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日本中を食べ尽くす!!ミトミえもん食べ歩きブログ

ミトミえもんが世の中を食べ尽くします。

みなさん、1年間お疲れ様でした。
今年はコロナで食べ歩きも大ダメージでしたが、来年は収束することも願いつつの食べ納めでございます。一年の締めくくりはやはり蕎麦!ということで、創業寛政三年(1791年)、大門にある老舗中の老舗『芝大門 更科布屋 本店』を訪ねます。同店が名を連ねる蕎麦の伝統を守る木鉢会のホームページよればざっとこんな歴史を歩んできたらしい。布屋の文字は元々反物屋を営んでいたことに由来しているのですね。更科はもちろん江戸三大蕎麦と呼べれる更科の系統を意味しております。

「創業寛政三年(1792年)信州の反物商、布屋萬吉が蕎麦屋に転向し創業の運びとなりました。江戸四大食(そば・寿司・鰻・天ぷら)の一つとして御引き立て頂き、今日まで二百余年の商いをさせて頂いております。」



大門の蕎麦屋の名物は江戸時代から口伝にて受け継がれたという変わり蕎麦。四季折々のそばが楽しめる変わり蕎麦、1月は唐辛子切り、4月は桜切り、10月は菊切りといった感じで。ちなみに、師走12月の変わり蕎麦は柚子切りが担当しております。変わり蕎麦を含めた、人気の「三色そば」をいただきます。



特に白と黄色に注目です。やっぱり更科系ではこの白いそばは外せない。蕎麦の味の内部の部分を使うので白いアウトプットになり、これを更科蕎麦と呼ぶのです。しっかりとした食感にほんのりとした甘味が感じられます。ちなみに、つけダレがかなり濃厚なので、ちろっとつけることをオススメします。そんなつけダレにあっても負けない風味を爽やかな柚子が発揮しております。

そもそも年越し蕎麦って何で食べるのでしょう?蕎麦のように長く過ごせるように、不運を切り捨てて新年を迎えるように、そんな意味があるんですって。来年のグルメ生活も縁起よく過ごせるように!!



江戸川橋にあるラーメン店『三ん寅』、2019年創業と新しい。札幌の名店「すみれ」で長く修行した店主で、彼が寅年の三月生まれということが由来らしい。暖簾にはその「すみれ」と一緒に「幻の駅」の文字。



こちらも札幌にあったラーメン店の名前だそうです。北海道が自信を持って送り出した、そんなところでしょうか。その期待に応えるかのように連日大行列が作られております。



味噌らーめん、850円也。

メニューには醤油や塩の用意もありますが、もちろん味噌を外すことはできません。しかも、寒い冬には特に味噌が食べたくなるものです。



見るからに濃厚なスープにはたっぷりのラードが厚い層を作っております。最後まで熱々で食べられるという利点に加え、ラードが口にまとわりつくように旨味という名のコクを残していきます。もちろん黄色い縮れ麺との相性も抜群で、相互に歩み寄る絡み度合いは半端じゃありません。



チャーシューの上に乗せられた生姜は味変アイテムとして抜群。細切りのメンマのアクセントや全体に効かせた胡椒の具合も素晴らしい。東京には味噌ラーメンの名店が多くはないので、この新店の登場はとにかくありがたい。特にこの寒い冬に。ご馳走様です!






はいさい!
行列のできる沖縄そば店『首里そば』へやってきました。沖縄の象徴である首里城のあるエリアにございます。行列に対して駐車場の数は少ないので、できればタクシーなどでの訪問をオススメします。一応、店舗の駐車場の裏手に有料駐車場がありますが、ここも満車になることが多いのだとか。さて、こちらの沖縄そば、創業は1994年ですが、伝説と呼ばれた「さくら屋」(1951年〜1993年)の味を継承しているそう。店ごとに個性のある沖縄そば、行列のできる首里そばはどんなそばを提供しているのでしょう。



首里そば(小)

沖縄そばの上には三枚バラと蒲鉾。お供には紅生姜が一般的ですが、こちらで針生姜をスープに浮かべております。スープはあっさりとした鰹出汁の風味、個性はそばの方に見られ、沖縄そばには珍しいコシの強いもの。不揃いなアウトプットが手打ち感を感じさせます。



かたさがある分、スープとの距離が少しできてしまうような印象。それを埋めるように生姜なんかが機能しているのですね。さらに、刺激を作るのに定番のコーレグース。独特な風合いだなと思いましたが、これはきっと泡盛の存在ですね。

人気店がゆえに売り切れ必至。そばにはありつけましたが、人気メニューである「ジューシー」や「煮付け」は食べられず。代わりというわけではないですが、おにぎりを注文。



沖縄料理の1つである、味噌を豚の脂肪で炒めたアンダンスーが具材。白飯との相性はバッチリ!これが今回の沖縄最後の食事。美しく楽しい沖縄よ、またやーさい!!