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妊娠から死産までのざっとした経緯はこちら


ラミナリアの痛みを最大限排除した方法はこちら



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の続きです。



例の仕事関係者の方と、仕事の件で電話をしました。



予想通り、電話に出て開口一番に

「ぱんぽこママさん、子供が無事に生まれましたよ。」

から始まり、いかに子供が可愛くてあれから充実した日々を過ごしているかを簡潔に言われました。



無事に生まれたことは、私も嬉しいし喜ばしいことだと思っているので、そこは素直に

「おめでとうございます。

良かったですね。」

と、伝えました。




でも前回も書いた通り、私の気持ちはそれだけなんです。

無事のご出産を嬉しいと思えても、それをこの方と共有して喜びを一緒に分かち合いたいかといったら、そんな気持ちは全く持てない。



よって「おめでとう」は言えても、それ以上は私から突っ込む質問も話題もない。

私は黙ってこの方の話しを聞いていましたが、私から質問がないのかな?と思ったのか、電話口で黙る相手。



あー、これはもう少し喜びを分かち合ってあげた方がいいんだ、喜ばしい話題に対してあまりに無関心なのはちょっと失礼かも、と思い、とっさに質問をしました。


「そうなんですね。

お名前はなんて名付けられたんですか?」



ごめんなさい、全然興味がないのに聞きました。


でも喜んでくれた仕事関係者。

「名前はですね〜、こだわったんですよ!

○○って書いて、△△と読みます!」


やはり関心が持てない私。

でも彼は人生最大の喜びの中にいるわけだし、水を差すのもなんだし、喜びを分かち合うふりをするのも社交辞令の一つだろうと、頭をフル回転させながら

「そうなんですね。

珍しくて素敵な名前ですね。」

と、頑張って感想を言ってみました。




いや、もう限界。


気持ちが限界なのではなく、申し訳ないくらい全く関心が持てなくて会話が限界。

無事に出産出来たのは、本当に嬉しい。

自分が死産したからこそ、周りが無事に出産したと聞くとホッとするし、この人は私と同じ思いをせずにすんだんだと安堵できる。



だけどそれだけ。


「ほら、○○って漢字の意味が〜〜でしょう?

〜〜ってとてもいい意味だな、と思って名付けました。」



私「……(なんて返したらいいかわからず沈黙)。」


仕事関係者「……?」


私「あ、ああ……その意味ですか……とてもいい意味ですよね。(相手の言葉を繰り返しただけ)」


仕事関係者「……ありがとうございます。」


私「……いえ……。」


仕事関係者「…………。」


私「…………。」



頑張ったつもりだったのに、私の無関心さが伝わってしまったのか、この後すぐ、仕事関係者の方から仕事の話題をふってきました。




ごめんなさい、

関心を持てなくてごめんなさい。



せめてもっと関心があるふりができれば良かったんでしょうが、それが出来なかったのは私の至らないところだったのかもしれませんし、自分に嘘がつけなかったのかもしれません。




死産直後でこれなら、かなりきつかった。

全く聞きたくない話題だった。

自分の子は亡くなったのに、隣の人は無事に子供を抱ける話しを聞かされた挙句、社交辞令とはいえ喜びを分かち合おうと努力するだなんて、そんなの辛くて辛くて出来なかった。


自分の亡くなった子供に対しても、一瞬でも喜びを露わにすることが失礼になるんじゃないかと罪悪感さえ抱いていたと思います。



今回は仕事関係者だったということもあり、今はそういう意味では、苦しんだ時間の分だけ「これは仕事を潤滑に行うために必要なことだ」と割り切れたのかと思うし、自分の中では一区切りついているんだと思います。


だから別に辛いと思うこともないし、素直に嬉しいと思えるし。



だけど、まだ普通の妊娠出産には「共感」は出来ないな、と思います。



逆に、私が「彼のお子さんが無事に生まれて、本当に良かった」と思う気持ちの背景だって、彼は本当の意味で理解も共感も出来ないと思う。


そんなものだ。



これが仕事関係者ではなく、友人だったとしたら、もっともっと感情的に複雑な気持ちになったんじゃないかな。



天使ママさんの出産には不思議なくらい共感出来るし、興味は津々なのに不思議なものです。

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このブログは、可愛いぱんぽこの思い出と、自分の心の整理と、情報が少ない死産後のことが少しでもお役に立てばと思って更新しています。

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