バックボーン 前編 | QOOLAND タカギ皓平 オフィシャルブログ

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僕たちQOOLANDのフルアルバム『COME TOGETHER』が明日12/9にいよいよリリース。そして本日は待ちに待った店着日。

手に取ってくれた人には沢山聴いてもらいたいし、そうさせる自信のある作品でもあります。

でも、ただQOOLANDの作品として受け止めるだけじゃなくて、僕らにどんなバックボーンがあるのかを知ってもらえたら、この作品を聴くことに更に深みが出るのかなと思いました。なので、僕の血肉となった音楽を色々紹介してみようと思います。

今回は邦楽編!

the brilliant green

多分このバンドを知ったのは小学校四年生か五年生くらい。
当時学校から帰っては家でダラダラしてた僕を見かねた母親が『何かしら習い事でもしてみなさい。』と勧めてくれたことでドラムを習い始めることになるのですが、そこで他の生徒さんが叩いてたのがブリグリのThere will be love there -愛のある場所-という曲でした。

めちゃくちゃポップなメロディーで曲としての完成度が凄く高い。けど日本的なポップスじゃなくてOASISのような伸びがある心地良さや、ゴリゴリしたグランジなギターサウンドだったり、アプローチには洋楽の背景が要所に出てきて彼らのバックボーンが伺えます。

ドラム的に何か大きな影響を受けたとかは無かったんですが、今聞くと凄く細かいゴーストの使い方や、リズムのポケットが秀逸で流石だなと思います。メンバーにドラマーは在籍しておらず、スタジオミュージシャンが叩いてます。



ゆず

誰しもがご存知のゆず。
中学時代の友達がゆずの弾き語りを始めたのをきっかけにギターを教えてもらい、その時からゆずを聴くようになりました。
貯蓄してたお年玉で3万円のヤマハのアコギを購入し、ゆずのスコアをひたすらコピーしてた記憶があります。
曲が展開する時にセブンスコード挟むのが僕は好きなんですけど、多分この辺はゆずの影響かも。
コード進行をアレンジする際は今でも中学の時に買ったゆずのスコアから拝借することが多いです。


HI-STANDARD

青春オブ青春。
僕をドラマーとして駆り立てたきっかけのバンド。今でこそメロコアシーンでは当たり前になった高速ツービートですけど、当時小学生の僕にはあまりに刺激的なスピードビートで、それはもうハマりにハマった。早弾きに憧れてギター始めた少年と同じノリですね。
当時通ってたドラム教室にいた高校生の兄ちゃんがハイスタをバシバシ叩いててそれがまたカッコ良かったから大いに影響を受けたのもポイント高いです。
今でも大好き。



ASIAN KUNG-FU GENERATION

これもみんなご存知アジカン。
所謂メガネロックと呼ばれるシーンにおいて最も成功したバンド。多分。
高校生の時に友達に教えてもらってどハマりした記憶があります。
そのアルバムが『君繋ファイブエム』だったんですが、このアルバムが僕の中では今でもアルバム作品においての指針になってる気がします。
勿論、QOOLAND『COME TOGETHER』を作る上でも大きく道筋を拓いてくれたと思っています。けど、あくまで僕の中でです。


くるり

みんな大好きくるり。
全然商業的な音楽じゃないけど、純粋な良さだけで地位を築き上げたバンドだと思います。
音楽的な話になりますが、くるりのメロディーって起伏が殆どないんです。
けど、これだけ音楽が良いのはコードワークでちゃんと景色が見える要素だったり、メロディーの流れにちゃんと物語があるからだと思うんです。
そして、メロディーの良さはコードワークによって生かしも殺しもされることに気付かせてくれました。

あと、絶対紹介しときたいのは2004年頃在籍していたドラマーのクリストファー・マグワイア。『くるくる節』というDVDで彼の活躍が堪能出来ます。
死ぬほどカッコいいし、兎に角大胆。
ドーンも出せるし、細かいアプローチは恐ろしく緻密。
好きなドラマーを聞かれて真っ先にこの人が出てくるくらいには愛おしいドラマーです。

くるりとは2014/5/25に対バンさせてもらえました。今でも深く深く思い出に残ってます。

音楽として好きなくるり

クリストファーを知るきっかけとなった映像

the band apart

衝撃中の衝撃。
音楽ってここまで出来るんだと、既存の音楽の限界を打ち破ったバンド。
コード、リフ、ギターの絡み、リズム遊びと影響を受けた要素が多すぎる。
QOOLANDにもバンアパイズムが多く含まれていて、COME TOGETHERの11曲目『Today Today Today & Yesterday』なんかはまさしくって感じです。
歌が無くてもインストゥルメンタルだけで聴けちゃう美味しさですね。
今も大好きだし、参考にさせてもらうことが非常に多いバンドです。


上記以外にも勿論沢山あるんですけど、ゴリゴリに影響を受けたのはこれらかなと思います。
こうやってまとめてみるとあんまバンドマンらしくないチョイスというか、普通にポップミュージックとして聴かれてる音楽が主だなと思いました。
QOOLANDも勿論ポップミュージックとして聴いてもらえることに重きを置いてますし、やっぱり僕はポップスが好きです。


明日はいよいよQOOLAND 『COME TOGETHER』がリリース!

お楽しみに!