菅谷梨沙子レコーズについて | ムッシュ速報(Theムッシュビ♂ト公式ブログ)
菅谷梨沙子レコーズというインターネットレーベルがある。2013年より年に1度、Berryz工房菅谷梨沙子さんのバースデーである4月4日にのみ、当方の主宰するネットレーベル・ポジティヴレコーズを改称して活動する臨時レーベルだ(臨時列車とか臨時駅のニュアンスに近い)。

2013年の菅谷梨沙子レコーズは、K.UMaa's×R.I.Saa's名義で、Berryz工房ネタのオリジナル曲2曲と、Berryz工房×℃-uteの「超HAPPY SONG」を男2人でカヴァーするというなかなか強烈なアイテムをリリースした。

2014年の菅谷梨沙子レコーズは、Theムッシュビ♂ト名義で、「我らジャンヌ」の劇中曲「La Pucelle」のカヴァーと2013年にリリースした「梨沙子の歌」のリテイクを行った。「La Pucelle」は原曲が音源化されておらず、当方によるカヴァーが恐らく唯一の音源という、楽曲の良さに比して余りにアレな現状となっている。

このように菅谷梨沙子レコーズは、インターネットレーベルのフットワークの軽さ、ナードカルチャーとの交錯といった魅力を世界中にアピールしてきたつもりであったし、4月3日に活動する「春香レコード」(アイドルマスターヲタである迷われレコード山岡迷子による変名レーベル)のリリースと相いまって、毎年春には山崎春のパン祭りならぬ、春のナードレーベル祭りといった様相を呈していた。

話は前後するが、2014年1月にはなぜか活字媒体にも載るというよくわからない事態も起きた。

そんな2014年夏、Berryz工房は2015年春を以ての無期限の活動休止を発表した。そのとき僕は「来年も菅谷梨沙子レコーズはやるからな!」と宣言し、一部の物好きな人達のfavを賜った。必ずやるつもりでった。

しかし、自分の中には疑問もあった。

もう菅谷梨沙子レコーズを取り立ててやる必要はないのではないか?と。

ポジティヴレコーズからはソウルシンガー・プレステージ加藤によるベリキュートリビュートシングルをリリースしたし、当方の作品でも、梨沙子ヲタ・沙糸しろたまをボーカルに迎え、ベリヲタ界隈では神絵師として知られるぴょんた氏をアートワークに起用した梨沙子トリビュートソング「君に届け」は実際に菅谷梨沙子さんに届けるという快挙を成したし、それ以前にも梨沙子ブログのヘッダからタイトルを引用した「Joie de vivre」、馬の鳴き声や歌詞などでベリオマージュを表現した「てのひらの7つ星」、そして来月にリリースされる新EPにもBerryz工房ネタはふんだんに登場するし、今後も「シャイパの銃声を使った曲」や「ちょっとさみしいなのリフをまんま引用した曲」も控えているし、ライブのMC、USTのゲスト出演などではほぼ梨沙子の話をしているし、とある曲ではライブで「付き片の振りの引用」をしているし、諸般の事情でリリースが保留になっている沙糸しろたまの2ndはBerryz工房愛の総決算だ。

そこまで普段からやっているのに別に菅谷梨沙子レコーズと名乗る必要なくね?という話なのだ。

菅谷梨沙子は今後の僕にとって宝物のようなエレメントとして、今後も変わらず輝き続けるだろう。それは僕の音楽の血肉であり酸素であり太陽の光だ。

だから、菅谷梨沙子レコーズとは概念なのだ。


でも、4月4日は全力でお祝いするからねりーちゃん

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