あかるくずぶとく

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関西にて役者として活動中、中嶋久美子(キャパシティせまめ ユニットまいあがれ)のブログです。
活動のご報告、日々のこと。書き綴ります。



ネコ・ザ・メタボと中嶋久美子による


滋賀発☆実験的コメディユニット

キャパシティ狭め


その名のとおりキャパシティは狭めで。基本的には1コインで。

実験的なパフォーマンスをしているユニットです。


コメディだけではなくダンスも芝居もいろいろやります。


ブログもあるよ→http://capa-sema.tumblr.com/


お問い合わせはこちら→ capa.sema@gmail.com


札幌の上田龍成さんと、大平詩織さんが「次の場所までさようなら。」を上演してくださることが発表されましたね!


わたくしとしてはもうこのタイミングでこの流れのブログを書き切るしかない、という感じです。


SPR+の期間中に、TwitterX)でふんわりと「もう最後かな」とつぶやいたところ、次の日劇場入りしたときに小室さんがめちゃくちゃ寂しそうな顔で

……もうやらないんですか?」

と仰って。

ひょっとしたら小室さんは私よりも「次の場所」好きなんじゃないだろうか


あんな寂しそうな顔をしてくれる人がいる限り、いつだってやるぞ!という気持ちで居ようと決めました。


10年後でもできる方法は、きっとある。

たぶん。


札幌で上演してくださる大平さんは、きちんとバレエも踊れる女優さんとのことなので、きっと私にはできない「次の場所」をみなさんに見せてくれると思います。


さて、

自分の納得いく準備を重ね

本番をやり抜く為の稽古をし


何も怖くない状態で舞台にあがり

「あぁ!楽しかった!」

と舞台をおりたときに思いたい


ということで挑んだ「SPR+


結局のところ本番前には


どんなに深呼吸しても心臓はドキドキするし。

着替えるタイミングはちょっと早すぎたり遅すぎたりだし。

暗闇で口紅塗ってわけわかんなくなっちゃうし。

舞台に繋がる袖の入り口が分からなくて迷子になるし。

セリフ噛んだし。

序盤で足つったり。

舞台最前列で見てるのあれみうらさんじゃないの!?とか考えてたし。

(そっくりさんでした。)


全ての上演を終え、お向かいのだだっ広い公園で休憩してるときに二朗さんに

「どうだった?」

と聞かれたんですが。


私の口から

「最高でした!」


と出ることはなく


「昼の回らしい出来でした。」

みたいなことを言ったと思います。


なにも怖いものがなく、「ちょう最高でした」と言える日はたぶん、来ない。


どうしたって片足を現実に突っ込みながらしか舞台に上がれないわたしは、いつまでも怖がりながら舞台に上がるんだろう。


人前に立つことは勇気がいる。

毎度毎度、無けなしの勇気を奮い立たせて、振り絞って舞台に出る。


完璧にできたことも、満足したことも無いけど、手を抜いた事はない。


それで充分。


それではやっとこさ、これを書きたかっただけなのにこんなにも時間がかかってしまいました。


この度札幌に呼んでくださった

INDEPENDENT:SPR実行委員会のみなさま

実行に当たり様々な準備をして下さったスタッフのみなさま、関係者のみなさま本当にありがとうございました。


関西からも足を運んで下さったお客様

おかえりなさい、と喜んでくださった札幌のみなさま、ありがとうございます

とても心強かったです。


関西で応援してくださっていた皆様、稽古に力を貸してくださった演劇関係者のみなさま、ありがとうございました。


すっかり滋賀でのんびりしているので、引退したんかい、と思われることも度々あるのですが、特にそんなつもりもなく、他に面白いことがあるので今はそれをやっています。


わたしが米山真理とやっているユニット「まいあがれ」の二人芝居「なっぽん」(作、演 イトウワカナ)

を札幌で上演する野望がまだありますので、札幌へはまた行きます。


一人芝居も、また違う作品もやってみたいと思っています。

今だ!という時がきたらチャレンジしたいと思っています。


それでは、長々とお付き合いありがとうございました。





先日演劇仲間達と飲みに行ったところ

オイ、ブログどうなってんだ、と言われまして。


案の定失速に失速を重ねてすっかり今更感がすごいのですが、とにかく本番までの話は書ききりたいと思います。


ここまで放置した要因としては、本番が終わってすぐに購入したゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダムがとんでもなく面白いせいです。


さて。

演劇を楽しむためにたてた目標


①稽古は長期スパンで詰め込まない。

②稽古場の雰囲気は楽しく。

③本番前にとんでもない緊張をしない。


長年演劇を続けてきましたが、そのなかで

「あー本番チョー楽しかった」

って思ったことって本当に少ないんです。

いつだって本番は緊張するし。

失敗するし。

失敗しなかった本番もいつも失敗したらどうしようなんてばかり考えてるし。


他の役者のみなさんはどうなんでしょう?


私はどちらかというと稽古の過程が好きなんだと思います。


今回はすくなくとも、

「あぁ、いい本番だった。ベストを尽くした」

と、思いたい。


そのためには良いコンディションで本番を迎えねばならない。


本番を想定、いや、本番を上回る本番を想定した稽古をしよう!


ということで、たくさんの演劇人をお呼びして本番前稽古をしました。


なにせ演劇関係者がたくさん来ている客席は緊張しますからね!






しかし初日こそ緊張したものの、

2日目になるとわたしの好きな人たちがわたしの好きな演劇を見に来てくれるという、素晴らしい会になってしまい大変楽しい時間になりました。

ご参加くださった皆様ありがとうございました。


まいあがれ相方の米山真理が客席の一番後ろの端っこで見ててくれたり。

(本人はその頃ハマっていたAIイラストに写真を変換するシステムでバレリーナの写真を撮ることに夢中)


以下、参考画像




セレクションツアーでも彗星ポストグラフツアーでも一緒だった勝山さんが見ていてくれることなどを思うと、色んなことを思い出して大変胸が熱くなりました。


とにかく「人前でやったのだ!」という自信と、それなりにウケた!という自信をつけ

本番に対するネガティブな気持ちを払拭して本番に挑む………‼︎‼︎‼︎‼︎








よく考えたら楽しみに観にきてくださったお客様も読むかもしれないというのに、「めんどくさい」を連呼して本当に申し訳ありませんでした。


しかしかの宮崎駿も「めんどくさい、めんどくさい」言いながらアニメを作っているのでどうぞご容赦ください。


手のかかることは視点をかえれば大抵はめんどくさいのです。


めんどくさくない演劇をしよう!と、目標をかかげて取り組んだ「SPR+版 次の場所までさようなら。」


①稽古は長期スパンで詰め込まない。

②稽古場の雰囲気は楽しく。

③本番前にとんでもない緊張をしない。


そういえば。

今回の「演出•bloombomb」とはどこのどいつやねん、とお思いになった方もいらっしゃるでしょう。


そもそもこの作品の演出をつけてくれたのは、泉寛介さん(baghdad cafe'

SPR23+の出演が決まった(決めた)時点でご相談しましたがお仕事の関係で今回はノータッチということになり。

しかし基本的なことはこれまでの演出を踏襲したい。

今回稽古を見てくれるのは二朗さんだ。

じゃあ演出二朗松田なのか。

それはなんかちょっと違う。

二朗さんもちょっと嫌そうだった。


そこで私が昔に劇団をやめ、フリーになった時点で作ったものの、一度も稼働していない1人ユニットの名前を引っ張り出してきた次第です。

ところが今回の私のカッコ内クレジットは米山真理とのふたりユニット(まいあがれ)がつけられており。


(これに関してはいつか2人芝居「なっぽん」を札幌でやるぞ、という願いが込められているのですがそれに関してはまだ後ほど)


いよいよほんまに「bloombomb」ってだれやねん。となった次第であります。


あのクレイジーな台本を「なぜか感動するクレイジーな演劇」に仕上げてくれたのは泉寛介という男です。


そんなわけで、滋賀で1人で練習をして、週に一回大阪で二朗さんに見てもらう。

あとは体力作りなど、という感じで比較的余裕を持った稽古スケジュールで。


②稽古場の雰囲気に関しては、大変和やかで。

二朗さんは近年すっかり演出もできる脚本家になられ、的確なアドバイスをそれはそれは柔らかい物言いで伝えてくれたのでモメようがありませんでした。

年齢を重ねて私も心身共に丸くなったのもあったのかもしれません。


唯一ちょっと険悪になったのは、大阪での最終稽古を演プロとダブルブッキングしたのをけっこう直前に打ち明けられたときだけだったと思います。





③の本番準備に関しましては長くなりそうなので


つづく!


とりあえずお礼を書きたかっただけなのになんかこんな長くなって。

でも楽しいのでもう少し書きます。