GW中に出来るといいな……


なんて呑気なこと言ってたのは誰だ??(お前じゃ)って感じですが……

昨日、図書館から借りていた「コートの本」の返却日が来てしまいまして。

図書館が緊急事態宣言でお休みなので返却しかできず、借りてみてとてもいい本だと思ったので買うことにしました。

まだ一着もできてないけど、本に載ってるコートもいずれは作ってみたいなー。


コートの進捗はというと、表地の見頃を繋げました。

単純に前見頃と後見頃だけでなく、脇見頃や裾見頃(ウエストに切り替えがありダーツが入っているデザインのため)などに分かれているので結構時間がかかってしまいました。


上見頃と裾見頃をウエストで繋ぐ際、絶対にズレてはいけない部分が6箇所あったんですけど、あらかじめしつけをすればいいのに面倒で怠った結果……



はいアウト!(泣)

あともう1箇所も



これもダメ。

この2箇所は隣同士だったので、解いて縫い直すのは15cmくらいで済みました。



(縫い直したのにまだズレてる……)


ここ以外は綺麗に合ってるので、まあ許容範囲かな。ドンマイ。


見頃が繋がったので、服っぽくなってきました!


仕様書の手順に戻り、ポケットを付けました。


ポケットの手前布が裏地なので、キュプラ縫いにくそうだな……と後回しにしてしまったんですが、表地との縫い合わせだったので何の問題もなかったです。

むしろこの後、裏地だけを縫う工程が恐ろしい。

針や糸も変えたほうがいいのかなあ。。


ポケットには色々種類がありますが、今回のポケットは一番好きなタイプかも。

昔、パターンレーベルさんのワンピースを作った時と同じなので、そっちの仕様書も引っ張り出してきました。

パタレさんの方では「切替ポケット」と表記されてます。



こういう感じ。


ポケットをめくると



口布があるので縫いやすかった。

しかし写真を撮るたびに表布の色が全然違って見えるなあ。

今日撮った写真は全部実物と違います。


そういえば昨日衿を縫った時に失敗したところ、ポケットでも気を付けなきゃ行けない部分だったんですが、布端を合わせるというよりはきちんと実線の角を合わせるのが基本だったな……と。

今更ですが。

慣れてくると実線を布に書くことはほぼなくて、ミシンのガイドで縫ってる人が多いと思うんですが、ああいう斜めのパーツはちゃんと合わせないとダメですね。



今回はきちんと合わせました。普段ほぼ使わないまち針がこういう時には役に立つ。


表地はだんだん出来てきました。

縫いやすいので楽しいです。

仕様書の順番ではもう少し後の方なんですが、先に衿を作りました。

小さなパーツでも出来上がるとテンション上がるかな?と。


今まで作ったことがある子供服の衿は、表衿と裏衿を接ぎ合わせて見頃に付けるだけだったんですが、今回は「台衿」が付いています。

台衿とはなんぞや、というレベルでコートを作ってます。


簡単に言うと衿と見頃の間にある帯状のパーツ。衿の土台の役割。

ワイシャツで言うとネクタイを巻く部分です。

調べた後、手持ちのコートなどの衿をめくって見てみましたが、ああー確かにあるねこのパーツ!という感じ。

衿をじっくり見ることなんてほとんどなかったので、服の仕組みを知る楽しい機会になっています。

「コートの本」では台衿という表記はなく、「襟腰」が同じ意味で使われているようでした。


表衿と台衿は問題なく縫い合わせることができましたが、苦戦したのが地衿と台衿の縫い合わせ。

どうにも2つのパーツの縫う距離が違いすぎて、型紙を間違えたかと一度確認しましたが合ってるし……


すると。

めちゃくちゃ初歩的なミスをしていたことに気付く。。



縫い始め。

お裁縫をやってる人にはすぐわかると思いますが、これは間違い。

上のパーツを開くと……



ズレてるズレてる!!

生地の合わせ方から間違っているので、そりゃ縫う距離も合わないわけだ。



生地の合わせ方はこう。

甚平さんを作る時などにこういう場面はよくあったはずなんだけど、うっかりしてました。


解いて縫ってみると、ちゃんと距離が合う!(そりゃそう)



無事に縫えました。(生地の厚みを考えるともう少し上にずらした方が良かったのかな。このまま行きますが)


それぞれに台衿を付けた表衿と地衿を縫い、ひっくり返して衿の出来上がり。



角は、まあまあ丸くできました。




地衿の方が小さいのは、小物作りでもお馴染み「裏地を控える」ため。
表からは縫い合わせたラインが見えず、こうやって裏から見ると表生地が少し見えます。

本当はアイロンをビシッと掛けたいのだけど、地衿側から試しに掛けたらあたりが出てしまい(縫い代の段差が表に響くこと)ちょっと後回しにします。
テカリが出やすい生地のようなので、ここは慎重に。