Berryz工房という希望(ツイート忘備録) | ムッシュ速報(Theムッシュビ♂ト公式ブログ)
深夜にTwitterを見ていたら「魔女子さんなしでは生きていけない」さん(Berryz工房情報ブログとかも運営しているかなりの強ヲタさん)のツイートが目に入ってきて、何というかそこからかなり頭が整理されたので自分と
氏のツイートの忘備録を。



「魔女子」さんのツイート

@risako04041994: わたしはアイドルを芸能の中で最も大衆向けのものと考えてきました。だから梨沙子やももちが「わからない」と言われたとしても、それはそれで仕方ない、と。が、つんくさんは、はっきり「マス向けに楽曲を作る気はない」と言い切った。ならば、先鋭化したキャラもおのずと肯定されるはずなのですが。
https://twitter.com/risako04041994/status/560763902003122176

@risako04041994: しかし今だから言えることだけど、Berryzはそういう従来の「こうあるべき」をことごとく無視して独自のカラーを作り上げた。それはやはり、佐紀ちゃんが「各自の良さを殺したくない」ゆえに伸び伸びやらせてくれたがゆえだと思っています。もちろん、メンバー皆がキャラ立ちしてたからでもある。
https://twitter.com/risako04041994/status/560764854051418112

@risako04041994: イエノミでのみやびちゃんの発言によれば「メンバー皆ジャンルがバラバラで、それぞれに欲が出てきた」のが活動停止の理由だと。普通に考えて、こんだけバラバラな個性がひとつにまとまれるのって二次元の世界だけだと思う。それを現実にしたBerryzは、やっぱり奇跡だったんだな。
https://twitter.com/risako04041994/status/560765697228152832

@risako04041994: 活動臨界に達するぐらい自分たちを突き詰めてくれたBerryzには感謝しかない。しかも、「わかんないならわかんないでいいよ」じゃなく、きちんと最大公約数を目指した末に「おふざけ女子」という自分たちの到達点を見せてくれた。あれ見て結果出したじゃんって思ったよ、数字とか知らんけど。
https://twitter.com/risako04041994/status/560767104958201858




「魔女子」さんと僕の会話。

@Risako_gazo: @risako04041994 僕も数字とか知らんですけど、Berryz工房はやっぱりアイドルグループ史上最高の成功事例だと思います。個性とポピュラリティが完璧に相乗効果を成し、活動期間の長さも同一メンバーとしては例を見ないものになりましたし、最初から最後まで第一線にい続けた。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560880269935116289

@risako04041994: @Risako_gazo ベリがそうなりえたのは、事務所に通えることを条件に小学生限定で開催したオーディションで、控えではなく正規メンバーとして雇用されたという出発点が大きいと思います。当初はミニモニで獲得した低年齢層ファンの固定化を意図して集められたのだろうと思いますが。
https://twitter.com/risako04041994/status/560884605767516162

@Risako_gazo: @risako04041994 そうですね。「控えではなく正規メンバー」であることは本人たちのみならず運営・プロデュース側の覚悟と本気も促しますからね。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560885273404260353

@risako04041994: @Risako_gazo メンバーや家族の心理的負担を考慮すれば実家から通えるメリットは大きいでしょうし、事務所としても経費を削減できます。そう考えると、長丁場で育てていくことは当初より想定されていたと思われます。その地盤がベリを花開かせてくれたのは疑いようもありません。
https://twitter.com/risako04041994/status/560886144099827712

@Risako_gazo: @risako04041994 ほんと、それこそ10年先を見据えた(かどうかはわからないけどそれくらい)長期的な視野に立った運営だったんでしょうね。勿論、何よりもベリメンバー本人達の努力と才能があってこそですけど、ベリの起こした奇跡って振り返ったら凄いことだと改めて思いました。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560886838366199808

@risako04041994: @Risako_gazo そうなんですよ。ベリのメンバーが選抜された経緯ひとつ取ってみても、その時に限った事情であったり偶発的であったりしたはずのフラグメントが、おふざけ女子という一点に結実したことですべて必然になった。彼女らの努力と信念によって奇跡を呼び起こしたのです。
https://twitter.com/risako04041994/status/560888651245027328

@Risako_gazo: @risako04041994 ああほんと最高ですよね。「全力でふざける」っていう素晴らしすぎる哲学が一貫してあった、それを体現する努力を怠らなかった、それが身を結んだ、ってもうこの世の希望そのものですよ。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560889343217119232

@risako04041994: @Risako_gazo ももが「記録より記憶に残るものを」って言ってましたよね。枚数やキャパといった数の論理も大事ではあります。しかし人の琴線に触れるのは、覇道を征く軍馬の足元に咲く花の可憐さであったりするわけです。それを精神論ではなく作品として形にしてくれたことに感動します。
https://twitter.com/risako04041994/status/560891348564189184



僕の所見。

@Risako_gazo: 魔女子さんが「Berryz工房とは何だったのか?」を限りなく整然とまとめてくれた。個性をそのまま生かしながらポピュラリティを獲得するというプロセスはあらゆる芸事について回る永遠のテーマ。Berryz工房とはその回答の一端なのかもしれない。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560874998001197056

@Risako_gazo: Berryz工房は先鋭化した個性がエンターテイメントとして成熟した、希代の成功事例だと思う。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560875354248577024

所謂「コンセプチュアルアイドルグループ」との対比。

@Risako_gazo: Berryz工房が成功した理由の一つは「(アイドルはかくあるべき、みたいな)様式」とシンクロした部分はそのまま残したことなんじゃないかな。「◯◯アイドル」みたいなコンセプトの枠に最初にはめなかったことも大きい。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560875904100884480

@Risako_gazo: 自然発生した個性を生かす為に大事なのはコンセプトに嵌め込まないことだと思う。自分達に変なキャッチコピーを付けないことの大事さ。会議室で生まれた訳じゃないものの魅力って凄い。だからこそBerryz工房は希望なんだ。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560876306313654272

@Risako_gazo: 自分は◯◯アイドルと銘打ったコンセプチュアルなアイドルグループがどちらかと言えば苦手だ。コンセプト的に面白ければ面白いほど各メンバーのパーソナリティをそのコンセプトに埋没させることになってしまう。ハマれば奇跡的ってだけで、やはりどこか無理が出てくる。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560877351098007552

@Risako_gazo: Berryz工房は各メンバーの個性を殺さないことを徹底した結果、箱推しするファンの獲得に成功したんだと思う。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560877623111192576

ここからやや話題が余談へ。

@Risako_gazo: AKBグループが苦手な理由は「数百人もの女の子を選抜以外飼い殺しにしてないでちゃんと見せてやれよ!人の人生弄ぶなよ!」ってところが大きい。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560878325439025152

@Risako_gazo: 「選ぶ責任」をファンに投げて(しかもそれを総選挙っていうビジネスにしてしまって)、選抜以外のメンバーの人生を中途半端に飼い殺しにしてるっていうやり方には嫌悪感しかない。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560878654788354048

ちなみに僕AKBグループ各メンバーをdisってるわけではありません。運営が嫌いなだけです。念のため。

@Risako_gazo: 運営はアイドルをちゃんと担がないといけない。友人が最近アイドルの運営に関わってるから余計にそう思うけど、ちゃんと担ぐ運営とちゃんと担がれるアイドルはやっぱり強い。AKBグループのやり方は担ぐ部分をファンに投げてしかもそれをビジネスの一端にしてるというのが嫌なんだよな。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560879175997730816

@Risako_gazo: 音楽活動を成功させたいって思うからには、(当然だけど)沢山のファンを付けないといけない。そう考える上で、何かのファンとして、そのファンの人達とも交流してヲタ活動をしたことは得難い体験だと思う。弱オタだけど。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560881854094385152

Theムッシュビ♂ト/BaaBooFAZを成功させる為には「ムッシュヲタ/BaaBooFAZヲタ」を作らなければならない。その為には「ベリヲタ」として過ごした体験、そこで肌で感じたことは得難いものになるはずだ、って話。ざっくり言えば全ての表現者は、受け手の関係性に於いて「アイドル」だ。

@Risako_gazo: SSWもロックバンドもアイドルグループもファン心理の根っこは一緒。希望であり毎日の活力なんだ。彼彼女たちの人生、ステージを追うことが自分たちのステージなんだ。そこに立つ人達が真摯であったらそれは全く不健全なものじゃないだろ?
https://twitter.com/risako_gazo/status/560882814053142529

本人も運営もヲタも真摯なら「ヲタ活動」は健全なものである。

流れとしてはおかしいけど、このまとめはこういう視点で締めたい。

@Risako_gazo: @risako04041994 そうですよね。アレコレと話したことのコアにあるものは、7人それぞれが可憐な花であるってことなんですよね。ほんとに美しいことだなあって思います。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560892737998712832
photo:01



@Risako_gazo: 好きな人・物へ好きだって言い続けることができる人生って幸せだと思うしこれからもそう在りたいな。
https://twitter.com/risako_gazo/status/560888239678955520


真のポップカルチャーとは何か?
真のポップカルチャーとは「難しい話がわかんない人も難しい話がわかる人も等しく無邪気に楽しませるもの」ではないだろうか。そんなことを思った。