飲み過ぎました。 | 大沼優記の"ぬまぶくろぐ"

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午前9時。

雲一つない青空からの陽射しを浴びて目を覚ます。

この2行だけなら、とても平和な朝の始まりのように見えるかもしれない。

だけど、そこは地獄だった。

頭が割れるように痛い。

喉がからっからに乾いていて、鼻腔の奥が痛い。

床で何も敷かずに寝ていたので、全身がバキボキに痛い。

「あぅ…あぅ…」

獣のように這いながら呻いていると、

「あ、起きた??」

爽やかに福井将太くんがロフトの上から声を掛けてきた。

そう。

昨晩は福井くんと一緒に観劇した後、彼の家でお酒を飲んだのだ。

ところが。

これは人によりけりなのか分からないけど、僕はお酒を飲むと大抵記憶が無くなる。

大学生の頃、合宿で先輩と飲んだ時。

「ものすごく勉強になりました!今日のお話、忘れません!」

そう言って寝た翌朝、

「いやぁ、昨日何話したか全然覚えてないっす!何話しましたかね?(笑)」

と開口一番その先輩に向かって言い放ち、大いに怒らせたことがある。

そんなこんなで、酒量に関係なくお酒を飲むと何をして過ごしたかを記憶に留められなくなるのだ。

こと、昨日は酷い。

福井くんに声を掛けられた段階で、僕の頭には【?】がいっぱいだった。

かろうじて、福井くんと2人でツイキャスをやったことは覚えている。

でも、もうそれ以降の記憶が全くない。

何を話して、いつ寝たのか??

「え?全然覚えてないの??じゃぁ、飲み物無くなってもう一回コンビニに行ったのは覚えてる??」

へ??もう一度コンビニまで出掛けたの??

行ったことも、何を買って帰ってきたのかも覚えていない。

目の前に置かれた、空になったワンカップ大関を見つめて考える。

…思い出せない。

「何も敷かないで寝て、身体大丈夫だった??布団出そうとしたら頑なに断るもんだから…。」

…一つもやり取りを覚えていない。

家に帰り、福井くんにお礼を伝えようとLINEを開くと、既読済みになっている福井くんからの動画が送られていた。

時刻は午前3:43。

おそるおそる再生をしてみると、そこには絵に描いたような酔っ払いがいた。

涅槃仏のポーズでワンカップを飲みながら、言っていることが支離滅裂で呂律さえも回っていない。

おぅ、自己嫌悪…!!

お酒は、ほどほどにですね。

ツイキャスをご覧下さった方々、ありがとうございました!

とても楽しい夜でした!