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親が子どもにできることの一つに
『予測不可能な未来を丸ごと受け止める覚悟を決めること』
があります。
先日、あるテレビ番組で
『子どもが無謀すぎる夢を本気で持っていると知った時、親は認めるか認めないか』
という設定でモニタリングをされていました。
ご覧になった方も多いかもしれません(*^^*)
高校三年生の男子が
進路志望に『フィギュアのプロ』と書いてある用紙を、モニタリングのターゲットである父親が見つけます。
母親と高校三年生男子は仕掛け人
父親は、
スケートをほとんどしていないのに、いきなり『プロになりスケート一本で食べていく』と言い出す息子に驚きを隠せません。
そんな驚きを感じながらも
その父親は、穏やかに冷静に
息子の本気度を確認するべく質問を繰り返していました。
息子が席を外した時に、
母親に本音を語る父親。
「あいつが本気で考えていることはじゅうぶん分かる。あいつの人生なんだから、やれるところまでやればいいとも思う。
だけど、もし、これじゃ食べていけない…って気づいた時に、あいつが路頭に迷う姿を見たくない。そんな姿を自分が受け止められるかどうかが怖い…」
そんな本音を抱えながらも
このお父さんは
結局最終的に
息子の無謀すぎる夢を認めて
「やれるところまでやってみればいい」
と結論をだしておられました。
私はこのお父さんが
子どもに対する信頼を本質的に実践されている姿勢に感動と尊敬を覚えました。
これこそまさに、
『予測不可能な未来を丸ごと受け止める覚悟を決めること』
の本質を極めた親の愛だなぁと。
このお父さんは
子どもの人生と、親の人生をきっちり分けて考えておられ、
なおかつ
どうなるのか分からない子どもの未来の姿も受け止める覚悟を決められたんですよね(>人<;)
モニタリング終了後、
息子さんは言っておられました。
「なんだか嬉しかった」と。
自分を信頼してくれているんだな
自分を見守ってくれているんだな
自分の味方でいてくれるんだな
そんな風に感じたんだろうと思いました。
と、まぁここまで究極の例まではいかなくとも、
子育て中は親としていろいろな選択が必要になるかと思います。
そりゃあ子どもにはなるべくなら失敗をさせたくないし、辛い思いをさせたくはない
そう思うのは親心だと重々感じます。
けれども、
失敗をさせたくないあまり、
子どもの人生に先回りして、障害となる物事を取り除いていき続けることが
子どもの『自立』を阻む場合があります。
つまづかないように、困らないように、
子どもより先にあれこれ考えて対策を講じるよりも
つまづいた時、困った時にはいつでも一緒に方法を考えよう。
じゃあ次はどうすればいいだろうね。
いつでも味方でいるからね。
そうやって
失敗を失敗に終わらせないように
失敗を成長の種と考えられるように
子どもに向き合う覚悟が必要になるんだと思います。
子育ては親育てとはよく言ったものですね^_^;
そんな時こそ
アドラー心理学でいう
【課題の分離】は役に立つ捉え方だと思います。
子どもの課題と親の課題を分けること
子どもの人生と親の人生は別物であるということ…
失敗をさせたくないという親の想いから
失敗から得られる成長の種を積まないように
親の想いで子どもの『自立』を阻んでしまわないように
親が子どもにできること
『予測不可能な未来を丸ごと受け止める覚悟を決めること』
とってもふかぁ〜い事例だったので
記事にしてみました(*^^*)
お付き合いいただきありがとうございます✨