二度目のスペースゼロなんだから、スムーズにいけましたよね(ドヤ顔)
伊坂幸太郎原作の舞台「マリアビートル」。
先日見た同じく伊坂幸太郎原作の「サブマリン」(別の団体のやつですけど)はなんか消化不良だったので、がっかりしないといいな~と思っていたのですが、杞憂も杞憂、めっちゃ面白かったです。
舞台の使い方もへー!ってなったし、演者さんが上手い。みんな上手い。
王子役の坂口湧久くんはまだ高校生とか…末恐ろしい…
脚本も違和感なくストーリーをまとめていたし、ストレスなく見られました。
キャラクターはもう、檸檬と蜜柑がかっこよくてかっこよくて!
二人一組っていうのにもともと弱いんですが、お互い信用してないのに信頼してるのがにじみ出るというか、コンビ感がすごくよかったです。
あとすっごい足長くて、見た目もかっこいい。ずっとこの二人ばっかり見てました。
知ってたけど、檸檬が殺されるところも蜜柑が殺されるところもあーってなって…王子はもともと憎まれるキャラなんであれなんですけど、七尾もてめー!ってなりました…仕方ないんだけどね…ちょっとあっさり殺しちゃった気がして…
最後のシーン、檸檬と蜜柑が椅子に座ってるんですが、その背もたれの棒がそれぞれ黄色とオレンジになっててグッと来ました。
でも七尾もおどおどしてるのに強い感じがよかったです。七尾だった。
ほんとにみんな上手だった。当たり前かもですけど意外とないですよね。
福圓 美里さん、さすがだった。声が高めで、下手したらキンキンうるさくなっちゃうのに聞きやすかったです。さすがプロ。
谷口賢志さん、どっちかっていうと苦手な役者さんなんですけど、今回の役は私が今まで見たのと違ってよかったです。
クールで怖い、怒鳴り散らす系の役を求められてるんだろうと思うんですが、それだとワンパターンなんですよね。
スズメバチのお二人、すごく自然だった。
みんな照明当たってないところでもお芝居してて、目が足りませんでした。
面白かった。
お目当てのキャストがいないとパンフ買わないんですが、今回は良すぎて買っちゃった。
でも!文句をいいたいのが!!
蜜柑が舞台のビジュアルと違う!!!これはこれでかっこいいけどそうじゃないんだよ!
あとtwitterでも言ったけどブロマイドは檸檬と蜜柑のツーショットを絶対用意すべきだった。何故ないのか逆に分からない。
一回しか行かないつもりだったんですが、もう一回行ってもいいかなと思うくらいにはいい舞台でした。