前回の記事の続きですニコニコ
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入院して5日後妹幸子の結婚式です。

一泊の外出許可をいただき、
先に東京へ向かった子供たちを追いかけ
病室から直接式場へ向かうために  
私は一人で新幹線に乗りました。

式には黒留袖を用意していましたが 
さすがにキツイので薄いピンクのドレスにしました。

帝国ホテルでの挙式は五時から。
子供たちと合流し、
克基はビシッとタキシード!
仁美は可愛いクリーム色とライトグリーンの
お花の模様のフワフワドレス。

沢山のお客様を前にはしゃいでいる二人を連れ
幸子の控え室に行きました。

白い打掛の綺麗な花嫁姿だった。

でも幸子が心配する程
私の顔色は悪かったようでした。

式の時も披露宴の時も
幸子は心配そうに 私を見つめていたのでした。

せっかくの幸せな妹の門出の席で、
妹や父母家族に大変な心配をかけ、
私のことを気遣わなくてはならなかったことが
無念で悔しくて、哀しくて涙が止まりませんでした。

父には挙式の前日に私がガンである事を伝えました。

舞台が楽日を迎えるまでは、
動揺して舞台に差し支えでもしたら
役者として申し訳が立たないと思ったのです。

無事に千秋楽を務め、
挙式前日にこんな衝撃的な事を聞かされ
多分、父のなかで末娘の結婚式と
次女のガンと同時に受け止める事が
とても辛かったのだと思いました。

宴の間中、
紋付袴でカメラを持って会場内を動き廻り
私の隣に座ろうとしなかったのでした。

次の日、子供たちと一緒に新幹線で京都に戻り、
いよいよ  子供たちと別れる時、、、
二人は今にも泣きそうな声で
「早く帰って来てね」
と言って、小さな手を振り、
車の窓から落ちそうになる程
身を乗り出して家に帰って行きました。

そして 私は京大の部屋に戻りました。



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無事に出席出来た妹の結婚式写真ラブラブ




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