ナオミさんが声の調子を悪くされて、リハビリのために暫くお休みされるとのことで、Etude Lavie休止前ライブでした。
前回ワンマンが相当苦しそうだったので心配だったんですが、今日は調子がそれほど悪くなさそうで安心しました。
悪くないっていうかすごく良かったです。
恐らく今日まですごくメンテナンスをされて、演奏も演出も声の調子をカバーできるようにいろんな工夫をしてるんだとよく分かるステージでした。
セトリは公式さんより。
Oh! my voice
トゥミィラ
クラリスキャット
夜感リサイタル
傘もささずに
暗がりホロウ
アイロニーバズ
手紙
ミストライト
アンコール)
Oh! my voice(リベンジ)
トレモロ
オープニングSEがいつものビョークではなく、んん??と思っているうちにナオミさんが一人で登場。
キーボード前に座ると、「Oh! my voice」を弾き語り。
今の状況を歌われるとは思ってなくて、既にうるっと来ました。
前回より声が楽そうで、まず安心。
メンバーが登場し、ナオミさんの口上「泣いている暇などないのだ」からの「トゥミィラ」。
「クラリスキャット」での間奏では、ナオミさんがおしゃべり。
「SE違ってびっくりしたでしょ?」「いかに想像力で気持ちよくなるかを考えている」「下ネタじゃないからね」と笑。
行き着いたのは、ナオミさんはパンが好きなので匂いやらを思い浮かべて、結局食べないそうです笑
「夜感リサイタル」「傘もささずに」では、ナオミさんがけだるげに椅子の背にもたれかかって歌って。
ああ~これはライブであり舞台なのだ…と見方が変わりました。
初めての「傘もささずに」ではバンドの音がナオミさんの歌声を覆うようで、強い雨にかき消される様子が浮かんで、椎名林檎のシングル「茎」の「迷彩」「意識」を思い出しました。
(台風の中収録したそうで、雨音がめっちゃ入ってる)
中でも野地さんのベースが、遠くでずっと降ってる雨の音のようで。
「暗がりホロウ」は、あ、これは暗がりホロウだな、と直感的に感じる美玲さんのソロから。
前回より歌詞が聞こえて、暗い歌と言われているらしく確かに前向きではない感じ。
でも暗いのもすごくいいんだよ……夜の道をトロッコで走る、みたいな歌詞だったと記憶しています。
抑えて歌っている感じが合っててまた切なくて。
「アイロニーバズ」ではナオミさんが「タクシーとかバスとか馬(ケルピー)とか、どこかに行っちゃいたいみたい、行っちゃおう!」から始まり、楽しそうにナオミさんが踊る踊る。
バックの勢いでナオミさんも乗ってっちゃう感じでした。
「手紙」、西さんのギターがひらひらする感じで可愛い。
間奏ではナオミさんがコバヤシさんにマイクを渡したかと思うと、バインダーで何かを書き始める。
ただの演技かなーと思っていたら、ポストカードを封筒に入れて封をして、最前列にいた人に手渡して!いいなー!
そして最後の歌詞を変えて、「君がいつかこの声を忘れたとしても、また歌うから待っててね」と……涙腺が緩みました。
「ミストライト」では、今日コバヤシさんと足立さんがキレキレだった印象。
アンコールでは、まさかの「Oh! my voice」間違えちゃったとのことでリベンジ笑。
コバヤシさんがマイクの位置調整して、歌い始める。
最初のより声も伸びてた気がします。
ナオミさんは声が出なくなったらやめるタイプのボーカルなんだろうなと思ってたらしいです。
それが変わって、ほんとに良かった……
今日のMC。
休止前のライブは初めてなので、何を話したらいいか分からない。
お休みと言えばハンターハンターで、再開するってなるとシュウさんからメールが来て、実際再開すると弟さんから連絡が来るという笑
ここで、ハンターの話と弟の話とどっちがいいかな?というコバヤシさん。
結局どっちの話も踏み込まず、ハンターのお休みの間もずっと待ってる読者がいるように、自分たちもお休みを待っててもらえる人になってるかな、と。
歌ってもらいたい歌手にずっと歌ってもらって幸せだな、と。
しんみりしたら、男の子が行方不明になった話に笑 ちょっとナオミさんに似てるなと思ったとか。
ところどころ苦しそうではあったけど、ナオミさんコバヤシさんとバックの4人の支え合う感じがすごく感じられるライブでした。
いつも万全とは限らないけど、それはそれで新しいものが感じられるなあと。
猛者たちはいつまで待ってます。待つのは慣れっこです。
是非復活ライブは全部新曲で!笑
したいけどできなかったことや新しいこと、たくさんしてパワーアップしたお二人の姿をまた見せてください。
待ってます。