経営コンサルタント 毛利京申 事業再生企業再建 事業承継 -1029ページ目

借金は心の問題

昨日は、元大成建設の中国天津市の支店長で、定年後名古屋で

建築業を興した社長さんが相談にやってこられました。

環境に良い、エコ建材のパテントを取ったが、

これを如何に売り出すかの相談でした。


皆さん、仕事のできる人は、昨日申した

『自分のフィールド』を見つけて、突破口を模索するのですね。

一昨日は、水道工事会社の社長が相談に来ました。
経営が、思わしくなく、今月の銀行の支払ができないとのこと・・・

顧問税理士に相談すると「こうなったら弁護士に相談したら・・・」

と言われ、弁護士に相談すると

もう破産しかないね。」と云われたそうです。


私も弁護士事務所に18年間も在籍し、

数千件の破産申し立てを代行してきたので、

弁護士事務所に相談に行っても当然のアドバイスだと思います。

私は、それでは本当の意味での解決にならないということで、

年収5000万円の立場を捨てて、人を救うためという気持ちが、

今の職業を天職としたのです。



たしかに、もう破産しか道はない人もいます。
でも確率的には、諦めた人の半分以上は、

まだまだ可能性がありますね。

営業利益が出るうちは、まだまだ道があるのです。

私は、この水道会社の社長には、

まだまだ『楽勝じゃないですか?』とアドバイスして、

再建計画書を作成することにした。

年商8億で、負債が10倍のホテルを全株額面で買い取り、

自ら代表取締役となって再建したこともあるから、

1億や2億の借金なんて・・・・

という気持ちで仕事しております

このぐらいじゃ、諦めるのは早い!
ましてや、借金を苦にして自殺しようなんてバカげております。


たしかに1998年以降『生活苦による自殺』が急増しております。
毎年、3万5000人弱の人が自殺しておりますが、

この生活苦による自殺者は、8000人前後だと言われております。


しかし、よく考えてみて下さい。

アフリカ難民、北朝鮮の人たちは、

もっともっと生活苦に悩んでいます。
栄養失調で喘いでおります。

自殺する人で、栄養失調の人や餓死する人はいませんよね。

私は、経営不振や借金で自殺する人を

みたくないから今の職業を選択しました。
借金は経済的な問題ではなく『心の問題』です。


山上憶良の「貧窮問答歌」の「働けども働けども~」

という句を想いだし、『自分はまだまだ』と思う気持ちが大切です。

「借金」で人格が破壊されるわけでもなし、

一度や二度の失敗でいちいち自殺していたら

命がいくらあっても持ちません。


今日昼からある病院にお見舞いに行ってきます。
警察官をしている知人がガンで入院しているからです。

まだ、44歳です。
この人の子供は私の長女と幼稚園繋がりなのです。

 
この人のように「まだ死ねない」と必死で生きようとする人。
自ら「死にたい」と思う人。

これらの違いは、

単に「自分のことだけ」を考えている人かどうかです。


さぁ、明日に向かって血が滾る仕事をしましょう



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●パスタリ庵が18日中京テレビ

『PS愛してる」に登場します。皆さん是非見てね。

取材店ホームページhttp://www.pastalian.com/

 

●読売新聞の連載コラム3月2日に更新しましたよ。
 是非読んでね♪

http://chubu.yomiuri.co.jp/news_k/fukokei/fuko070302.htm

マンネリと気付き

今朝中日新聞を見ていたら大きく

「手帳」の広告が出ておりました。

キャッチコピーは
『4月生れの高橋に恋をしてしまった』
という「高橋」という手帳メーカーの広告でした。

一般的に手帳というものは、1月から12月までが

1年となっているものが普通だと思っておりました。

私は、毎年手帳を買いに行くのは、11月頃です。

この「高橋」の手帳は、4月から3月までで、1年だそうです。
結構売れているそうだ。

「手帳」というものは、1月から12月までだ・・・

という先入観が恐いですよね。
全てにおいて、

これでいいという、何ら疑問を持たないことです。

「売る仕掛け」としては、

手帳は別に1月からという決まりはない。
ましてや、年度というのは、

4月が一般的ではないか?という発想です。

云われてみれば、そうなのです。
「手帳」は4月からという発想は、素晴らしいですね。
 
今ごろの時期は、手帳なんかは売れないと思います。
「高橋」は、恐らく・・・

4月からの手帳と1月からのものと、両方作っていると思います。

こうすることにより、11月も売れる。

3月も売れる。両方が売れるといいですよね。
特に、今ごろの時期の発売だとライバルもいないからね。



中国人のビジネスマンが、日本人をバカにするときがあります。

「日本人は、すぐに戦略・戦術という言葉を使いたがる。

しかも「戦略」の意味を間違っている。」と・・・
「戦略」という言葉の本当の意味は、

この言葉は孫子の兵法からきた言葉で、

「戦わずして勝つこと」という意味なのです。
摩擦が起きれば、トラブル、ライバルを増やすことになり、

「戦いを省略することが戦略という意味だそうです。」


ですから・・・

「自分だけのフィールド」

「ライバルがいない世界でのビジネス」

「ライバルが少ない時期」を狙うといいですよ。


今一度、自分の持つ「最大の武器」は何か?


を見直してみてはいかがでしょうか?


売るための仕組みづくり

最近は本当におかしな天気ですね。
今朝は雪が降り、それが雨になり、今は晴天になってきました。

今日は、三重県宮川村から村を再建しようと尽力している

黙雷住職が栄三越前で昨日から31日まで座禅を組む

というので応援に行こうと思っている。

が、しかし確定申告に税務署に行ったり、銀行廻り、

パスタリ庵にも行かねばならないし、

昼から2件の来客があるので、少し調整してみる。




今日の来客も

「もうダメなので、破産をしようか考えている」

との相談だ。

誰でも破産する前には、必ず「予兆段階」がある。

このときにどのような行動をするかが、生死を分ける。

単に、「もっと頑張らねば・・・」「もっと売上を上げなければ・・・」

と考えているだけで、日々作業に追われていたり、

漠然と仕事している人は、完璧にアウトです。

この時点で、しっかりした「売上を上げる仕組み」を

作らなければなりません。
「事業計画書」、「再建計画書」を具体的にどうやってという

タラ、レバではない数字を盛り込んだものを

作れなければ、先ず再建は難しいでしょう。


私は、自らも絶対絶命という企業を何度も

経営をしてきたので、このことはよくわかります。

(というか、これで飯を食べているわけですから・・)


昨日書いたワイン『シャトー・ムートン・ロートシルト』

についても、漠然と「ワインの話を書いているんだな」とか

「へぇ~っ!このワインはラベルが、毎年変わるんだ」

としか受け取れない人は、ダメですね。

このワイナリーを買ったフィリップ・ロートシルト男爵は、

メドック格付け2級だった「ムートン・ロートシルト」を

土壌改良、苗木の改良などを行い、血と汗と涙で73年に

不変だといわれた格付を変更させ・・・

見事1級に昇格したのです。

商業的にもラベルを毎年世界の一流と言われている

画家に書かせるという話題が爆発的なヒットとなったのだ。

このワインのラベルだけの博物館やカレンダー

(約8000円)もあるのですよ。


成功している人は、どんな人でも「売るための努力」

「仕掛け」「仕組み作り」を実行しているのです。

私のブログは、「映画」「趣味」「宴」のことを描いていても、

必ずビジネスヒントが隠れているのです。


1855年に格付されてた以降、絶対的に不変と言われた

メドックの格付けを変えさせたロートシルト。
以前、2級から1級に昇格できなかった時は

地団駄踏んで悔しがったそうだ。

そして、73年に1級になった時のロートシルトの

有名な言葉を贈ります。


『我1級なり、かって2級なりき、

されどムートンは昔も今も変わらず』

大人がこれから担うこと

昨日は、ライフコンサルタントの伊庭先生と

私の家の近くの焼鳥屋で、打合せを兼ねて飲みました。

彼の「日本を創生」する構想には、偉大なものがある。

老人福祉、学校教育、地域再生、団塊の世代の

2次創業が網羅されている。
私も一緒にこれをモデル化して、町おこしを実行していく予定だ。


昨日は、21時からテレビでスピルバーグ監督の

『ディープ・インパクト』があったので、息子に録画を頼み、

飲んで帰った0時くらいから久しぶりにこの映画を観ました。


この映画は、巨大な隕石が地球に衝突し、人類が滅亡するのを、

勇敢な宇宙飛行士が救うという

ブルース・ウイルスの『アルマゲドン』のモデルとなった映画です。


この映画に登場する主人公ジェニーの

母親バネッサ・レッドグレーブは、死期が迫り、

お気に入りの洋服を着て、口紅を塗り、自殺をします。

そのときに、最後にワインを飲むのですが、

私は、「彼女が何を飲んだか忘れてしまったので、

それを調べるためにこれを観たのです。」

ところが残念ながらそのシーンは、カットされておりました(涙)

そこで、仕方なくビデオを借りてきました。

すると、「ああ、そうだった♪」


な、なんと・・・

ボルドーの1級シャトーの

「シャトー・ムートン・ロートシルト93」

という最高の赤ワインでした。

このムートンというワインは、世界的に有名な画家に、

毎年ラベルのデザインを書かせることで有名なのです。

47年 ジャン・コクトー 
58年 サルバドーレ・ダリ 
69年 ジョワン・ミロ 
70年 マルク・シャガール 
73年 パブロ・ピカソ 
75年 アンディ・ウォーホール 
88年 キース・ヘリング 
79年 堂本尚郎 
91年 出田節子(セツコ・バルティス)などです。

このワインのラベルを描けるというのは、

日展で賞を取るよりも名誉なことなのです。

で、この93年は、セツコさんのご主人のバルティスが、

描いたのですが、アメリカからこのラベルについてクレーム

があって、アメリカでは、

ムートン93は「無地のラベル」なのです。

アメリカ曰く「子供の裸を描くとは、不謹慎だ」

とクレームがついたのです。


ジミー・大西画伯もボジョレー・ヌーボーの

ラベルを描いていますが、

このムートンのラベルを描ければ、

世界の一流画家と肩を並べれますよね。

 

で、あなたは、もし地球が滅亡し、

命がなくなるかもしれないとしたら、どう行動しますか?


我先に助かろうとすろか?
運命に身を任せるか?
他人のために命を差し出すか?

命ある限り

私は定期的に『ユニセフ』に寄付をしております。
昨日、またこんな手紙が来ておりました。

「父さん、母さんが生きていたら・・・」
「親のように守ってくれる大人が

 そばにいてくれたら・・・」


世界では、天災、戦争、栄養失調などで

親を亡くした子供は、1億4300万人いるそうです。
日本では、自殺する人が年間3万5000人います。


 
アフリカ・シエラレオネの少女ファトゥは、小学生のとき、

父親が病気で亡くなり、母親も後を追うように亡くなりました。
ファトゥが14歳のときです。

前よりももっともっと貧しくなり、学校を辞めました。
何故なら5人の弟が毎日おなかをすかしているからです。

いちばん下の弟はまだ2歳でした。
病気になっても、薬も、医者にかかるお金もなく

「どうしたらいいの?」と泣きました。 

しかし、両親が亡くなっても、悲しむ間もなく、

耐えがたい空腹や貧困が待っていました。 

世界には、1億4300万人以上の両親のいない子供が

必死に弟や妹のために必死に生きようとしております。

私は、弁護士事務所時代に事業で失敗して自殺した人を見てき、

そういうどん底の人をたくさん救ってきた経験から今の職業を

天職とすることが自分の使命だと思い今の職業になりました。

そんな子供からみれば、たかが事業で失敗して

自ら命を失うなんて、恥かしい行為ですよね。

もっと、大変な人がいる。
自分を必要としてくれる人がいるんだ。と思うことが必要です。


月2000円で、6つの感染症から一年間で12人救うことができます。
月3000円で、年間173人に文房具を買い与えることができます。


さぁ、今一度世界的に物事を観て、

自分の「生きる証」を見つけてはいかがですか?