並べると、ロック色の強さなど改めて異色の曲だなと思いました。可愛らしい。
「トレモロ」はイントロのギターの歪みでおふざけ感というか、手のひらで転がしてる感が強くてコケティッシュでした。

そしてアンコールは「スタッカート」。
タイトルコールでフロアからはわっと歓声が。
しまっておいた物があふれ出すような気持ちで聴いていました。


「リトルクルセイダース」始まってすぐに地震が。
お昼軽くしか食べてなかったので、貧血起こして眩暈がするのかと思いました。
周囲をきょろきょろしちゃって、集中できなくて勿体無いことをしました。
でもそれくらい揺れた。
地下ってこともありちょっと怖かったです。

今回はコバヤシさんがコーラス多くて、好きな私は嬉しかったです。
いつもこれくらいコーラスしてくれていいのに!



MCは主にコバヤシさん。

7時にスタートのはずが、7時丁度にお腹痛くなったので、遅れちゃってごめんなさい、と。
そして1曲目の途中までチャック開いてたって笑
ナオミさんが「私しゃべるから!」って勢いだったのに話さないから戸惑ったそうです。

高校生のときから聴いてます、という人やずっと好きって言ってくれる人がいて、嬉しいと同時に責任を感じる。
自分が高校生のとき何を聴いてたかは出てこないけど、スラムダンクを読んでいた。
最後の試合に感じるものがあって、今でも何か決めなきゃいけないときにそこだけ読み返す。
スラムダンクの最後の試合で、あの学校が負けたから今こうして不安定な生き方をしてる。
自分もそういう続いた物語を書いているつもりなので、簡単にはやめられないなと思う。
……と。

話しながら泣けてきたコバヤシさんに会場から拍手が鳴り止まないでいると、ナオミさんが「ちょっと待って!」とストップ笑
コバヤシさんがよく泣くので、泣かれるとナオミさんもつられて泣いちゃうそうです。
ジムノに入ったばかりの頃にみた夢が、誰かにコバヤシさんが馬乗りになって殴っているのを、「リーダーを殴るな―!」とパンチかます夢で、昔からこんな人だと笑
だけどそんな人だから、オクタヴィリアみたいな曲が書けるのかな、と思うそうです。

「こう見えて」ナオミさんは心配症で、コバヤシさんが意外と「どうにかなるっしょ」的にアルバムもワンマンも決めてきたと。
これからもこんな感じだろうけど、コバヤシさんを暖かく見守ってください、とのことでした。

グッズの栞はコバヤシさんの描き下ろしで、実はジャケットより気に入ってるとか笑



セットリストを見て分かるように、とにかく盛りだくさん。
なのにあっという間で、どれだけ素敵なステージだったかってもんです。
過去から現在までを縦横無尽に駆け巡って、ああこれがEtude Lavieの世界なんだな、と感じられるライブでした。
拍手が全て大きくて長くて、それだけでもじわっと泣きそうになりました。
当たり前だけど、皆、全員、Etude Lavieを聴きに来てるんだと。
心配はしてなかったけど、満員でホント安心しました。
しつこく「ワンマンしてください!」って言い続けて良かった。

メンバーもそれぞれの曲を大切に大切に楽しんで演奏してるのが良く分かりました。
曲ごとにめまぐるしく色が変わるけど、どれも新しいEtude Lavieのカラーでした。

何と次回も決まっていて!8/8(土)代官山LOOP。
そして次のワンマンも遠くなくやるそう。

ナオミさんとコバヤシさんからは、まだまだ溢れ出るものが尽きなさそうで、Etude Lavieのこれからがすごくすごく楽しみです。
とりあえず一区切り、ワンマンお疲れ様でした!
ありがとうございます、夢のような時間でした。