難しいことは無いけどとにかくやることが多いパイプマシン。
続いてダイヘッドを分解していきます。
まずは切上ブロックをスライドさせてチェーザを抜き取ります。
4点止めのボルトを外すとバラバラになります。
切上ブロック側にイモネジが付いているので外していきます。
中にはスプリングが組み込まれています。
切上レバーは分解すると必ず後悔するので今回はそのまま。
綺麗なので問題ないでしょう!
写真右の絞り調整偏心ピンは外します。
洗浄後、組み立てて完成です。
50Aには(1/2~3/4)(1~2)のダイヘッドが付属します。
分解、清掃、組立の工程が全て完了したので実際に切削油を入れて試運転します。
油を入れた瞬間いつも複雑な気分になります。せっかく綺麗にしたのに。
スイッチオンで油が循環してダイヘッドに送油されます。
油量調整も問題なしです。
油量調整は右側のダイヤルで行います。
ダイヘッドを立てるとダイヘッドへの送油は遮断されます。
ここまでで当店での動作確認は完了です。
え?削らないのって??
また切粉地獄になるので勘弁してください。
油だけでも心が傷つくんです…。
そんなこんなで再び油を抜き、拭き拭きして出品です。
20年以上前の古い機械ですが程度良好ですよ。
今回写真を撮りながらの整備作業だったのでかなり時間がかかりました。
油まみれのパツパツのニトリルグローブを外してパシャリ、裏返ったグローブを元に戻して…を繰り返して、100枚越えの写真もブログ用に選別して加工して…実際完品になるまで丸2日?
健全ではないので次のネタはさっくりで行きたいと思います。