こんにちはっ。Boo~ Boo~
梅雨だ梅雨だね!
こないだなんだけど、私お笑いさんになりたいんだよな的なやつを辞めまして、引退しました。
とはいっても、最近何もしてなかったのに引退とは?
最近何もしてなかったということは、気持ちが無かったということに他なりません。
簡単なことですから不良です。早よ言わんね!
都におのぼりして6年の時間です。
養成所など入り、人前に出、さなかに子供の頃から「絶対なる」と決めていたお笑いさんというもの それって何だろう?、という考えを固めるに足る時間でした。
TVに出て、スタジオコントをやる人間、オンバトでネタをやり競う美しい人達、バラエティで大喜利をやりはしゃぐ人達、私どもが憧れた世界はそれ。
それになりたかったなあ。なれるかどうかではなく自動的にならざるを得ない心だった。
なんせ美しい。面白さは神様であり、美しさです。
芸人さんは本当の意味での偶像(アイドル)です。
でも今やお笑いさん、芸人さんというジャンルは、一部抜粋すれば、
ブサイクな人が奇跡的に男前な写真を撮って周りを喜ばせ、
街を歩いて話題の飯を食って感想を言い、
衝撃映像やためになる主婦映像などを見て、スタジオで相槌を打つ(さまをお届けする)、
といった稼働がメインの職業です。
それを知ってはいながら、ネタを踏み台にしてそこに行きたい人もいると知りながら、でも違うはずだと思いとりあえず追いました。
そしたら、追い方も間違ったのかも知れませんし、尖り過ぎたのもあるでしょう。
毎日、変な事ばかりやっていたんですよね。どうしよう~。
やばタン。。
でも、今にして納得するとすれば、『例え変であろうが自分の好きなことをやって、それが評価を受け、仕事としてプロになる』のでなければ、やる意味がないと思っていたので、その答えがもらえました。
好きなことでは評価はされない感じの世の中ですよね。コイツ!
何か、万人に受けて「お金になる」ものが無いと評価もないですよね。
その「お金になる」と「好きなこと」を直接結びつけるのに興味がない私が、うまくいくわけありません。
そのために尖ったネタをやっていたのに。
興味などないに決まり中の決まり。
お金に興味がないというエネルギーが 受けるお笑いをあーでもないこーでもない思索するエネルギーを上回った結果、プロの芸人になる興味が無くなってしまいました。
貧乏を盾にせず、かといって自分に自信がありすぎる訳でもなかった。
知ってて努力しなかった。
ずるかった。
お恥ずかしい話です。手前どもが起こした丸腰一揆、堕落した話で令嬢薔薇図鑑。
でも、そんな感じなんだけどどう思う?ときたもんですよ。
大変楽しい時間で学んだことは無駄になりません。
「一生をかける」という意味で次にやりたいのはお芝居です。
勉強して、トイレ行って、たまに歌って、笑顔して、たまに勉強して、劇団を作りたいと思います。
思えば 1番尖っていた時よくネタライブのアンケートに
「お笑いじゃない」
と書かれたものです。そうです、お笑いじゃないんですよ。
やだあ!!!
お笑いじゃないんです。
近いものは演劇じゃないかと思います。
ヤッターマン、もしくはヤッターワンかパーマン2号なみに頑張ります。
先輩、仲間、シェイプレスさん、谷川さん、じゃぱ男さん、ほまれさん、
ユニットライブをやってくれた宮原、
歴代7組までの相方、助言してくれた人、劇場、ライブの方、ちょっと居た事務所の方、作家さん、
心底ありがとうございました。
そして誰よりも 最後の相方の有田、ありがとう。
一生感謝し続ける。お前がいなかったら有り得ない。まことに!
いや有り得ん。
彼は、今後どうなるか分かりませんがよろしくお願いいたします。
お願いします。