悲しみがこんにちはと言ったから

悲しみがこんにちはと言ったから

わたしは気付かないふりをした

悲しみがこんにちはと言ったから

わたしはヘッドフォンをした

悲しみは私の顔を覗き込み

しばらく黙って立っていた

悲しみがまたこんにちはと言って

とうとうわたしは返事をした

それからわたしは悲しかった

わたしは悲しくなったので

携帯電話を手にとって

今一番話したい人に

電話をかけることにした

ツーツーツーと音がして

かかる寸前電源を切った

わたしのこの悲しみを

わかる人がいるだろうか

もしわかる人がいるのなら

その人とは一緒に

生きていける気がする

そんな気がする

悲しみがこんにちはと言ったから

わたしはにっこり笑って

こんにちはと返事をした

わたしは今日

少しだけおとなになった

ライブ情報

■音魂イリュージョン Vol.152

日時：6月14日(日)
場所：秋葉原Live Spot PAGODA
http://will-company.jp/pagoda/top.htm

時間：OPEN 17:30 START 18:00
料金：1800円+ドリンク500円

出演順：POP RADIO／輩☆座／Vivace／喜怒哀楽

※POP RADIOは4バンド中2番目、18:45～の出演予定です。

5月17日ライブ後記

僕らはラモーンズみたいなものなのだ、というが、最近の僕の結論です。

それは音楽のスタイルではなくて、姿勢みたいなもの。

もし、ラモーンズが革ジャン止めていたり、いい加減スリーコードも飽きたから、別のスタイルの音楽やろうぜ、なんて言ってたら、ファンはみんな幻滅したと思う。

ジョー・ストラマーが生涯テレキャス一本で通したように、僕もエピフォン・カジノをずっと弾いていたい。これは、僕の夢のひとつです。

ただ単にワンパターンなのではなくて、ひとつのフォーマットを熟成させること。それでたどり着いたのが、今の場所なのだと思います。

今の自分達の気分は、昨年までの自分達と、まったく違うような気がします。個人的には、同じバンドをやっている気はしないです。

外側のフォーマットが変わらずに、内面が変化していくこと。かつて誰もやっていないことを、今自分達がやっているような気がします。特異なバンドですし、わかりにくいところもあるかもしれませんが、好き嫌いはともかく、大抵の人は楽しめるものになっているのではないでしょうか。

余韻も何もなく、終わったらまた次です。またひとつひとつ積み重ねて、その日来たお客さんに楽しんでもらうこと。これから先も、ずっと続けていこうと思います。

5/17ライブ情報

■音魂イリュージョン Vol.148

日時：5月17日(日)
場所：秋葉原Live Spot PAGODA
http://will-company.jp/pagoda/top.htm

時間：OPEN 17:00 START 17:30
料金：1800円+ドリンク500円

出演順：POP RADIO／音座／ROXX／佐々木まな美

※POP RADIOは4バンド中4番目、19:35～の出演予定です。