SXE10 アルテッツァ 燃料ポンプ交換 | ナルズ工場長の出来事

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皆様コンニチハ('ω')ノ

 

 

 

雨ばっかりでヤダねーって

言ってた途端に今日梅雨明けしましたね。

 

梅雨明けからやる気を出してるのか

すんごいあっついですわ。

もう汗だく。

 

替えのTシャツに着替えたのも

今年初めて。

 

暑くて大変だけど

夏が来るとワクワクするのはなぜだろう。

 

今年もすいか食ってビール飲んでの

恒例の夏になると思うオイラです(´・ω・`)

 

そう、今年こそは海に行こうw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回はSXE10

アルテッツァの

ポンプ交換作業です。

 

 

 

 

SXE10の燃料ポンプも例に漏れず

走行距離が進んできたり年式が古くなって

くるとダメになります。

突然ダメになったり、たまにダメになったり

初期症状があったりなかったり

故障するパターンは様々です。

 

けっこう急にダメになるパターンが多いようですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

早速交換作業していきます。

 

 

 

 

SXE10の燃料ポンプはリアシートの下にあります。

 

リアシートの座面部分の下ですので

リアシートの下側を外します。

シートはただ単にはまっているだけで装着されている

だけなので

手で上側に引っ張れば取り外せます。

 

 

 

 

 

 

シート座面を外したところ

 

 

こんな感じになります。

左右にそれぞれ蓋がありますが燃料ポンプは左側です。

助手席側のリアにあります。

蓋が大きい方ですね。

 

 

 

 

 

オープン

 

 

蓋を開けたところ。

一度も開けた事がない車両だと

みんなこんな感じに汚れてます。

 

このまま開けたらタンク内にゴミが入ってしまうので

先に清掃します。

 

 

 

 

 

 

清掃後

 

 

キレイになりました。

 

これでタンク蓋を開けるのですが

このまま開けたらガソリンダダ漏れになるので

開ける前に燃圧除去します。

 

いつもはヒューズ抜いたりしますが今回はちょっと横着。

 

画像の様に燃料ポンプのカプラーを外して

セル回せば燃料除去できます。

セルを数回まわせば大丈夫かと思います。

 

 

 

 

 

 

 

燃料系をバラしたりする時は必ず事前に

燃圧除去をしましょう。

さらにタンクの蓋を開けてタンク圧抜かないと漏れます。

 

もっと言うと燃料が満タンだと燃圧除去しても漏れます。

 

できれば作業前に燃料残量を少なくしてから作業しましょう。

できるだけ少ない方がいいんですが

最低でも半分以下がいいと思います。

 

今回は残量1/4なので大丈夫です。

 

最近高騰している

ガソリンなんで無駄にしない様にね!

 

 

 

 

 

 

 

タンク蓋を開けると

こんな感じにユニットが出てきます。

 

蓋にポンプからゲージまでそっくりなので

少しチエノワみたいに抜きます。

 

ちょうど画像の位置あたりでジェットポンプについている

ホースを切り離します。

そのまま切り離すとタンク内に落ちちゃうんだよね。

手を突っ込めば余裕で拾えるんだけど

ガソリンに手を漬けるのはあまりよろしくないので

ホースを外す段階で針金等で押さえておきます。

 

 

 

 

 

摘出できました('◇')ゞ

 

 

こんな感じです。

摘出する時にチエノワするのはフロートとかが

引っかかるからです。

 

SXE10はポンプから全部ケース内に収まっている

ユニット一体になってます。

この形式はJZX110とかアリストとかもこのユニット方式ですね。

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとわかりづらいかもですが構成はこんな感じです。

 

基本ボディはプラスチックで爪でくっついている造りです。

 

構造はポンプのすぐ上にフィルターがある造りですね。

 

プラスチックなので折らない様にそーっと爪を起こして

外していきます。

 

 

 

 

 

ユニットの底とかに汚れがついてますね。

汚れというかガソリンがなんか変化している感じですかね。

こういうのがサビの原因になるのかもね。

 

 

 

 

 

 

 

フィルター(ストレーナー)の部分にもゴミが付着してました。

 

ガソスタで給油中に意外と混入したりするんです。

新車時でも某メーカーの車はタンク内にゴミ入ってたりする

みたいだしね。

一時期それ問題になったね。

 

この車両は走行距離20万キロオーバーなので

汚れもゴミもこんな感じです。

 

 

 

 

 

 

交換部品

 

 

今回はポンプ純正でいきます。

もちろん交換に至ってパッキン、Oリング、クッションなど

消耗品や再利用できない部品は交換していきます。

 

参考までに純正燃料ポンプは

¥37,730(税込)※令和4年6月時

 

 

 

 

 

 

バラシていきます。

 

 

前記した通りプラスチックのケースを外してバラして

いく感じ。

経験上このプラスチックは割れにくいですが

(今まで割ったことはない)

ポンプの下部をとめているプラスチックは

けっこうクラックが入っていたり爪が既に折れている

ケースがありました。

今回も安パイとって事前にプラスチックの下部部分を

とっておきましたが確認してみましたら大丈夫でした。

一応交換しますけど。

 

画像のポンプの上にあるのが燃料フィルターです。

変わった形状をしてますね。

 

 

 

 

 

燃料フィルター

 

フィルター部分はプラスチックのボディに入ってるので

外から確認できません。

 

参考までに純正燃料フィルター

¥5,258(税込)※令和4年6月時

 

 

 

ここの穴からチラッと中が見えます。

エレメント部分は紙みたいな感じに見えます。

段ボールみたいな。

 

 

 

 

外した方のフィルターは黒くなってよくわからん。

これは後に内部バラして見てみます('◇')ゞ

 

 

 

 

 

燃料ユニットが組みあがりました。

 

今回はついでって訳ではないですが

ジェットポンプ(レギュレーター)も交換しました。

 

センダユニット以外はほぼ新品交換です。

 

燃料系の交換はケチってはダメです。

小さな部品でもダメになると不具合でるパターンも

多いので、できるだけ新品で交換します。

 

 

 

 

装着

 

 

タンクに戻しエンジン始動させ

漏れがないか確認。

 

問題ないようなのでこれにてポンプ交換は終了です( *´艸`)

 

 

 

 

 

でもでも

燃料系やるならついでで今回は…

 

パルセーションダンパー

 

 

場所はエンジンルームのインマニ上あたりにあります。

 

画像では既に外してますが

本来は白っぽいプラスチックのカバーがあります。

 

正確名称は

燃料プレッシャーパルセーションダンパー

です。

 

 

たまーにアルテッツァのここが壊れる事もあります。

今回は予備交換ですが走行距離20万キロオーバーなので

交換しておいた方がいいでしょう。

 

 

 

 

 

参考までに

ダンパー¥7,160(税込)

ガスケット2枚¥110(税込)※令和4年6月時

 

ガスケットが特殊なので交換時は必ず純正ガスケットで

組みましょう。

ダンパーにはガスケット付属されてきません。

 

 

 

完成( *´艸`)

 

 

これで全ての作業が完了しました。

 

漏れもなくエンジン絶好調であります。

 

未だ純正部品は新品で出ます。

でも最近トヨタは突然製廃になるし

製廃になるタイミングも早い。

 

燃料ポンプとかフィルター、ダンパー等を未交換な方は

まだ出るうちに交換しちゃった方がいいと思います。

 

マジで最近JZX110系とかヤバいくらいに部品が出ない。

JZX100もまぁまぁ出ない物も増えてきた。

 

古くなってきたからしょうがないんだけども。

日産はけっこう古くても出るのに…・

 

 

 

 

 

 

 

さて後はフィルターの内部を見てみましょうかね。

 

 

プラスチックなケースなのでエアソーで切ってみる。

 

 

 

 

 

意外と汚れてない??

 

う~~ん、でもまぁあぁ汚いかなw

 

外したばかりの時はガソリンで濡れていたから黒く

見えたのかな??

 

 

 

 

 

 

でもフィルターの奥底にはゴミみたいのが

びっしり詰まっていました。

これはヤバいね(;゚Д゚)

 

 

ゴミっていうかサビ?みたいな感じ。

 

手で触ってみるとけっこう固めな粒子って感じ。

 

やっぱりポンプ交換時はフィルターはセット交換ですね!

 

アルテッツァの燃料フィルターはお高めだけど

交換した方がいいね。

でもこんな形状のフィルターなら純正が出なくなったら

どうすんのかね。

フィルターレス?社外フィルター??

日産とか流用できるし汎用フィルターあるし社外フィルターあるし。

 

 

 

こういった消耗品が部品出なってきたらヤバいっすね!

 

 

 

部品無くならないのを祈るぜ!!

 

 

 

 

 

 

 

今回みたいな燃料系をバラす作業を

DIYでやる方、十分な換気と火気厳禁、

部品の取付も確実に行ってください。

テキトーにやると大惨事になる可能性大です。

 

 

ガソリンも高騰しまくりなので

無駄にこぼしたりしないようにね。

 

 

しかしガソリンいつまで値上がりするんだろう?

 

これ以上ビンボー人をいじめないでくれw

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それでは

またねー('ω')ノ