告白・・・結局、また結弦くんへ・・・。 | ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

ショピンの魚に恋して ☆羽生結弦選手に感謝を込めて☆

清冽な雪解けの水のようにほとばしる命の煌めき・・・
至高のアスリートにしてアーティスト、
羽生結弦選手を応援しています。

皆さん、コメントありがとうございます。

ちょっとずつお返事させていただいています。

 

そして・・・

もう書かない、と書いたのに・・・

またこの件について書いてしまう私をどうかお許しください。

 

実は・・・

私はずっと8月のあの日から辛くて辛くて仕方なかったことがあったんです。

 

自分の不注意でドアに手を挟み、それからずっと原因不明の痛みに昼夜悩まされて病院を転々とした挙句、慶應義塾大学病院で複合性局所疼痛症候群(CRPS)の診断を受け、通院しているというお話は以前ブログに書きました。

 

日常生活が完全におかしくなってしまうほど悩まされたこの痛みは・・・実は、ファンの皆さんが何よりも心待ちにしていた、結弦くんの幸せのお知らせが届いた8月のあの日の出来事だったんです・・・。

 

誠実な結弦くんはきっと、ファンの皆さんのことを考えて、あの大切なお知らせを届けてくれたんだと思います・・・。

 

大切な大切な結弦くんの幸せな日を、私は自分の不注意で汚してしまったような気持ちになって、ずっとずっと焦っていました。だから、こんな怪我はなんてことはないと思おうとしていました・・・。

 

私も一ファンとして、ファンの皆さんたちとこの幸せに浸りたかったのに・・・皆さんの大切な一日を私の不注意で汚してしまったような気がして、辛くて辛くて仕方なくて・・・。

 

そんな気持ちを抱えながら、あの日からずっと手の痛みと向き合ってきました。

 

だから・・・本当に結弦くんから悲しい辛いお知らせを聞いて、これは私のせいなんじゃないか!?という気持ちがどんどん強くなってしまって、自意識過剰過ぎだと思いますが、全く個人的な意味で別な悲しさが募ってしまいました・・・。

 

あの日から私は、原因不明の痛みに苦しんできました。たった数か月かもしれませんが、恐ろしく長く感じました。

 

季節はうだるような猛暑から冷たい風に枯れ葉が舞う頃となり、その間、苦しむ事以外に何かをしたという記憶が私にはほとんどありません。

 

同じ時期・・・結弦くんが実はどれほどの苦しみにさいなまれていたかなんて・・・想像することすらできませんでした。361日という日にちがある中で、なぜ一番嬉しいはずの日に私は!!!って・・・。

 

今週もう一度大学病院に行って、そこでの治療は終わる予定です。これ以上、首の神経に注射を打ち続けたくないというのもあるし、辛かった時からは8割ほど痛みも回復しました。元通りに戻るか、戻らないでこのままなのか、わからないですが・・・主治医の先生とも相談の上、決めることになります。

 

私には良い病院との出会いがあり、そこで痛みの原因がようやくわかり、こうして日常生活をほぼ取り戻せるところまで、結弦くんと同じ長さのこの月日で、たどりつくことができました。

 

なのに、なのに、結弦くんは・・・。

結弦くんの受けた傷を、癒してくれる場所はいったいどこにあるのでしょう・・・。

氷の上?氷だけが・・・結弦くんの苦しさをわかってくれる場所なのでしょうか・・・。

 

仙台ルールの結界なんて、競技時代のもうとっくの昔に破られていました。SNSに流れて来る結弦くんのプライバシーの侵害を、見たくなくても何度も目撃してきました・・・。

 

マスコミが悪いとかファンが悪いとか、どっちがどうのとかそういうことではなくて、この悲劇は、私は日本社会の闇から生まれたものだと思っています。

 

自称ファンであろうと一般の人であろうと結弦くんのプライバシーに関心を持つという需要層があり、その需要を満たすことでお金になるという構造ができあがってしまって・・・そんな悲惨な状況で、結弦くんは一人試合に臨んできていました。

 

皆で競い合う競技という世界で、いわばたった一人、別次元の戦いを強いられてきた長い歳月を・・・私たちはずっと見守る事しかできませんでした。

 

結弦くんの演技を見て救われた私たちが流してきた涙は・・・

結弦くんに幸せを届ける事ができたでしょうか・・・。

 

結弦くんに救われてきた私たちは、

束になっても、結弦くんの幸せを守れなかったではないか・・・

 

もう、無力感でいっぱいです。

 

結弦くんは世界中に今なお多くのファンを増やし続けていますが、これだけはきっぱり言いたいです。それは決して、プライバシーを切り売りして獲得してきた人気ではないんです。

 

誰よりももがき苦しみ、誰よりも人の痛みを自分の事のように感じながら、大好きなスケートで多くの人々に幸せと癒しと涙を届けてくれたから・・・そこに人はどうしようもなく惹きつけられてきた結果なんですよ。

 

この犯罪レベルの週刊誌を訴えるというのも最後の手段かもしれません。今回、結弦くんからのメッセージとともにチーム・シリウスの代表取締役の方が初めて公にコメントを出されているのは、その最後通告ともとらえることができるかもしれません・・・。

 

でも一方で・・・これまで名前の知られた方々がそうした裁判を起こし、勝ってきたとしても、一向にこうした問題がなくならないという事実を作り出しているのが日本の社会です・・・。

 

もちろん、大多数の日本人は日本人としての心の美しさを今も持って生きておられます。だからこそ、様々な人々が声をあげてくださっているではありませんか・・・。

 

でもね、でもですよ。墨汁を一滴落としただけで、きれいなコップの水が濁ってしまうように、ほんのわずかな卑劣な言動が、この社会を歪んだものに変えていってしまう・・・実際、それで他人の幸せを踏みにじってしまった、そんなことが起きてしまったんですよ・・・。

 

結弦くん・・・もしかしてあなたは、人生に対して固い決意をしてしまったのではないでしょうか。本当に心配でなりません。

 

結弦くんほどの人が・・・よほどの決意をして選んだ道を・・・よほどのひどい出来事の数々が打ち砕いてしまった。そう考えざるを得ません。

 

自分だけの事だったら・・・それこそ競技時代は、耐え忍んできたのでしょう。

 

でも、結弦くん。守りたかったんだよね。

自分が矢面に立つことで、守ろうとしているんだよね・・・。

 

一ファンは何の役にも立てなくて、本当にごめんなさい。長い事結弦くんを見守らせていただいてきましたが、こんなに無力で本当にごめんね・・・。

 

でも、結弦くん、どうか、どうか、一人の人としての幸せを諦めてしまうような決意は、そんな風にきっぱりと固く決めてしまったりしないでいてほしいです。

 

言葉でいうのは簡単かもしれないけれど・・・でも、人生は長くて、予想もできなくて・・・今後の一人の人としての幸せの形を、これから長い時間をかけて見つけていく自由が、結弦くんにはあると思います。その自由を選ぶこともまたできるのだと思います。

 

結婚って、私が言うのもなんですが、紙切れ一枚の契約です。紆余曲折あって、運命に流され、導かれ、後戻りする道も、別な道もある・・・愛って、本物の愛って、紙切れに縛られるものじゃないんじゃないかなと思います・・・。

 

幸せの形って、本当に人それぞれです・・・。どれが正解というものもない。結婚という紙切れ一枚の契約で、幸せになる人もいれば、不幸になる人もいる。不幸だと思ったら、それが幸せにつながっていくということもある・・・。

 

目の前の事で、今、目の前にある辛さの中で、どうか決して、幸せのカタチを決めてしまわないでほしいです。

 

いつか必ず、その時は結弦くんに訪れます。こんなに多くの人々が結弦くんの幸せを願っています。あなたが幸せになれないはずがない。

 

応援し続けることしかできない私ですが、どうか、結弦くん、あなたなりの幸せを、あなたなりの愛の形を見つけてください。そしてどうか、幸せになることを諦めてしまわないでね。