私史上最高の拍手を贈りたい・・・。 | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

なんとブログ更新が1か月ぶりになってしまいました・・・。

そして、明日はいよいよ結弦くんのたまアリ単独公演爆  笑爆  笑爆  笑

 

 

皆さんに御心配をおかけしてしまったかもしれないので、ちょっとその前に、どうして1か月もブログを更新しなかったか、理由を書かせていただきますね・・・。

 

実は・・・夏にドアに手をはさんで以来、指が動かなくなってしまったというお話をブログに書いていたかと思うのですが、その指が結構大変なことになってしまっていたのです。

 

複合性局所疼痛症候群(CRPS)。この名称を聞いたことのある方はほぼいないと思います。でも、もし知っていれば、この先どこかで万が一、私のような事態に陥ることがあれば、必ず知っていてよかったと思える名称だと思います。

 

ドアに手をはさんで最初に通った整形外科の先生の診断は、「腱が伸びてしまい、腱鞘炎のひどい状態になった・・・」というものでした。そこで2か月、超音波治療とリハビリを受けました。その間、二度レントゲンを撮り、リュウマチの検査もしました。どちらも異常なしということで、結局、「腱鞘炎のひどい状態だから、辛抱強く超音波をあてる治療とリハビリを頑張るしかない。でも、もうそろそろ時間がかかり過ぎなので、手のひらにステロイドの注射をした方がよいかもしれない。ただ、何度もこの注射をすると腱が切れやすくなる、などのデメリットがある」という説明を受けました・・・。

 

2か月頑張ってもよくなるどころか、腫れも引かず、熱を持って痛みが引かない私の指たち・・・。先生には温めた方がいいと言われ、リハビリ担当の方には痛ければあまり動かさない方がいいと言われ、ひたすら温め、痛みが長く続くので動かさない、という状態を2か月続けてしまい・・・さすがに私も「何かが違う」と思い始めて・・・(時すでに遅し)自分でインターネットで調べ始めました。

 

そして、手には「手外科」なる専門ジャンルが整形外科の中に存在し、そこには手外科専門の先生がいるということを知ったのです。まあ、普通、最初は整形外科に行きますよね・・・。そんなこと知らないですよね・・・。

 

そこで、最初の整形外科の先生に大きな病院の手外科に行きたいと申し出て、先生も賛成してくださったので、受傷後2か月経ってやっと大きな病院の手外科の先生に診ていただくことになったのです。

 

それから、何とかその大きな病院の予約を取って、レントゲンをまた撮って、手外科の先生に診ていただいたところ・・・「複合性局所疼痛症候群(CRPS)かもしれない。もしそうだとすると、整形外科だけの範疇ではなくなるので、CRPSを専門に診てくれるところに早く行った方がいい。なかなか難しい病態だから」と言われ、また次の病院へ行くことになりました。

 

その病院というのが慶應義塾大学病院の痛み診療センターというところだったのです。こちらは「痛み」を整形外科、麻酔科、精神科等々・・・いろいろな分野の専門の先生が総合的かつ多角的に診てくださって、それぞれの患者さんに最適だと思われる診療を提供してくださるところになります。私はそこでCRPSの治療を受けることになりました。

 

どんなに温めても超音波治療を続けても治らなかった理由について、この展開の中で初めて、納得のいく形で説明を受けることができました。

 

まさかドアに手をはさんで整形外科ではなくて麻酔科で治療を受けることになるとは思いもよりませんでしたが、複合性局所疼痛症候群(CRPS)というのは、神経の後遺障害のようなものみたいです・・・なので、整形外科での一般的な治療で治すのは難しかったんですね。

 

今は首に星状神経節ブロック注射というものを毎週して、リハビリも慶應義塾大学病院で続けています。また温めるのではなくて、先生の勧めで温冷交代浴といって、温かいお湯と冷水に交互に手を浸すという療法も毎日やっています。ひと月ちょっとになるかな・・・なんとかたまアリでのRE_PRAYの頃には治っていてほしいと祈り続けてきて、本当にやっと今、動かなかった指でキーボードを叩くことができるまで回復しました。

 

首にある交感神経節に局所麻酔薬を注入するのが星状神経節ブロックです。交感神経を一時的にブロックして、交感神経の過緊張を緩めて血行をよくし、自然治癒力を助けるための注射になります。だから、麻酔科なんですね。

 

CRPSというのは、もしかしたらおそらく私の持病とも少し関係があるのかなとも感じていますが、ストレスをため込みやすい方とか、いろいろ考えこみやすい方とか、少し頭の片隅に置いておいが方がよいかもしれないと思います。10万人のうちの0.6~6人という有病率と書かれている資料もあって、実際ここまで来てしまうのはかなり稀なケースかもしれません。なので、最初の整形外科の先生も、もしかしたらCRPSの患者さんを診た事がなくて、わからなかったのかもしれないですね・・・。

 

どんな打撲でも2~3週間ぐらい経てばよくなっているという感覚が出てくると思います。その時点でもし痛みが逆にひどくなっていくようであれば、やはり自分からセカンドオピニオンを求めて動いてもよいのかもしれません・・・。

 

今もまだ手の感覚は完全に戻ったわけではないので、治療は続いています。でも、PCを打てるようになったし、布団を干せるようになったし、中華鍋も持てるようになりました。あともうちょっとだと思ってまた頑張ります。でももし、1か月前に自分から積極的に動いていれば、もっと早く治っていたかもしれない、と思う気持ちもあります・・・。

 

本当に最初の2カ月間は辛かったです・・・。3本の指は赤黒く腫れて熱を持ち、指先が何かに触れると電気が走り、曲げることができない。日常生活にも大きな影響がありましたし、そして、精神的なダメージもとても大きかったです。原因のわからない痛みほど辛いものはありません。今やっている治療が合っているのか、診断は正しいのか、本当に毎日悶々とネット検索をしても、一向にこれだと思う病名にたどり着きませんでした。

 

でも、二人目の手外科の先生にたどり着く直前だったかな、私もネットでCRPSという言葉を見かけ、その症状が私の症状と酷似していたことに気が付いたのは・・・。だから、先生から同じ名称を聞いた時、納得がいったんですよね。

 

慶應義塾大学病院で治療の方針が決まって、難しい病気だけど、頑張ろうって思って、一生懸命リハビリにも励みました。ただひたすら、結弦くんのRe_PRAYの頃には治りたい一心で・・・。

 

そして本当に、こうやってキーボードが打てるまで回復できました・・・。もう、この指たちは動かないかもしれない・・・そうしたら、これからどうやって生きていったらいいんだろ・・・ずっとずっと、2カ月間、そんなことばかり考えて落ち込んでいたので・・・今、本当に嬉しいです。指を動かせることがこんなにも幸せなことなんだなって・・・。

 

まだ少し腫れているし、痛みも少しあるし、手の色も元通りではないけれど、それでも前進してきました。そして、明日はこの動くようになった指たちで・・・結弦くんに拍手を送ることができます・・・(泣)

 

それが一番心配だったし、辛かったんです・・・。だって、結弦くんの演技を観て、指が痛んで拍手を送れないなんて・・・辛過ぎませんか???

 

拍手の練習をすれば激痛が走る指たち。痛みに絶望する時間は果てしなく長く感じましたけど、本当になんとか結弦くんに拍手を送れるまで回復したいと頑張ってきたので、明日はこの指たちを使って、今できる精一杯の拍手を結弦くんに贈りたいです。

 

結弦くん、とてもとても、明日を楽しみに、ただそれだけを励みに頑張ってきました。日本のみならず、世界中からファンが続々とたまアリに集結しているようですね。そして、日本だけじゃなく世界中のファンがライブ配信を楽しめたり、映画館でも大勢のファンが楽しめるように、結弦くんがしてくれたんですね。

 

たくさんのファンに愛されている結弦くんが、本当に誇らしいし、結弦くんのファンで本当によかったです・・・。

 

結弦くん、たくさん、たくさん、頑張ってきたことでしょう。見えないところでどれだけ頑張ってきたか、どれだけ泣いてきたか・・・。

 

でもね、そんな結弦くんの努力の結晶を見たいと、私みたいに一生懸命リハビリを頑張ってきた人もたくさん、たくさん、いると思うし、今も懸命にいろいろなことで頑張っているファンが、たくさんいると思います。

 

テレビでも、現地でも、ライブ配信や、映画館でも・・・ファンは皆、それぞれの思いで結弦くんを応援したくて、結弦くんの演技が観たくて、頑張っていると思います。

 

そんな大きなものを背負わせ続けてしまって・・・申し訳なさで胸が詰まりそうになる時もあるけれど、それでもやっぱり結弦くんが皆大好きで、皆、結弦くんを応援したくてたまらないんですよね・・・。こんなファンの気持ち、明日、届くといいなあ・・・。

 

・・・長文となってしまいましたが、以上が、私がしばらくブログの更新ができなかった理由です。こんな長文をタイプできるようになったことがまず奇跡のような気持ちです。が、さすがに指が痛み始めてきたので、この辺で終了させていただきますね。

 

一時は・・・眠らないほどの痛みが続いて憎くてたまらなかったこの指たちだけど・・・でも、結弦くんに拍手を送れる指に戻ってくれて、憎んでゴメン、と言いたいです。明日の私の結弦くんへ贈る拍手は、私史上最高の拍手です・・・。

 

それではそれぞれの戦場で頑張りながら、RE_PRAYを心待ちにしているファンの皆さん、この二日間、大いに盛り上がり、楽しみましょう!!!