fictional
その小さなレビューサイトは、「架空コンピ」という企画を立ち上げた。架空の音楽レビューを公開し、その元となる音楽を募集してコンピレーションアルバムの形式でリリースするという企画だ。生み出された4曲入りのコンセプチュアルなアルバムは、複数のネットレーベルを介して、収録内容の異なる4曲が同時配信された。
しかし「架空コンピ」は、ネットの海を今も漂っている。今回、このサイトが作られたその意味は、その広大な海から拾い集められた楽曲を出来うる限り収集し、編纂したアルバムを公開することにある。
「音楽に言葉のベールをかけて形容し、新たな作品像を見つけたり、無意識に呼び覚まされる感情に目を向ける。
これが音楽レビューだとするなら、もし先に生まれた架空の音楽レビューからは、どんな音楽が作られうるのでしょう？何もないところに被せられた言葉のベールから、どんな実態が浮かび上がるのでしょうか？
音楽が与える感情、インスピレーションを言葉に封じこめたものがレビューだとすると、逆に言葉によって固定されたインスピレーションからは、どのような音楽が生み出されるのでしょうか。
同じ言葉でも、作り手が異なれば必ずしも同じ音楽は生まれません。そういった、言葉で囲われた音楽の中で、どこまでその作り手による差異が生まれるのか。」
Ask
3曲目は、懐かしさと新鮮さが同居した、インターネット感溢れるサウンドで構成された楽曲だ。遠くの方、まるで画面やスピーカーの向こう側で鳴っているようなくぐもりやこもりを抱えながら、シンセのサウンドやドラムスが生むリズムが、模造品のもつ根拠のない明るさのような、不思議な高揚を(それに付きまとううら寂しさも含めて)伝えている。
Answer
http://omoidelabel.bandcamp.com/track/himitsu-fictional-link-for-http-monsiurbeat-saleshop-jp
you can get it
http://mayoware.seesaa.net/article/381577162.html
http://omoidelabel.bandcamp.com/album/omoide-18-fictional-compilation
http://kikigatari.net/
Text
1. 「カーブ」の真実は奇妙です。 2． 「カーブ」は、「カーブ」の存在を示唆しました。
3． 「カーブ。。」
4。 主なソースの[終了の削除]の「カーブ」は、「ディスク」に格納されます。
5． 「吸収してください」また、「カーブ」が暗号化されます。
1. The truth of a "curve" is strange.
2. The "curve" suggested existence of a "curve."
3. "Curve"
4. "curve" of [deletion of the end] of the main sauce is stored in a "disk."
5. "please absorb" and a "curve" are enciphered.
Testimony
@positive_kobo: インターネット感を曲名で表現。
@positive_kobo: 架空コンピってことで名義も架空にしたの自分だけですよね
@positive_kobo: コンピレーションについては徹底してそのコンピレーションのコンセプトを汲み取った作品を提出するのが礼儀だと思っている。本来の名義で過去に参加したコンピから一貫してそこは徹底してる。
@positive_kobo: ただその為に「ストレートな良い曲」を作ることさえ放棄するのでその点、自分のアピールになりにくいのが難点。本来の意義に比べたら些細な話ではありますが。
@positive_kobo: 事実だったのかどうかよくわからない話を歌い、シークレットトラックという曖昧な形態で発表された楽曲を、存在してるのかどうかよくわからないトラックメーカーがリミックスする。曖昧に曖昧を重ねた本作はコンセプトに於いてどの作品よりも「架空」を体現してると自負している。
@positive_kobo: 大部分の人に拾って貰えなくても良いや。ここまでやったことで自分は満足している。
@positive_kobo: ついでに言うと、自分の心がズタズタにされて千切れそうな声になるような痛みは原曲以上だと思う。
@positive_kobo: 整合性に対して潔癖すぎるのが作品作りを苦しくしていくことは理解してるけど、整合してないと気持ち悪いんですよ。
@positive_kobo: このアカウントに興味を抱いてくれた方にのみ語ります。
@Furukyan: ああ、本当に「Himitsu」なんですね、とエアリプ