豚足を茹でたのだから、まぁ昨日の晩御飯は豚足だったわけで。
ところが、だ。
僕は、別に豚足が好物なわけではない。
いや。
むしろ、豚足がどんな感じの味わいだったのか思い出せないくらい馴染みがない。
じゃぁ、何故に豚足を食べたのかというと。
豚足のパッケージに書かれた「コラーゲンたっぷり」という文句に惹かれたからだ。
老け込んだ自分の心身に危機感を抱き、とにかく老いに抗うべく過ごす昨今の中で、視界の隅で捉えてしまったものだから、それは買ってしまう。
そんな流れを経て、茹で上がった豚足と対峙した昨晩なのだ。
恐る恐る一口食べてみる。
あ、これ、アレだ。
苦手なやつだ…!
その昔、中華食べ放題に行った時のこと。
満腹も満腹になった最後のタイミングで、まだ人生で未食だった豚足を注文した。
これが、相当に気持ち悪さを助長した。
豚さんには大変申し訳ない話だけど、満腹で食べる豚足というのは、もう本当に胃袋が土俵際いっぱいまで追い込まれる。
その時のトラウマが、昨日蘇った。
でも、コラーゲンだ。
目の前にコラーゲンがあるのだから、これは摂取せねばなるめぃ。
豚さんに申し訳ないし、豚足高かったもの!
食後。
【コラーゲンを経口摂取してもあまり意味がない】という情報を入手して、「ほげっ!!」となった、昨晩の話。
…豚さん、ご馳走さまでした。